百合姫Ｓ Vol.7 後半

　Vol.7は掲載本数が少なめでしたけれど、
ストーリーが盛り上がってきているものが
多くて読み応えはありますね。単行本化が
楽しみですね。

　発行一迅社、「コミック百合姫Ｓ」Vol.6を
見てみました。後半の内容をご紹介したいと
思います、、、。なお、前半部分の記事も
ありますのでよろしければ見てみてください。

・コミック百合姫Ｓ Vol.7 前半

（・作品名（作者名（敬称略）））

・カシオペア・ドルチェ dolce 6（髙木信孝）
　一緒に仕事をするエルザに目を奪われて
ばかりのアンナ。ベルンハルディーネには
色ボケだとからかわれているが、あながち
間違いではないと自分でも思っていた。
　人形をあげる事ともらう事、マイスターと
ドルチェの間ではこれは意味のある行為
みたいですね。特にアンナにとっては、
相手は師匠であるのと同時に愛しい人でも
あるわけですし、思い入れの仕方が違うの
でしょう。今回のやりとりが特別だったという
事に、エルザは気づいてくれるでしょうか。

・マイナスりてらしー
　マイナス７ ニコニコロワイヤル（宮下未紀）
　美晴が働き始めた金融業者の事務所へ、
康光が飛び込んできた。緊張の面持ちの康光は、
松平の家へ一緒に帰ろうと美晴に告げた。美晴の
マイナス金運など気にしないというのだ。
　康光と美晴は、２人だけ本家に残り、苦しくても
何とか生活してきました。彼女達が身を寄せ合う
必要に迫られたのは、お金のせいだったとも
言えます。でも主人と使用人の立場を離れれば
それも関係なくなってしまう、、、。それでも
美晴を求めるなら、康光はその理由をはっきり
させなければならないのでしょうね。

・LOVE CUBIC 3rd（谷村まりか）
　週末に両親が旅行へ出かける事になり、遊佐美
は１人で留守番を。しかし彼女は料理ができない
ため食事の準備に悩む。そこで清菜がふと言った、
「作りに行く？」と。
　清菜が家に来てくれる事を、遊佐美は素直に
喜んでいます。まあ実際には胡桃抜きになるとは
考えづらいわけですけれど、、、でも遊佐美はそれ
以外の事も考え始めているようですね。好意を
持っている人がいて、その人の近くにいたいと
考えるのは自然なのでしょう。でも自分も相手も
女の子。その部分の悩みはやはり深いようです。

・会長と副会長（袴田めら）
　生徒会全員で作業中なのにお茶を飲もうとする
会長。当然のように副会長の怒りが爆発か、と
思いきや、彼女もお茶する事に乗ってきた。
どこかいつもの彼女らしくない反応ではあった。
　オリエンテーリングの時に、今までとは違う
思いに気づいてしまったらしい副会長。自分でも
まだ戸惑っているようですが、そんな気持ちを
知らない書記にとっては、危機感を強めるだけに
なってしまっているみたいです。これまでも
会長と副会長は近い位置にいましたから、２人の
変化には敏感になっているのでしょうね。
　ちなみにVol.3によると、書記の名前は桃井
というらしいです。会長は藤、副会長は梨塚、
会計は瓜田となっているみたいです。

・Beautiful Pain（夏猫）
　部屋から口論の声が聞こえる。母親に勝手に
婚約話を進められた北斗が抗議しているのだ。
リリーはあわてて止めに入るが、母親から妾腹と
ののしられてしまう。
　北斗は、自分達の選択肢が少ないとわかって
いたのでしょうね。知らない男と婚約などしない、
社交界にも出て行かない、母親に進む道を強制
されない、、、すべてを実現するにはこの方法しか、
と思ったのでしょう。その考えをリリーに告白
するのかどうか、が気になりますね。一緒に共犯に
なるか、自分の胸だけにしまっておくのか、、、。

・南波と海鈴 Vol.22（南方純）
　突き指をしてしまった海鈴が保健室へ行くと、
五波がいた。また六波に暴力をふるわれたせい
なのかと思った海鈴は六波に訴えに行こうと
するが、五波はなぜか彼女を止めた。
　「カシオペア」、、、海鈴もけっこう想像力が
たくましいかもですね。今回彼女がいろいろ
想像してあたふたしてしまったのは、最初に
五波が養護教諭の武美の所へ入り浸っている
理由を聞いたから？　もしかしたら海鈴は人に
好かれるのに慣れていないのかもですけど、その
辺りは真子に期待したい所ですね。

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