オクターヴ 第3巻が発売です
友情を大切にするのか、それとも恋愛を
続けるのか、雪乃にはそこも悩みなのかも
しれません。が、それ以上に、自分の恋を
誰にも打ち明けられない事が彼女の気持ち
を重くさせているようです。
発行講談社、月刊アフタヌーンに連載中の、
秋山はるさん作「オクターヴ」の第3巻が
発売となっています。
雪乃と節子は、気持ちの上でも体でも愛を
確かめ合う事ができているようです。けれど
2人の関係は、他の人から見れば簡単には
受け入れられないもののようで。鴨ちゃんは
昔の雪乃を知っている友達として節子と
話しますが、結局言いたかったのは雪乃と
節子の仲を認められない、というものだったの
では、と思えます。またそれに対する節子の
答えも、雪乃と分かれる気はない、という
意味なのでしょう。相手を真剣に思いやって
いるのに、その友達からは反対されて
しまうのは、この3人にとってはどうしようも
ない状況かもですね。鴨ちゃんに、節子を
恋人だと紹介したかった、と言って涙を
浮かべる雪乃と、その泣き顔を前にする節子。
2人ともちょっと寂しい気持ちになって
しまっているのでは。
2人の立場や相手を思う気持ちは同じ
と言えそうです。違いがあるとすれば、
雪乃に比べて節子が経験豊富(?)だという
事? 雪乃は第1巻で節子が言っていた
言葉をまだ気にしているみたいですね。
でもそう考えてしまうのは、雪乃には
他の人との関係、特に男との体の関係への
興味があるからなのかも、という気がします。
その興味が抑えられなくて男の方へ行って
しまうパターンもありそうですけれど、
それだと百合的にもちょっと面白くない
かもですね。また、男をいろいろ経験した
結果、やっぱり節子が良いと思う流れも
考えられますが、(前にも少し書きました)
雪乃には節子とは違う立場から、節子への
愛情を再確認してもらいたい気もします。
いずれにしてもこれからが気になりますね。
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