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2009年6月29日 (月)

けいおん! 番外編

 いつものような弾けっぷりや親密なふれあいも
それほど多くなく、ちょっと落ち着きすぎて
しまったような、、、? でも彼女達が、一緒に
いる事の大切さを再確認したエピソードになって
いるみたいですね。

 テレビアニメ「けいおん!」、第12話の後に
放送された番外編「冬の日!」を見てみました。
 ある冬の日、澪は家で慣れないパソコンとにらめっこ、
紬は1人ホームで電車を待つ。律は通学路でなぜか
周囲に目配りをし、梓は橋の上で見かけた野良猫を
なでようと手を伸ばす。唯は、妹の憂とともに鼻歌
交じりで楽しそうに登校するのだった。

 第12話の学園祭ライブで盛り上がった後だから
よけいにそう感じるのかもしれませんが、今回の
ストーリーは静かな雰囲気ですね。バンドのメンバー
が何だか離ればなれになってしまっているような。
これは、オフビートとかチルアウトとか、そういう
感じだったりするのでしょうか。
(実は個人的にはこの作品はとびとびに見てました
第1話の一部と、第7話第11話第12話、番外編、
といった所です)。なので全体的なテンションが
つかめていないのかもしれません、、、。)
 紬は皆に内緒で何かを始めているようですし、
梓は急な用事ができたらしく。また澪は1人に
なりたがっているみたいで(これは唯と律のいたずら
が原因なのですけど)、そして律には上の空に
なるような出来事が、、、。タイミングなのかも
しれませんけど、楽しいはずの「放課後ティータイム」
も少しおとなしくなってしまっているようです。
 その中で唯一元気なのは唯ですね。いつもと
変わらないテンションでメンバー達ともふれあって
います。
 彼女に引っ張られる形で、律や澪など皆もやや
調子を取り戻しているみたいです。このまま
いつも通りのにぎやかさな雰囲気になるのかな
と思ったのですけれど、、、そう簡単にはいかない
ようですね。

 休みの日も彼女達はそれぞれ別に過ごしています。
これは皆が選んだ事で、誰も反対はしなかった結果
でした。だからこれからもこういう状況は続く
かもしれませんし、それが進めば必要な時以外は
彼女達が部室や誰かの家という同じ空間で一緒に
何かをする、という場面はどんどん減っていって
しまったりするかも、、、。
 でも、そういう場面を、メンバー全員が求めて
いたのかというと、そうではないのでしょう。
1人1人になった律、澪、紬、梓、彼女達の表情が、
それぞれの胸の中にある本当の気持ちを物語って
いるように見えます。
 じゃあどうすればいいのか、と彼女達は考えを
巡らせたのでしょう。でもすぐに答えは出なかった
ようです。いくら焦ってもうまい解決策は見つからなくて、
自分だけではどうする事もできないほどになって
しまい、、、。
 そんな時、目の前に明かりをともしてくれたのは、
唯でした。彼女自身は別に何かを意識したわけでは
ないようですが、彼女の存在が、他のメンバーの
大きな救いになったみたいですね。

 ここで考えてみると、この時行動を起こしたのは
唯が先なんですよね。他の人は彼女に引き寄せ
られた、という感じがします。なので、もし唯がこういう
事をしなかったらどうなっていたのか、が少し気に
なります。他の皆がちゃんと唯の存在に気づいて、
自分から彼女を求めるかどうか、それによっては
彼女達の間にある絆の形に対する見方も変わって
くるように思われます。
 例えばこれから先に似たようなシチュエーション
で皆が何となく離ればなれになるような場面が
あったとして、唯も同じように答えを見失っていた
としたらどうなってしまうのかな、とか。唯も含めた
全員が、また元の場所に戻ってこられるかどうか
、、、。
 唯がキーパーソンで、彼女に惹かれて皆が
一緒にいるというのは重要な事なのでしょう。
そして彼女に何かあった時には、他のメンバーが
団結して彼女を救い出す、そういう場面も
ちょっと期待したいかもですね。

 、、、といった感じで、このアニメ作品を最初に
見た時は、どれぐらい百合度があるのか気に
なりました。部活もので女の子達がまったり
かつコミカルに日常を過ごす、という世界観だと
女の子同士で恋愛的なエピソードは少ないかなと
思っていました。
 でもこの作品では、そこからもうちょっと
踏み出した描き方がされていたように思います。
例えば第11話で律と澪が仲違いみたいになる
所とか。この子と一番仲がいいのは自分だ、と
信じていた女の子が、他の子と仲良くしているのを
見て胸に湧き上がる気持ち。つたない感情で、
自分でも変だとは思いながら、それでも止める
事ができない。律の胸にあったのは、友情とは
少しだけ違った感情なのではないでしょうか。

 また、唯と憂の姉妹の関係も見逃せないかも
です。天然っぽい唯は失敗が多く、生活もあまり
規律正しいとは言えなさそうなのに対して、憂は
家でも学校でも、何事もそつなくこなすタイプの
ようです。こういう姉妹だと、姉にちゃんとしてほしい
妹が、つい姉の行動を叱ってしまう、というパターンが
よくありそうですが、唯と憂の場合は違うみたい
ですね。
 憂は唯の失敗を怒ったりしないようで、それどころか
その分自分が努力して姉をフォローしている感じ
です。姉妹で寄り添って、お互いの(主に姉の、
かもしれませんが)足りない部分を補い合う、という
関係のようです。
 周りは、そんな憂を「できた妹」と認識している
らしいです。が、憂本人にはそういう意識はないの
でしょうね。姉妹なんだから当たり前、ぐらいに
思っているのかも。
 そういう風に考えられるのは、憂自身もけっこう
天然な性格だからなのかも、という気がします。
ちゃんとしなければならない、という危機感
みたいなものは少なくて、憂も唯と同じように、
明るく楽しく日々を過ごしたいと考えているように
思えます。たまたま自分が家事ができるから、
姉の代わりに自分のできる事を精一杯やって
いる、みたいな感じなのでは。
 そんな風に思ったり行動したりできるのは、
憂が唯からいつも愛情を注いでもらっていると
確信しているからなのではないでしょうか。
第7話では、2人が小さい頃の「ホワイトクリスマス」
のエピソードが描かれています。唯はあまり
深く考えずに行動したために、後で親にとても
叱られたようですが、それでも憂は姉を
とがめたりはしませんでした。なぜなら、
唯は妹のためを思って、妹を喜ばせるために
そうしたのですし、小さかった憂にも、その事は
何となくわかったのでしょう。
 そういう経験を昔から何度もしてきたから、今の
彼女達の関係があるのでしょうね。冬の登校途中に、
2人で手をつないで、「暖かいね」と笑い合い
ながら歩いていく姿には、他の人が割って入れない
親密さが見られます。
 唯と憂それぞれに、相手の事が好きかどうか
尋ねたら、たぶん2人ともためらわずにうなずく
でしょう。そこに百合な感情があるかどうかは
ちょっとおいておくとしても、彼女達の結びつきは
強いように思います。

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コメント

やっぱり、この作品にも触れられましたか。
(別のコメントで書いちゃいましたが)
唯と憂の関係とか11話での律と澪なんか
百合的にも見て良かったと思いますね。

投稿: nobu | 2009年6月30日 (火) 22時36分

別記事でもコメントありがとうございました。
この記事を投稿するのとちょうど前後しちゃい
ましたね。
律と澪のエピソードは、未熟さ、切なさが良い
感じでした。それから唯と憂の関係って、
これまでにはあまりなかったような気が
しますし、百合的にも見所かもですね。

投稿: ギンガム | 2009年7月 1日 (水) 23時02分

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