フレッシュプリキュア! 第33話
人を引きつける魅力があり知り合いが多そうな
美希にも、せつなのようなタイプの人にはこれまで
あまり出会った事がないようです。美希は何か
せつなとの間に距離を感じているみたいですね。
お互いをもっと理解する事ができれば、2人は
もっと近づけるのかも。
テレビアニメ「フレッシュプリキュア!」、
第33話「美希とせつなのこわいもの!」
です。
美希のオーディション用の服を探すために皆で
買い物に出かけるはずだったが、祈里は急に家の
動物病院の手伝いをする事になり、またラブは
熱を出してダウン。結局美希とせつなの2人で
街へ出る事になった。改めて2人きりになった
美希は、なぜかせつなとの会話が続かず、悩んで
しまう。
雑誌の読モで人気を集めるほどの美希の美貌は、
これまでにもたくさんの人を引きつけてきて
いますね。大輔の友達の裕喜みたいな他校の男子
だけでなく、街でラブ達と待ち合わせをしたり、
弟の和希とプールに行ったりしていれば、周囲には
男性達が集まってきて人だかりができる事も。
今回は洋服選びをしている時に女性達からも
うっとりした目で見られていました。
(ちなみにせつなも学校では男女問わず人気が
高いようです。その点では美希とせつなは似た者
同士、だったりする?)
魅力的な彼女に対しては、お近づきになりたいと
思っている人達が、たぶん日頃からたくさん
彼女に声をかけてくるのではないでしょうか。
ラブや祈里のような幼なじみの仲良しは別格
として、そういう浅いおつきあいの人達は、
彼女の周りには意外と多かったりするのかも。
そんな人達の興味は、美希が興味を持っている
ものが何なのか、といった点にあると思われます。
なので、会話をするとしたら、当たり障りのない
内容で美希から意見を引き出すぐらいになって
しまっていたのでは、なんて気がしたり。
また美希の方も、自分から進んで周りを変えて
いこうとする雰囲気があるように感じられます。
自分の目標がきちんと決まっていてそのために
何をすれば良いのかもわかっているため、彼女
にはあまり迷いがないみたいです。それがまた
周りの人達に口を挟ませない空気みたいなものを
作っていたりするのかも。
まあ実際の所はよくわかりませんけれど、美希は、
せつなのようなタイプの人とはこれまであまり
つきあった経験がないっぽいですね。美希が
気まずさを感じているような場面ってほとんど
見た事がありませんし、彼女的にどうしたら
うまくいくのか、全然わからなかったのでしょう。
そんな時の美希には、せつなとすぐに仲良く
なれたラブや祈里がうらやましかったのかも
しれません。せつなとラブとは最初の出会いから
印象があり、1対1の激しい戦いを通じて、強く
結ばれています。それに今は一つ屋根の下で
仲良く一緒に暮らしていますね。せつなと祈里
とは、ラブ達と一緒にいろいろな経験をしたい
と願う気持ちが共通していました。まぶしく
輝くラブや美希に近づくための一歩を踏み出す
勇気を、2人で生み出した所があるように
思えます。それにその気持ちが高まってせつなの
初の合体技(?)を成功させたお相手は、祈里
でした。
ラブや祈里と比べてしまうと、美希には
せつなとの距離が少し大きかったとも言えそう
です。せつなが仲間になってから今回までその
距離が問題になっていなかったのはちょっと
驚きかもですけど、美希にしてみれば、いつかは
向き合わなければならない事なのでしょう。
美希は、ラブの次にプリキュアになりました
が、「新しい力」を手に入れたのは第17話で、
3人の中では一番最後。せつなとの距離も
なかなか縮められなかったという事で、彼女は
意外と、出遅れてしまうタイプだったりするの
でしょうか? 自分の設定した目標とは別の
事柄には、あまり臨機応変に対応できないの
かもしれませんね。
さてせつなの方は、、、今回はラブが近くに
いないせいなのか、最近見せていた明るさが
ちょっと少なかった気がします。彼女も美希と
2人きりになってけっこう緊張していたのかも?
、、、せつなは、前にも書きましたけれどラブと
一緒に生活する事で、ラブからいろいろな
影響を受けていたようです。この世界での日々
にも慣れてきて、ラブ達ともだいぶ打ち解けて
きたように見えていました。が、時々考えて
しまうのは、ラブ達の近くにいられなくなったら、
という不安だったようです。
(せつなと美希がこわいものを言い合う場面では、
それぞれのこわいもののレベルがかなり違って
いましたね。ここはせつなの真面目さが表れて
いた感じがしますし、まだラブ達の中にとけ込めて
いない雰囲気も出ていました。)
せつなは、そんな時が決して来ないようにと
願ってはいるのでしょう。とはいえ願うだけ
ではなく自分からも近づいていかないと、相手
にさえされないかもしれない、でも受け入れ
られなかったらどうしよう、といろいろな
気持ちも入り交じっていたのかも。
そんなせつなに美希は、、、という所が後半の
見所ですね。ここで美希のせりふがもうちょっと
変えてあると良かったかも、なんて思ってしまい
ました。彼女は「ピーチやパイン、それに私が」と
言っていましたけれど、ここを「ピーチやパイン、
、、、いいえ、私が」と言っていたら、2人の距離は
ぐっと縮まっていた可能性が、とか。百合的な
関係性を考えるのにも、「ふたり」という位置づけは
重要なのではないかと。まあそれはそれとしても、
彼女達2人の関係は今回の出来事でより強く
なったみたいですね。
| 固定リンク
「百合レビュー」カテゴリの記事
- 星屑テレパス 第2話(2023.11.17)
- 16bitセンセーション ANOTHER LAYER 第1話(2023.11.15)
- 星屑テレパス 第1話(2023.11.09)
- アサルトリリィ BOUQUET 第5話(2023.10.30)
- アサルトリリィ BOUQUET 第4話(2023.10.23)
「作品 ふたりはプリキュア」カテゴリの記事
- 魔法つかいプリキュア!! ~MIRAI DAYS~ キャラデザインなどが公開されています他(2024.07.19)
- 2024年7月からとその後のアニメ作品など(2024.07.07)
- 「オトナプリキュア」は、、、?(2023.11.16)
- 2023年10月からとその後のアニメ作品リストなど(2023.10.06)
- 2022年1月からとその後のアニメ作品リストなど(2022.03.04)
コメント