咲-Saki- 第24話
部室を閉め出されてしまう咲、和、優希。勉強
する場所を他に探さなければならなくなってしまい
ましたが、たまには麻雀漬けじゃない時間も
必要なのでしょうね。
ところで図書館で咲が言っていた雨の日の部屋と
海の事。これって、あの作品とつながってますね
、、、!
テレビアニメ「咲-Saki-」、第24局「夏祭り」
です。
ベッドで一とともに絵本を読み聞かせる透華。
相手は衣だ。何とか彼女を寝かしつけた所へ、
ハギヨシが手紙を届けに来た。それは龍門渕の
麻雀部宛てに、清澄高校から送られてきたもの
だった。
今回は、麻雀の激しいバトルはちょっとお休みで、
咲達をはじめとした4校のメンバー達の日常を
描くような展開になっていますね。こういう
エピソードがあると、キャラ達の考え方などを
より深く理解できる気がします。
龍門渕の家では、透華と一と衣は親密な関係に
あるみたいです。透華は衣といとこ同士では
ありますが、単なる親戚である以上に親身になって
いるようです。また一は透華の専属メイドという
立場ですけれど、普通にお仕えするだけではない
気持ちを持っているのでしょう。3人が同級生
である事は、さらにお互いを近づけている
ようにも見えますね。
智紀と純も、大事な「友達」です。2人とも、
衣が喜ぶ事であれば何だって協力してあげる
つもりでいるようです。歩も、、、透華を思う
気持ちを育てていってもらいたいかもです。
ところで透華が読み聞かせていた絵本、
「2ぶんの1かいしんだねこ」っていうタイトル
らしいです。これは「シュレディンガーの猫」
とかそういうものと関係がある? 「咲-Saki-」では
和が抱いているぬいぐるみの「エトペン」が、
「エトピリカになりたかったペンギン」という
童話からきているとか、文学的な話題が多い
気がしますね(ちなみにどちらの童話も実在
しないみたいです)。そういえば、以前咲や和達
が夜空を見上げて星について話し合っていた時、
「銀河鉄道の夜」の話題も出てましたね。
鶴賀学園では、暑い日中にゆみがプールで
水泳の練習。智美はプールサイドで眺めている
だけでした。が、もう1人、そこには人がいたの
ですね。
県予選が終わり、秋の大会に3年生が出られない
ため、ゆみや智美には麻雀を打ち続ける必然性が
ありません。でも桃子は、ゆみと一緒にいる事を
やめたりはしていないみたいです。ここでの
桃子とゆみのやりとりを見ると、2人とも
相手の事を自分のパートナーのように感じて
いるような気がします。彼女達の仲は順調なの
でしょう。
睦月と佳織の2年生コンビも、部活には
力を入れているみたいです。他校の強い相手と
対局できるのは、無名校だった鶴賀にとっては
大きなチャンスとなっているようです。
風越女子ではまた、美穂子が後輩達を思いやる
あまりに、自分を抑えようとしているみたいです。
が、華菜は持ち前の「図々しさ」で、美穂子の考えを
変えさせようとします。
結果的に美穂子は久の所へ、、、。電話とかで
済まさなかったのは、やはりもう一度、すぐにでも
会いたい、と思ったからだったりするのでしょうか。
美穂子と久は、お互い麻雀部のキャプテン、部長
といった責任のある立場にいます。そのせいか
優希や華菜などに比べると冷静になってしまう
部分があるようです。でも2人きりなら、もう少し
親しく話し合う事はできそうですね。
ここで気になるのは、華菜だったりします。
美穂子とはいつも一緒に帰る約束をしたはずと
思うのですが、久からの手紙を受け取った時、
美穂子は先に下校してしまいました。美穂子には、
華菜の事もきちんと思ってもらいたい気もします。
まあ、美穂子のために一生懸命に意見する華菜に
見せた表情から考えても、その辺りは大丈夫なの
でしょう。
そして、清澄のメンバーは、、、。1年生女子の
トリオの学校生活を中心に描かれていきます。
赤点を取った優希のために一緒に勉強、とか、
試験の時間中に廊下で(まこと京太郎も一緒に)
待っていてあげるなんて、部活ものの青春、って
感じですね。「輝け! 部活少女!!」で取材
される和、というのも部活ものっぽいかもです
(彼女は、全中覇者になった時から、透華が
うらやむほどメディアに取り上げられていたはず。
ですが、やっぱり取材されるのは緊張するみたい
です)。
サブタイトルにもなっている「夏祭り」の
場面も良かったですね。花火大会は、祭りに
出かけた咲達だけでなく、久と美穂子も楽しんだ
ようです(ところで花火の場面の途中に描かれて
いた後ろ姿の4人(姉妹?)って、誰なのでしょう。
何か関係のある人物なのかもしれませんけれど、
私は原作を読んでいないためよくわからなかったり
します。次回を見れば何かわかる?)。
また、夏祭りの会場へ歩いていく途中で、
咲と和の間にちょっとしたハプニングが、、、。
第1話につながる雷のエピソードなどと合わせて、
今回の咲と和の百合テイストを見せる場面に
なっていましたね。あの後本当にさりげなく
手をつないでいる所が素敵です。
それと、あの場面では珍しく咲が和を意識した
感じで顔を赤くしていました。前にも書いた
かもしれませんが、最初の頃は咲が和を見て
どきどきするような場面が多かった気がします。
その後はずっと和の方が咲の言葉やちょっとした
仕草にときめいていたように思えます。なので、
咲にももっと、和に対して胸を高鳴らせるような
場面を見てみたいですね。
それともう一つ、雨が降り出した時に図書館で、
咲と和が話し合っていた内容につい反応しちゃい
ました。「雨の日に部屋の中にいると、、、」の
部分です。
この会話を聞いた時、何か聞き覚えがあるなと
感じて、すぐに思い出しました。それは別作品に
なってしまうのですが、「ストロベリー・パニック」
のアニメ版です。次回予告の時に、渚砂と玉青が
会話をするのですが、今回の咲と和が言っていたのと
全くと言っていいほど同じ事を話しているのです
、、、!
第22話「決闘」の後に入る第23話「迷路」を
予告する場面での会話です。この「雨と海と船」の
たとえは、実は本編とは直接の関係はないのですが、
その時の渚砂と玉青の立場や心情をうまく言い
表している気がします。また、このたとえは
その後も何話かにわたって内容をふくらませながら
続けられています。彼女達にとってはそれだけ
重要な意味を持っているのでしょう。
(気になった方は、DVD-BOXも発売されていますので
チェックしてみてはいかがでしょうか。)
、、、という会話をこの作品のこのエピソードで
聞けたのは良かった気がします。「ストパニ」と
「咲-Saki-」はアニメのスタッフやキャストが
一部重なっていますし、何より百合を扱う作品
なので、こういうつながりがあるのは嬉しいですね。
次回、彼女達のどんなふれあいが描かれていくのか、
より楽しみになってきました。
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