咲-Saki- 第１１話

　美穂子の見ている前で３年前と同じ打ち筋を
繰り広げる久。直接対戦できない美穂子は、
どう対処しようとするのでしょうか。
　そんな中堅戦のまっただ中でも和は咲と仲良く
夢の中、、、。と思ったらこちらでもちょっとした
事件が起きているようですね。

　テレビアニメ「咲-Saki-」、第１１局「悪戯」
です。
　中堅戦の始まり、久の配牌は芳しくない上に、
捨て牌も裏目に出る。だが彼女はここで自らの
打ち方で臨む事を選んだ。場に既に２枚出ている
ドラの一萬を手元に残してリーチ。いわゆる
地獄単騎だ。

　風越に大差をつけられた状態での中堅戦、
さすがの久も緊張せずにはいられないのでしょう。
けれどこのまま他校の勢いに飲まれて手も足も
出せないような彼女ではないですね。たとえ
高校生活最後の対局になるとしても、自分
らしさを失わず、自分の持つ最大限の力を
発揮する事に、彼女は成功しているようです。
　星夏も、別に打ち方を失敗したわけでは
ないのでしょう。勝つためには不要な牌を
切る必要があり、彼女は危険性の少ない、
そして自分がリーチをかけられる１枚を場に
出します。ところが、、、。こういう待ちを
するのが久のスタイルのようです。
　そんな彼女の姿を見て一番の驚きと怖れを
感じたのは美穂子だったようです。久の中学
時代の打ち筋を知っているのは、ここでは
彼女だけみたいですね。久の打ち方が以前と
変わっていないと知った美穂子は、星夏に
何とかアドバイスしようとしますが、その
行動が別の巡り合わせを生み出してしまう
ようで、、、。２人の間で、３年前の真実が
明らかになるかどうかは、次回ではっきり
するのでしょうか（でも久があの時の対局の
印象を憶えているかどうかが、ちょっと
気になります）。

　「過去」という事なら、一と透華の過去も
語られていましたね。２年前、２人が出会う
まで、たぶん一はやりきれない気持ちで
生活を送っていたのではないでしょうか。
麻雀が大好きだったのに、その対局中に、
やってはいけない事をしてしまった彼女。
たった一度の過ちでも、彼女に対する周りの
信頼を失わせるには十分だったようです。
　戻りたくても戻れない、、、。そんな思いを
抱えて、一は何年も生きてきたのでは
ないでしょうか。
　そんな彼女の前に、透華が現れます。
たぶんこの時の透華は、最強のメンバーを
集めて麻雀で全国の頂点を目指す、という
自分の願いを実現するために、一を探したの
でしょう。
　透華の持ちかけた相談は打算的と言える
ものでした。一の弱みにつけ込んだとさえ
言えるかもしれません。
　一には、相手の申し出を受ける以外に
選択肢はありませんでした。しかも拘束具を
付けられるなんて、信用されていないも
同然。これでは今までの生活と変わりない、
どころかより制約を受けているとも言えそう
です。
　けれど一は、透華の言う通りにします。
なぜなら、透華は、一の本当の姿を知った
上で、それを評価してくれたから、、、。自分を
ちゃんと見てくれる人がいる、という事が、
一の喜びにつながったのでしょうね。また
そうやって自分を見ていてくれる人のために、
一はせいいっぱい自分にできる事をしようと
考えたのでしょう。
　それが百合な気持ちに発展するかどうかは
、、、。同じメイドの歩との間で透華を取り合い
する内に、何かそういう感情に気づいていったり
する？

　さてこうなると百合的にはやはり咲と和に
期待(?)するしかなさそうです、、、。が、
今回は咲が本格的に寝ちゃってますね（よだれ
が、、、）。でもそんな彼女の姿に和は愛しさを
感じているみたいです。改めて体を寄せて
添い寝をしてます。しかも咲の体に手を載せて。
これで咲が目を覚ましたらどう思うのか
知りたい所でしたが、その前に和は自分の身に
起きた異変に気づいたようです。彼女が自分の
物を取り戻せるのか、その時何が起きるのか、
みたいな部分も次回の見所になるでしょうか。
　それにしても麻雀に関してジンクスやオカルト
を否定していた和ですが、自分がエトペンを
抱いていると実力を出しやすい、という事に
ついては否定はしないのか、ちょっと気に
なりました。彼女がぬいぐるみなしで戦う、
あるいは戦おうとするエピソードとかあったら
面白いかもですね。
（ところで「エトピリカになりたかったペンギン」
ってどういうストーリーなんでしょうね。
ちょっと見てみたいかも。）

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