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2009年8月23日 (日)

うみものがたり 第8話

 セドナの影もちらつきはじめ、物語はさらに
展開していく予感です。が、夏音と小島、
それにマリンとウリンにも何だか新事実が
発覚してきて、、、。この流れはちょっと
百合的にも心配かも。

 テレビアニメ「うみものがたり~あなたが
いてくれたコト~
」、第8話「求め合う心」です。
 セドナにとらえられたウリンの巻き起こす
激流にのまれ、意識を失ったマリンの脳裏に、
過去の記憶がよぎる。ワリンやサムよりも
ずっと長い時間、ウリンと2人で過ごした
幼い日々が、マリンの胸によみがえっていた。

 小さい頃からずっと一緒に育ってきたらしい
マリンとウリン。たぶんマリンは繰り返し何度
も、ウリンに「愛してる」って言い続けてきたの
でしょうね。ウリンも、生まれてすぐの頃から
ずっとマリンに愛情をたっぷり注いでもらって、
のびのびと育ってきたんだと思います。
 ウリンは、マリンが天然で無防備な人で、
それに世界のすべてを愛しているのだという
事は、長い生活の中でよくわかっているの
でしょう。いろいろなものに対して「愛してる!」
と言ってしまう場面も、ずっと隣にいれば
何度も見てきたはずと思われます。
 言葉として見れば、ウリンに言うのも他の
人(や魚介類にも?)に言うのも同じでは
あります。それならば、ウリンは、マリンに
とって自分が特別ではないと思ったりしていたの
でしょうか。またマリンが誰かに「愛してる」
と言うたびに、暗い気持ちにとらわれていたの
でしょうか。
 第1話からの2人の場面などを見ていると、
空の世界に来るまでは、ウリンが誰かに
焼き餅を焼いたり、1人で悲しんでいたり
といった描写は見当たらないですよね。
なのでウリンは、少なくとも海の世界にいた
時は、マリンの性格をよくわかっている上に、
その事で悩んでいたわけでもないと思われます。
 だとしたらなぜ今頃になってあれほどの
悲しみを味わっているのか、、、。この部分は
やはり謎ですね。セドナに操られたからなのか、
それとも夏音に対するマリンの「愛してる」
だけがこれまでと違って特別なものだったと
感じたからなのか、解き明かされる時は来るの
でしょうか。

 解き明かすと言えば、最初の場面でウリン
の所からはじき飛ばされたマリンに、松本が
説明していた内容がちょっと気になりました。
「ウリンがマリンを拒絶した」という風に
松本は言っていましたけど、本当にはそうでは
ないように思えます。ウリンはマリンを自分に
振り向かせるために力を求めていたらしい
ですし、そういう気持ちは拒絶にはつながらない
ような、、、。
 松本の言っている事って、以前からあまり
正確じゃない感じがしたりします。日食と
セドナの関係も知らなかったみたいですし、
ウリンを足手まといだと言う割には後になって
ウリンの持つ巫女の血筋を心配したり、、、。
マリンや夏音達も長老の言う事として尊重
しようとはしているようですが、できるなら
松本には彼女達を迷わせる事がないように
願いたい所ですね。

 また小島も、夏音や大島を惑わせている
ような気がします。今回夏音や小島が
それぞれ相手をどんな風に思っているかが
見えてくるような描写がありました。小島も
夏音を嫌っているわけではなさそうです。
 そうなると、2人が別れたらしい回想場面
が意味を持ちそうです。(前にも書いたかも
しれませんけれど)、「振ってくれていいから」
と言った夏音の前から、小島は無言で離れて
いくのですよね。あれはもう小島も同意した
としか思えない反応なのでは。もし頭を
冷やそうとして少し距離を置いたのだとしても、
その後のフォローもなく大島と一緒に花火を
見たりしてたら、それは夏音だって脈がない
と思うのではないかと。
 それに大島に対しても、あまり態度が
良くないような。大島は小島に積極的に
アプローチしていて、何かと2人きりに
なりたがったりして自分の方を振り向かせ
ようとしているみたいです。仮に小島が実は
天然で大島の気持ちに気づいていなかった
としても、その場にいない夏音の事を
あれだけ話していたら目の前にいる相手が
どう感じるかぐらいは考えた方が良いのでは、
なんて思ってしまいます。このまま小島と
夏音のよりが戻ったらちょっとやるせない
かも、、、。

 そしてマリンとウリンの関係にも、
新事実が語られていますね。2人が本当の
姉妹ではない、とか「空人の言う『きょうだい』
とはちょっと違う」なんて今このタイミング
で語られるのはちょっと都合が良すぎる
ような、、、。「姉妹じゃないからマリンが
ウリンに言っていた『愛してる』は恋愛の
意味もあり得る」と言われているようで。
 この先例えばマリンがウリンを取り戻し
お互いの愛情を再確認したとして、この状況
だと2人の生活は元に戻るだけなのでは、
という気がします。もちろんマリンは今まで
以上にウリンを大切にするのでしょう。けれど
2人は、自分達の関係が空人達の言う「姉妹」
とは違うのを最初から知っているため、
お互いの親密さは大きくは変わらない
ようにも思えます。これで夏音が小島と
よりを戻してしまったら、結局海の世界と
空の世界は交わる事なく終わってしまう
可能性が、、、。まあたぶんもっと違う
感動の物語が待っているのでしょう。

 もう一つ新しい要素として、セドナも
だんだん姿を現しつつあるみたいですね。
声からするとやはり女性なのでしょうか
、、、。別の記事にも書きましたけれど、
引き離されたセドナの2つの半身が
どちらも女性なら、ここにも百合な物語が
あるのでは、と思います。先代の巫女達
との関係や、引き離されても互いを呼び合う
気持ちの強さが、切ない女性同士の恋愛を
描き出したりする?

 そういえば、公式サイトのデザインが
また少し更新されているみたいですね。
最初は白くまぶしい背景とマリン達が
描かれていたのが、「日食」があってから
というものだんだん暗くなり、最近は
真っ暗な背景と不安げな表情のマリン達が
描かれていました。
 それが元のような明るい雰囲気に戻って
います。このサイトのように、物語も
明るい希望のある形になると良いですね。
 今回の冒頭の回想場面では、オープニング
曲「violet」のカップリング「時の華」が
流れていました。歌詞の「ねぇ、ずっと」で
始まる辺りが、この場面のマリンとウリンに
マッチしてましたね。彼女達と、それから
夏音も、一緒にいられるようになると
良いですね。
 回想場面で、ウリンがマリンに言おう
としていた言葉があったようです。作中
ではまだはっきり語られていませんが、
これがどういう言葉だったのか、描かれる
時には感動的なエピソードが待っているの
ではないでしょうか。

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