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2009年7月16日 (木)

うみものがたり 第3話

 マリンがいてくれたおかげで、夏音は、周りの
人達が彼女に向ける思いを感じ取れたようです。
これまでさんざんすねて自分の不運を嘆いていた
彼女ですが、これで新しい気持ちに目覚める
きっかけがもらえたのではないでしょうか。

 テレビアニメ「うみものがたり~あなたが
いてくれたコト~
」、第3話「近づく心」です。
 夏音は、自分とマリンに与えられた不思議な
力で、セドナの兵士を浄化させる事ができた。
翌朝、自分の身に起きた事がまだ信じられずに
ベッドから起き茶の間へ行くと、そこには母親と
一緒に、マリンとウリン、それから亀の長老
松本までがいた。

 夏音は、小さい頃から自分なりに一生懸命
考えて行動していたみたいですね。それが周りの
人達の目にどういう風に映るかなんて、最初の
内は特に気にしなかったのかもしれません。
けれどだんだん成長して他の人達の反応がわかる
ようになってくると、ちょっと違和感のような
ものを感じ始めたのではないでしょうか。
 それでもその時に、自分はこうしたいとか、
皆でこうしようとか相手に対して言えていれば
まだ結果は違っていたのでしょう。けれど彼女の
場合、そこが何かうまくいかなかったのかも
ですね。そうしている内に、自分が「邪悪な
オーラ」を持っていると思い込むようになって
(本当に持っているかどうかは別としても)、
またそんな自分にも慣れていってしまった
ように思えます。
 自分の事を何かとかまってくるのは、単に
おもしろがってるだけ、とか、どうせ本当は
自分を怖がってるくせに、とか、とにかく夏音は
ネガティブな考えを持っているみたいです。
自分が傷つくのが怖くて、自分から相手を
遠ざけているようですが、これではいつに
なっても前へ進む事ができなさそうな、、、。

 そこに現れたのがマリンでした。彼女の
おかげで鈴木の本心を聞けたのもありますし、
何より彼女の裏表のない気持ちが、夏音の
固まっていた思いを溶かしたようです。
 ちょっとぐらい変と思われても気にしない、
自分の考えを、相手への好意や自分と仲良く
なってほしいという希望を、素直に口に出せば
いい。マリンの行動を見ていて、夏音は自分を
変える糸口を見つけたみたいですね。
 目指すのは(一応)ピュア100%、という
所らしいです。とはいえどうすればそう
なれるのかはわかりませんし、具体的な目標
といってもマリンほどのピュアさはさすがに
ハードルが高そう、、、。まあ自分が納得
できる姿を探していく事になるのでしょうね。
 そうすれば、鈴木ともきちんと友達に
なれるでしょうし、他の娘達とも、、、。
いえ、彼女には、もっと気になっている人が
いるのかもです。あの指輪をくれた人が。
 夏音の顔を見ていれば、彼女がその人に
対してどういう考えを持っているのか簡単に
わかってしまいそうです。、、、が、もし
彼女と相手がよりを戻したりすると、百合を
望めなくなりそうで。ていうかそしたら夏音は
マリンをどうするつもりなの、と聞きたくなって
しまいますね。まあそこはうまくまとまっていって
もらいたい気がします。

 そして彼女達の物語の中で忘れてならない
人は、ウリン。彼女だって、姉のマリンに
巻き込まれただけで「空の世界」に居続けて
いるわけではないでしょう。
 今回、ウリンは夏音に激しく食ってかかって
いました。自分には与えられなかった巫女の
資格を、簡単に興味ないとかやめるみたいに
言うのがどうしても許せなかったようです。
 ウリンは、姉がどんどん夏音の方を向いて
いくのがとても寂しかったのでしょう。マリンは、
ほんのちょっとした事でも、嬉しければぱっと
夏音に抱きついて「愛してる!」と喜びます。
また夏音が自分から離れどこか別の「新しい
世界」へ行きたがっていると知れば、切ない
表情を隠して応援します。彼女達は、自分で
気づかない内に、自分達の世界を作っている
ように見えます。ウリンは、そういう部分に
気づいてしまったらしく。
 これでもしマリンの相手が男の子だったら、
ウリンももう少し違った気持ちでいられたのかも
しれません。でも夏音は自分と同じ女の子。
女の子同士なのに、マリンと夏音は「運命」の
相手で「唯一無二の同志」だと高らかに宣言され、
公に認められてしまいます。
 なぜこんな、出会って1日しかたっていない、
使命も大切にしない、しかも女の子が姉の相手
なのか。そんな思いが積み重なったためか、
ウリンは思わず夏音に向かって叫んでいました。
運命の事を夏音に言ってもどうにもならないの
ですが、ウリンはどうしても言わずにいられ
なかったのでしょうね。そしてあのまま話し続けて
いたら、彼女は胸の中にある本当の気持ちを、
姉に対する自分の気持ちを口に出していたかも
しれません。
 自分はずっと姉と一緒にいた。これまでに
姉が見せた笑顔も涙も、全部知っている。
海の世界にいれば、これからだってずっと
同じように一緒にいられるはず。
 でも現実にはそうはなりませんでした。
マリンが空の世界で少しずつ変わっていく
ように、ウリンにも変化が起きているみたい
です。ウリンの思いの行き着く先がどう
なるのか、百合的にも興味のある所ですね。

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