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2009年8月 3日 (月)

青い花 第5話

 りりしくてかっこいい女子高の先輩に、黄色い声援
とともに群がる女の子達。京子はそんな彼女達を
横目で見ていますが、自分との間にどれだけの違いが
あるのか、自分だけで判断するのは難しいのでしょう。
また、ふみの存在は、京子の意識に大きな影響を
与えそうです。

 テレビアニメ「青い花」、第5話「嵐が丘(前編)
です。
 藤が谷の演劇祭のポスターが仕上がった。美術部が
渾身の力を込めて制作したとの事で、ヒースクリフも
キャサリンもモデルをかなり美化している。恭己の
ヒースクリフは女生徒達に大人気で皆色めき立って
いるが、京子はどこか違った表情でポスターを眺めて
いた。

 やはり原作コミックとの差がちょっと気になって
しまって、、、。今回だと、藤が谷の生徒達が恭己の
りりしい振る舞いや存在感に舞い上がってしまう
場面が、多めに描かれてた気がします。女子校なら
よくある事、みたいな認識を持つ人は多そうですし、
そういう人達でも作品に入りやすいようにする効果が
ある、とか? はっきりした恋愛感情までではない
としても、現実的にすぐに男に流れていったりしない
辺りは、彼女達にも見所はある(?)のかも。彼女達の
この憧れのような気持ちも百合の一つと捉えれば、
百合がたくさん描かれている、とも考えられそう
でしょうか(個人的にはもっと恋愛寄りでお願い
したい所ではあったり、、、)。
 後は、「星の王子様」の練習風景とそれに続いている
イメージ的な場面も新しく追加されてますね。ここは
雰囲気を味わう部分とも言えそう? アニメでは、
各キャラが胸の中で考えている事がなかなか言葉に
表されないため、こういうイメージで代弁していたり
するのかもですね。
 そしてもう一つ、ふみが恭己に言われた「初恋」に
ついて考える辺りがカットされてましたね。ここは
かなり重要な部分だと思いますし、ここで言わないの
だとしたら、後で素敵に描かれていくのでしょうね。
楽しみにしたいです。
 、、、といった感じでまた原作を思い出しながら
見てしまいました。けれどたぶん、これからは
だんだんオリジナルな部分が増えていくのかな、
という気がします。アニメの話数の関係もある
でしょうし、今も続いている原作の中でどこまでを
描くのかによって、まとめ方が変わってくる
ように思います。アニメとしての結び方がどうなって
いくのかは、原作を読んでいてもいろいろ想像できる
部分なのでは。百合的に感動できる物語になって
いると良いですね。(個人的にはふみとあきらの
関係を推し進めていってもらいたい所です。)

 さて今回については、京子の気持ちが大きく
取り上げられていた感じがします。りりしい恭己に
憧れて騒ぎ立てる女の子達を見て、「自分は違う」と
彼女は考えています。この「違い」は、京子と他の
人達が、相手に何を求めているのか、といった辺り
から来るのでしょうね。男との交際からは少し距離を
置いているような女の子達が、恭己のようなかっこいい
女の先輩を男の代理として見ているのと、京子が
恭己を見る目は違う、と。京子は女性である恭己を
女性として愛している、と言いたかったのかも
しれません。
 けれどそれがどこまで深い気持ちなのかは、なかなか
表には現れてきていないようにも見えます。それに、
恭己は京子の事をあまり相手にはしていないみたい
ですね。
 もしかしたら恭己は、京子のようなタイプの女の子が
苦手なのかも、と感じました。この事について恭己は、
相手の気持ちを考えずに自分の都合を押しつけてくる
ような女の子が気に入らない、と口では言ったりする
かもしれません。でも本当は、京子のような、本気で
女の子を愛している女の子、というか恭己を愛している
女の子とは距離を作っておきたい、と思っている
ような気がします。まあこれは予想でしかないの
ですけれど、これからの恭己の行動によってはその
辺りがどうなのか見えてくるかもですね。

 京子が、他の女の子達と自分とは違うと考えて
いても、恭己はあまり特別扱いはしていません。
相手にしてもらえなければ、自分の位置づけは他の
女の子達と変わる所はないのでしょう。このままの
状態なら、京子の思いはむなしく消え去ってしまう
だけのようにも感じられます。この後京子は何か
行動を起こすのでしょうか。

 そんな京子の立場に、ふみの存在は少なくない
影響を与えているのでは、と思えます。彼女が
恭己の恋人としてそばにいるのなら、自分がその
場所にいられる可能性もあるのではないか、と
京子は考えたりするかもしれません。でも京子は、
恭己が言う通り「いい子」らしく、ふみを押しのけて
自分が、みたいな事は思わないようですね。この
2人の関係の変化も気になります。
 そしてふみの方も、恭己に対して少しだけ疑惑の
ようなものを感じ始めています。この感覚がどんな
結果を引き起こすかによっては、京子とふみの立場を
思いがけなく近づける事にもなるかもしれませんね。

・「青い花」レビューリストレビューセンター

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