まりあ†ほりっく 第６話

　かなこ好みの顔とルックスを持っていて、しかも
女の子、、、。これでかなこが喜ばないはずがないの
では、とも思いますが、彼女はそれどころではない
事態に陥ってしまっているようです。

　テレビアニメ「まりあ†ほりっく」第６話、
「倒錯の保健室」です。
　学院で身体測定が行われる事になり、かなこを含む
クラス委員は記録の手伝いを依頼される。保健室で
多くの生徒が脱衣するのを目の当たりにできると
考えた彼女は、当日の朝から気が気ではなかった。

　鞠也の正体が皆に知れ渡ってしまう可能性が、と
思った瞬間、かなこは優位に立った気分になっていた
ようです。という事は、彼女は隙があれば鞠也を
押さえ込みたい、そのチャンスをいつも狙っている
と考えられそうですね。鞠也にすっかり降参している
わけではないとわかってちょっと安心しました。が、
話している内にいつの間にか形勢が逆転してしまい
、、、実際に彼女が鞠也を支配するような状況には
遠いようです。
　鞠也のこの話術(?)は、一種の才能なのでしょうね。
詭弁、とも言えるかもしれませんが、相手にそれを
見破る暇も与えずに攻撃し尽くすテクニックは、
自分の正体を隠すのにも役立っているのでしょう。

　そしてその矛先は、双子の妹のしずにも向けられて
います。特に彼女は、小さい頃からずっと鞠也の攻撃に
さらされてきたらしく、（茉莉花の言葉が正しければ）
その影響で男性に対する恐怖心が植え付けられて
しまっているみたいです。（それにしてもかなこも
しずも、昔から男にひどい目に遭わされているの
ですね、、、。）
　鞠也は、しずが「苦手意識を克服するために」２人の
ゲームを続けようとしているようです。でもこのまま
では男性への恐怖心がよけいに強くなってしまいそうな
気が、、、。そうさせるのが実は鞠也の策略、という
わけではないですよね。ここは、ギャグっぽい展開の
中にほんのりと優しさが見える、という演出なの
でしょう。

　ところでしずは、鞠也の双子の妹なため顔つきも
背格好も一緒みたいです。身体測定の時もクラスメイトや
かなこにも見破られず、奈々美も「よく似た他人」と
思うほど。、、、となるとしずは、かなこにとっては
ツボな姿、プロポーションを持っている、という事
ですよね。しかも鞠也とは違って女の子。これこそ
かなこの求めていた女性像なのではないでしょうか。
　過去に経験したつらい思い出の部分でも、かなこは
しずに対して親近感を持っているようですし、お互いに
共感できる部分はありそうです。２人が結ばれる
パターンだってあるかもですが、この後２人が近づくのか
どうかはよくわからないですね。まあ物語的に考えて
かなこが鞠也のふとした優しさや努力する姿に
ときめいていく、という流れなのでしょう（今回も
そんな雰囲気がありました）。

　百合的には今回はあまり大きな動きはなかった
ような、、、？　こういう時はかなこの百合妄想(?)が
どう描かれるのか気になる所ですが、何だか肉体的な
方向に走っていましたね。こうなるとかなこは、
運命的な出会いや恋愛よりもとにかく女の子に囲まれて
ふれあっていたいと考えているようにも見えて
しまいます。周りと真面目につきあっていかないと、
その内誰も彼女の言う事に取り合ってくれなくなって
しまうのではないか、なんて思ってしまいます。、、、
ていうか最後に起きた事件でいきなりピンチが？
毎回引っ張りますね。