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2009年9月15日 (火)

大正野球娘。 第10話

 何とかして巴に近づきたい鏡子。ですがなかなか
思うようにはいかず、、、。特に野球で失敗すると、
桜花会の他のメンバーにも迷惑をかけちゃいますね。
鏡子が自分のすべき事を見つけられた時、巴は彼女に
微笑みかけてくれるでしょうか。

 テレビ放送中のアニメ「大正野球娘。」、第10話
私は何をする人ぞ」です。
 チームの力を強化するため、桜花会は晶子の別荘
で合宿を行う。目的地への旅の途中、各人は夏の
高原に思いをはせ、期待に胸を膨らませていた。
とりわけ鏡子は、この機会に巴との距離を縮めようと
決意を新たにするのだった。

 百合的には、鏡子が希望を実現させるのを応援
したいですね。たとえ何をしても失敗ばかりだった
としても、彼女が巴を慕う気持ちは誰にも負けは
いません。彼女の一生懸命さ、ひたむきさに巴が
気づいて、同じように好意を持ってくれるなら、
鏡子はとても嬉しいでしょうし、桜花会のためにも
尽くそうと考えるのではないでしょうか。
 とはいえ今回の鏡子は、巴の事ばかり思いすぎて、
桜花会の目的の野球にさえ身が入らなくなっている
ようです。野球は9人が力を合わせてするスポーツ。
しかも桜花会の場合は、選手がちょうど9人しか
いませんから、けがなどして1人でも欠ければ試合
すらできなくなってしまいます。
 それに、自分達が相手にしようとしているのは、
年上でずっと野球をしてきた男子達です。一人一人
の力量だけでなく9人の強い連係が要求されます。
チームの弱い部分を叩かれないようにするためにも、
彼女達の腕前の底上げが必要なのでしょう。

 アンナは、そんな判断をして、鏡子にアドバイス
したのかもしれません。第4話でアンナが引いた、
後戻りの許されない線を越えてきた以上、鏡子にも
それなりの覚悟があると、彼女は考えたのでしょう。
 その結果は、、、という所で、桜花会にとっては
心強い事になったようです。また一つ、彼女達は
苦しみを乗り越えて団結を強めたみたいですね。
 、、、けれど、鏡子の恋心について言えば、ちょっと
後戻りしてしまったような気もします。鏡子は、
アンナのアドバイスを通じて、浮ついた気持ちでは
野球で男子に勝つなんてできない、だから練習に
全力で取り組まなければならない、と考えたように
思えます。
 それは、いつも「巴お姉様」の事を考え、後を
追いかけている鏡子自身を戒めているようにも
見えます。鏡子がこの考えを保ち続けるなら、
彼女が巴との距離を縮める障壁になりそうな、、、。
 アンナは、鏡子達の恋愛についてどう考えて
いるのでしょうね。野球(と勉強)以外の事では、
彼女はあまり小梅達に口出しするつもりはない
ようにも感じられます。けれど恋する気持ちが
野球を上達させる邪魔になるなら、、、。この辺りは
微妙なのかもですね。

 例えば乃枝は、国キネのスタッフとの間で淡い
気持ちが生まれそうになっています。また記子は
朝香中学のスコアラーと何か関係があっても
おかしくはない状況? それに小梅は、三郎に
対してまんざらでもないような姿勢を見せて
います。
 彼女達のそんな人間関係が、野球のプレイに
もし影響を与えるとしたら、アンナはどうするの
でしょうね。恋愛禁止にするのか、それとも
「Girl meets boy」なんて言って応援するとか?
メンバー達の恋心を支持するのであれば、百合な
感情も認めてもらいたいですね。

 さて今回は合宿とあって、制服や袴、野球の
ユニフォームとも違うメンバー達の服装が披露
されていましたね。また、夏のお泊まりの王道
とも言えそうなお楽しみを味わう事ができて、
全員が気持ちをリフレッシュできたのでは。

 そんな場面の中で、今回はいつも以上に、
彼女達の間にある「ペア」が強調されていた気が
します。例えば鏡子と胡蝶。この2人は、行きの
車の中では隣り合って座っていたようです。
寮で同室の彼女達は、桜花会でも2人だけ
1年生なためか一緒に行動する事が多いみたい
です。巴に少しでも近づきたい鏡子を、胡蝶は
あきれたりせず応援している感じですね。
仲の良い友達のために、協力は惜しまない
ようです。

 巴と静の姉妹も、学院の寮では同室です。
生まれた時からずっと一緒だったでしょうから、
同じ部屋で生活するのも慣れているのでしょう。
今回も、気がつくと2人が並んでいる場面を
見かけたりします。

 雪と環は幼なじみで、小さい頃は一緒に野球を
した間柄でもありました。今回は、雪が環に
かわいらしいワンピースを着せたり、環の顔に
ご飯が付いていればとってあげたり、いろいろな
場面で親密さが見られました。雪は、野球に
興味があるのに他人とは距離をおこうとする環を、
引っ張ってきて桜花会に入れました。環を独占
できなくなるけれど、彼女の経験のためにも、
同級生達と一緒にたくさんの事をするのが良いと
考えたのでしょうね。、、、とはいっても、自分
だってやっぱり環と遊びたい、という雪の
気持ちが、必要以上に環にひっつく結果に
なっていたのかもしれません。

 それから、小梅と晶子。人の目があっても
なくても、彼女達は何事も一緒に努力している
みたいです。小梅の勉強を見てあげる晶子が、
巴に向かって見せる表情は、今以上にもっと
小梅と近づきたいと思っているようにも感じ
られます。今の関係に満足せず、他の人をもっと
引き離して小梅との絆を強めたいと考えていたり
するのかも。

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コメント

ほとんど百合的に観るのは諦めて野球を通じて
女性が新しい生き方を見つけると言う話でみて
いたのですが、今回のようなエピソードは嬉しいです。

投稿: nobu | 2009年9月25日 (金) 09時15分

この回は、皆で一緒になって何かをする場面も
ありましたけれど、女の子同士の1対1の
関係も多く描かれていて良かったですね。
まだ第12話は見ていないのですけれど、百合
的に何かあるのを期待したいです。

投稿: ギンガム | 2009年9月27日 (日) 21時23分

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