まりあ†ほりっく 第４話

　女の子の格好をするのを嫌がっていた鞠也も、
最近はけっこうノッってる感じですね。かなこの
方もいやしめられてもちょっと嬉しかったり
するようで、、、新しい関係ができている？
ていうか何気なくあのサークルさんの百合作品
っぽい名前が、、、？

　テレビアニメ「まりあ†ほりっく」第４話
「悦楽の代償」です。
　かなこを守ると公言する隆顕、かなことの交際を
宣言する奈々美。編入３日目にしてかなこの周囲
には大きな展開が続いていた。彼女は妄想を
膨らませて悦に入るが、現実は彼女の期待とは
若干違っているようだった。

　かなり突飛な行動を起こしてかなこを呆然と
させている隆顕ですが、彼女って前からこういう
行動をする人だったのでしょうか。彼女を追いかける
他の女生徒達は、彼女のものものしい格好や
行動を見ても特に驚いたりしてないですね。
とすると隆顕はこの性格も込みで愛されているの
かも。
　でもなぜ隆顕がああいう風に他の人に関わって
いこうとするのかについては、知る人は少ないの
でしょう。もしかしたら隆顕の過去の経験を
本人の口から聞いたのって、かなこだけなのかも
しれません。
　相手の秘密を打ち明けてもらえたかなこは、
恋愛的にはかなりいい位置にいるようにも
思えます。ならこのまま隆顕目指してまっしぐら
かというと、そういうわけでもないみたいで、、、。
かなこは隆顕のする事に煩わしさを感じている
ようですし、隆顕も、かなこと奈々美の関係を
誤解して腰が引けている感じです。この２人に
ついてはこの調子でフェードアウトになって
しまうのかな？
　ところで隆顕は、女の子同士の恋については
どう考えているのでしょうね。奈々美から
かなことの事を聞かされて離れていったのは、
女の子同士が愛し合うなんてあり得ないと
思ったからなのか、それとも既にできあがった
カップルをじゃまするほど野暮ではないと考えた
からなのか、、、。そういう部分の反応の仕方が、
全体的な百合度に割と影響を与えそうな気も
します。彼女には、百合な恋愛はありだと
思っていてもらいたいかもですね。

　さてもう１人、今回出番が多かったのは
奈々美ですね。彼女の方はどういう気持ち
だったのでしょう。
　とても淡々と、芙美先生から頼まれた仕事を
彼女はこなしているようです。他の人から自分が
どんな風に思われようと、彼女は全然気にしてない
雰囲気です。
　でもこの行動を見ると、彼女の大切にしている
ものが何となく見えてくる気がします。たとえ
自分が学院でどれだけおとしめられようとも、
芙美から頼まれた事は必ず成し遂げる。奈々美に
とっては、芙美の言葉、芙美の反応がすべて
なのでは、なんて、、、。
　本当にそうなのかどうかはよくわかりません
けれど、奈々美にも何か一つは絶対に譲れない
思いがあるのではないかと感じます。それが
本編中で明かされる時は来るのでしょうか、、、？
それにしても芙美、もし奈々美が絶対に依頼を
断らないと確信した上で彼女にかなこを任せたの
だとしたら、けっこうすごいかもですね。
　まあそれはそれとして、隆顕をかなこから
引き離すための理由付けに女の子同士の交際を
持ち出す奈々美って、実はそういう百合な
関係に興味があるのでは、と邪推してしまいます
、、、。方法なら他にもっと良いものがたくさん
ありそうなのに、とっさに出てきたのが
「おつきあい」だったというのは、彼女が
日頃からそういう気持ちの近くにいたから
だった、とか、、、。奈々美本人はかなこに
対して「あり得ない事」みたいに言って
ましたけど、口でそう言っていたからといって、
かなこもそんなに落ち込む必要はないのかも
しれません。

　今回は鞠也の出番があまり多くなかった
ですね。本人も気にしていたのか本編中で
そう言っています。
　鞠也はかなこの周りで今回起きた事を
どう思っているのでしょうか。前回の
隆顕の宣言の瞬間にも立ち会っていましたし、
あの時何かを感じたのでは、と思えるの
ですけれど、、、あの後鞠也がどんな表情に
なったのか、とかは描かれなかったようです。
　隆顕が出て行って元の２人（＋茉莉花）に
なった後、いつものように鞠也がかなこに
触れる事で嫌がらせをしてました。でも
かなこにじんましんが出るタイミングが、
ちょっと遅くなっていた感じがします。
、、、男とはいえかなこの好みのルックスを
持つ鞠也がいつもそばにいる内に、だんだん
免疫ができてきていたりする？　かなこが
百合以外の趣味に目覚めるのか、それとも
男に走ってしまうのか、これから起きる
将来の姿はいろいろ考えられそうです。
できれば百合な方向性を出していって
もらいたい所ですね。

　そういえば本編中気になるものが。鞠也が
かなこの前である百合作品を取り出すのですが、
タイトルは「その足元にくちづけを」という
もの。これって、あの百合サークルさんの
作品を思い出させますが、、、狙っている？