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2009年8月17日 (月)

コミック百合姫 Vol.16 その3

 この号では、ボリュームもかなりアップ
しましたし、小説やゲームのコミック版
も見られます。またドラマCDも付録に
なっていろいろな形でストーリーを楽しむ
事ができますね。

 発行一迅社コミック百合姫Vol.16を
見てみました。(既に次の号が発売されて
いますけれど、、、。)以前に別の記事でも
書いていますので、よろしければそちらも
見てみてください。

コミック百合姫Vol.16
コミック百合姫Vol.16 その2

 では前に書いたもの以外の作品について一部
ご紹介、、、。

(・作品名(作者名(敬称略)))

・初恋構造式(天野しゅにんた)
 薬剤師を務める万希の所へ毎日のように
入り浸っているのは、小学生の千怜(ちさと)。
千怜は、万希の片思いの相手の娘だった。
 小学生が16歳も年上の女性に恋をする
なんて、万希の理解は超えていたのでしょう。
だから「呪い」という過去のしがらみに結び
つけていたのかもしれません。けれど千怜に
とってはそんなの知った事ではないのかも
ですね。ところであの化学構造式マスコット、
何か良い感じです。

・アップルデイドリーム act:11(城之内寧々)
 路面店の手伝いをしていると必ず梁に
頭をぶつけてしまう薫。ある日、その場所に
緩衝材が巻いてあった。由真の気遣いらしい。
 最近由真が薫を気遣う場面が増えてきてる
感じがしますね。でも鈍いのか何なのか薫は
気づいていないようで。というか薫が由真に
求めているのは違うものだったりする、、、?
後は、会社の経営状況とか薫のデザイナー
としての仕事など、割と真面目な話題も少し
ずつ入ってきているみたいですね。

・響命(花津やや)
 若い女がボスの新興組織、RESONANCE。
彼女のそばには、手足を包帯で覆った幼い
少女が常に従っていた。
 命を奪う事でしか、生きている事を証明
できない。組織を大きくする理由も、何かを
手に入れるためではなく、できる限り多くの
命を奪うのが目的。この生き方は、自分が命
を落とすまで続く、、、。この女ボスも少女も、
似た存在かもしれません。けれど、2人が
響きあう事で、何かが変わり始めるようです。

・私立カトレア学園 乙女は花に恋をする
(原作:沢城利穂、作画:つたえゆず)
 昼下がりの学園、お茶を楽しむ鈴音と彩香
の所へ、ウサ耳をつけたひなが飛び込んでくる。
後から来たのは、氷のプリンスこと翼だった。
 一迅社文庫アイリスからの百合ノベル
番外編コミックですね。作品紹介を見ると
男子禁制の乙女の学園で憧れの的になっている
「氷のプリンス」といった書き方があります
が、このコミックでは、ひなへのかわいがり方
にギャップを感じるような、、、。小説本編も
こういう雰囲気なのかな?

・紅蓮紀 第8話(武若丸)
 急激に成長した蘇芳を目の当たりにして驚き
を隠せないクレオ。一方、茜は、クレオの国
から放たれた刺客と対峙していた。
 助けるのは茜か、それとも蘇芳か、、、クレオ
には苦しい選択なのかもしれません。また
蘇芳の秘密も少し明らかになってきましたね。
けれどそのおかげで彼女の日常は奪われて
しまったようで、、、。
 季鬼は今回かっこいい所を見せていました。
リッダもこれから出番が増えそう?

・昔も今もこれからも(竹宮ジン)
 8年前、凛子が親の仕事先で出会ったのは、
同い年の栄だった。それからの凛子は、栄の
そばにいるためにどんな努力も惜しまなかった。
 Vol.15に掲載された「せいいっぱいの好きと
嘘と
」を別の視点から見た物語ですね。実は
この2人が前作から気になっていたので今回
は楽しめました。あまりに近くにいたために
お互いの本心になかなか気づけない状況だった
らしい2人ですが、一緒にいた時間の長さが、
彼女達の関係を証明しているのかも。

・インプリンティングのコーヒー(四ツ原フリコ)
 生徒会長の隼人はこのところ地学教室に
コーヒーを飲みによく出かける。地学の柾木
先生は、かつて隼人の家庭教師をしていたのだ。
 何も女同士でなくても、大人が目の前で
痴話喧嘩したりDキスしてたら驚きますよね。
当時の柾木は相手の女性の事で気持ちが不安定
だったのかもしれません。彼女のそんな姿を
ダイレクトに見てしまった小学生の隼人には、
柾木の印象は強く残ったのでしょうね。今回の
事で隼人は、過去を拭い去れるでしょうか。
 ところでこのシリーズ、登場人物の名前が
特徴的ですよね。会長の隼人、副会長の春信、
そしてあきら、司、直久、高志、、、。何か
ほとんど男の名前のような。彼女達のフル
ネームを知りたい所ですけれど、いつか
説明される日は来る?

・特別付録ドラマCD「飴色紅茶館歓談
 Pink princess」(脚本:藤枝雅)
 もうすぐ7月、飴色紅茶館ではさらさと
芹穂が紅茶の新作を検討していた。そこへ
新顔の2人の女性客が訪れる。
 さらさと芹穂は、相変わらずの甘い雰囲気
を漂わせてますね。おかげで愛華と詩子が
店に来る事になったようです。この2人が
甘い関係を紡ぎ出すのかどうかはこれから、
みたいですね。それにしても「百合ネット
ワーク」って、気になります。それとさらさ
本人が「百合」をどう思っているのかも。
 作中に登場していた物語「ローテシアで
花束を」は、百合姫Sに連載中の「乙女色
Stay Tune
」にも出てきてます。こちらの
展開も興味のある所です。

・「百合姫」レビューリストレビューセンター

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