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2009年3月26日 (木)

マリア様がみてる 4thシーズン 第11話

 もっと相手に近づきたいと思うのと同時に、
自分の本当の姿を知られたくないという
反対の気持ちが、瞳子の胸の中には渦巻いて
いるようです。でももう少しだけ素直さを
取り戻せれば、すぐにでも道は開けるの
でしょう。

 4thシーズンアニメ「マリア様がみてる」、
第11話「ハートの鍵穴」です。
 母親が寝付くまで、ベッドサイドで手を
握っていた瞳子。母親のうわごとのような
寝言に一つ一つ丁寧に返事をする瞳子だった
が、その表情は曇っていた。

 親からも愛されているようですし、瞳子
には本当なら何も気にする事はなかったの
でしょう。でも彼女は仮面をかぶり、誰と
でも距離を置くようになってしまっていた
みたいです。彼女にそうさせるきっかけと
なったのは、過去の経験らしいです。この
経験というのも、実はもしかしたら彼女と
彼女を取り巻く家柄のしがらみが原因
だったのかもしれませんね。
(祐巳は、「レイニーブルー」や「子羊たちの
休暇
」のエピソードで、小笠原や松平といった
家がひしめく中で、祥子と一緒に困難を
乗り切ろうと決意していった感じがあります。
彼女が、瞳子とも同じ事をしてくれるのか
どうか、といった部分も気になります。)

 また、過去の事だけでなく、今の瞳子の
生活や考え方なども、彼女の行動基準を
左右しているような気がします。今の彼女は、
自分を誰にもなじめないよそ者と考える事に
慣れてしまっているように見えます。自分が
誰からも孤立していると考えたり、誰からも
見向きもされない、とも感じているようです。
そう思い込んでしまうのは、実は自分が痛みを
負わないようにするための逃げ道を作っていた
とも言えそうに感じられます。
 、、、自分にはふれられると弱い部分がある。
そこを誰にも見つからないようにするには、
誰も自分のそばに近寄らせなければいい。
小さい頃の瞳子はそう自分で決めて、また
その決め事をきちんと実行できていたのかも、
と思います。あまりにもうまく実行できた
ために、今の歳になるまで本当の自分を
見せる機会を失っていた、とか。
 また彼女は、そうやって自分を隠している
内に、自分の方からも外を見るのをやめて
しまっていた、という感じもします。乃梨子、
祥子、そして祐巳、、、瞳子の周りには
こんなにもたくさんの女性がいて彼女を
思いやっているのに、彼女は相手の思いに
気づけずにいたみたいです。

 それほどまでに縮こまってしまった瞳子の
気持ちを一番深く受け止めて、解きほぐす
事ができるのは、誰なのでしょう? それは
たぶん、彼女が一番つらく当たった人なの
では、という気がします。、、、最も強く惹かれて
しまう人だから、最も遠くに離れなければ、と
瞳子は考えたのではないか、なんて思いました。
 瞳子の気持ちはどういう形を結ぶのでしょうね。
次回に期待したいです。

・「マリア様がみてる」レビューリストレビューセンター

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