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2009年1月 4日 (日)

マリア様がみてる OVA第5巻

 久しぶりに静の歌が聴けたのは良かったかも
です、、、。時間や場所が違っても、変わらない
思いがある、と伝えてくれているような気が
しますね。

 3rdシーズンOVA「マリア様がみてる」、
第5巻「チャオ ソレッラ!」です。
 祐巳達2年生が修学旅行に出発する。
行き先はイタリアだ。お姉様である3年生の
祥子と1週間会えなくなるのは寂しいが、祐巳
うまく自分の気持ちを伝えられない。そうする
内に、彼女は日本を後にする日を迎えるの
だった。

 祐巳と祥子が一緒にいないために、近頃
描かれていた2人の甘い関係はあまり見られない
感じですね、、、。離れて相手を恋しく思う気持ちも
扱われてはいますが、祐巳はその先を既に意識
し始めているようです。お姉様が卒業したら、
毎日のように同じ場所に通う事はできなくなる、
そうしたらいったいどうなってしまうのか、、、。
その時自分が味わうはずの気持ちはさすがに
想像できないみたいですけれど、いつか必ず来る
その日に向けて、祐巳は祥子に甘えて頼るだけの
生活は控えめにしなければ、と考えているの
ではないかと(彼女が祥子に甘えるだけではなく
既に自分の意見を持って行動もしているのは
周りもわかっているとは思いますが、本人は
まだそこまで気づいてはいないのでしょう)。

 旅行先で、祐巳は思いがけず蟹名静に出会い
ます。静がイタリアにいる事は知っていても、
旅行中に会えるとまでは祐巳は思っていなかった
みたいです。が、静の方は、「ペンフレンド」の
おかげで、リリアンの事情はある程度知っている
ようですね。
 静は、母校から離れる、という経験を祐巳達
よりも先に済ませている人、なのですよね。
彼女は大切な人達と一緒に生活できる日々を
失う事を実際に経験してみて、どう感じているの
でしょう。学園から出て行く前の彼女の心情は
これまでの物語の中で描かれましたけど、
イタリアに1人で来てみて何か改めて感じる
ものがあるのでは、という気もします。
 学園では、彼女は姉妹を作りませんでした。
でも、妹や姉になりたくてもなれなかった人達が
あの場所にはいますし、何か愛着のようなものを
持っているようにも思えます。静が祐巳に
対して語った言葉の中には、本人も意識しない
内にその愛着、愛情が込められていたのかも
しれません。だから祐巳は、すぐにでも何か
しなければ、という思いに駆られたのかも。

 祐巳以外では、由乃と令の仲は安泰(?)という
雰囲気でしょうか。これは長い間のおつきあいと、
親戚同士の関係がものを言ってるのかもですね。
由乃の場合、体育祭の時に、「令と一緒に
歩いていく」という夢の第一歩を実現できた
事もあって、相手への信頼は大きいのでしょう。
 そして志摩子も、以前とは気持ちが変わって
きているようです。1年生の頃は、静と同じ
ように、リリアンを離れても心残りがないように
したいと考えていたみたいですが、乃梨子との
出会いが、思いを別な方向へ導いているの
でしょう。今回の旅で、彼女はその事を身に
しみて実感したと言えそうです。

 祥子はまだ祐巳の目の前にいてくれます。
でもいずれは、、、。そうなった時にどうするのが
良いのか見つけ出す事が、これからの祐巳の
課題になるのでしょうか。でも単に、祥子が
いなくてもきちんとやっていけるようにするのを
目指すのではなく、2人で築き上げた愛情を
これからの長い時間、学生生活を終えた後にも
つないでいく方法を考えていってもらいたい
気がしますね。

・「マリア様がみてる」レビューリストレビューセンター

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