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2009年7月25日 (土)

フレッシュプリキュア! 第24話

 ラブ達に近づけば近づくほど、イースは自分が
彼女達にした仕打ちがどういうものであるのか、
思い知らされる事になります。前へ進む事も、
後ろへ戻る事もできなくなりつつある彼女は、
どうやったら次の一歩を踏み出せるようになるの
でしょうか。

 テレビアニメ「フレッシュプリキュア!」、
第24話「せつなの苦悩 私は仲間になれない!
です。
 クローバーの敷き詰められた丘の斜面に腰を
下ろしたせつなは、うつろな表情で過ぎゆく人々を
眺めている。そこへ声をかける者があった。
ラブの母親、あゆみだ。

 困っている人を見かけたら助けずにはいられない、
ラブだけでなくあゆみもそういう性格みたいですね。
さすが親子、なのでしょう。せつなは、全く面識の
ない自分に優しい言葉をかけてくれるあゆみに、
ラブと一緒にいる時のような気持ちをちょっと
感じたのではないでしょうか。この時のせつなは
どこへ行く当てもなく途方に暮れていたでしょう
から、あゆみの言葉や、同じ事を言ってくれると
思えるラブの存在が、彼女の胸の中に強く残った
と感じられます。

 ラビリンスで生活していた頃を思い出すイース、
せつな。よみがえる映像はすべてモノクロです。
彼女にとって、自分が生きてきた時間はもう色を
失った記憶でしかないようです。
 でも、前にもちょっと書きましたけれど、彼女は
確かにあの世界で生きてきたのですよね。自分が
プリキュアかどうかなんて考える事もなく、ラビリンス
のために行動するのが、あの時は確かに彼女の
生き方でした。
 そうするのがあの時の自分の喜びであった、とも
言えそうです。が、もうその喜びを思い出す事は、
彼女にはできないようです。それは、彼女が既に
新しい喜びを見つけてしまったから、、、。
 イースをそんな気持ちにさせたのは、ラブです。
ラブのおかげで、イースはラビリンスと決別する
決心ができたのでしょう。(彼女が絶望の底から
見つけ出した新しい光が今回描かれていました。
その光の中心にラブがいたのは、この状況を
象徴していたように思います。)

 そして同時に、ラブには責任が生まれたのでは、
という気がします。手を差し伸べて、闇の世界から
引き出したらそれで終わり、ではなく、ちゃんと
相手の面倒を見なければ、単なる独りよがりに
なってしまいますよね。
 その部分がこれまでちょっと心配だったのです
けど、さすがラブ。今回の行動を見てみても、きちんと
相手の事を考えてますね。
 というかこれって同棲、、、。正に責任をとっている
って感じでしょうか。
 しかも親公認ですし。これからラブとせつなの
ラブラブな生活が始まると良いですね。

 ラブが、せつなの住む場所の世話をしたのは、
彼女ができる精一杯の救いの手の一つだったと
言えるでしょう。これは、気持ちの上での思いやり
みたいなものとは違って、目に見える形でのせつな
への支えになっています。ラブがせつなを大切に
思っているのは誰の目にも明らかなのでしょう。
 ラブがそうした理由が、せつなが困っていたから、
というだけではないと願いたいですね。他の誰でも
ない、相手がせつなだったから、ラブは自分から
深い関係になる事を望んだ、と思いたい所です。
ラブがせつなに対してどういう思いを抱いているか
については、これから少しずつ語っていてもらいたい
です。

 今回は、キュアパッションの変身シーンと
決めぜりふ、それからせつなの「口癖」になる
言葉も出てきていました。だんだん本格的に
キュアパッションが始動しそうですね。、、、
それにしても「熟れたてフレッシュ」って、熟れたら
フレッシュじゃなくなるような気もしたり?
それからパッションの技の名前から考えると、
彼女は「幸福の力に目覚めた」プリキュアと
言えそうです。ラブの口癖で「ゲットだよ!」と
言っていたのは、実はせつなをゲットする、なんて
意味だった?

・「ふたりはプリキュア」レビューリストレビューセンター

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