百合姫S Vol.6 後半
読者コーナーも始まって、誌面の見所も
増えてきている感じでしょうか。企画の
ページなどもより充実してくると良さそうな
気がします。百合情報満載で、、、。
発行一迅社、「コミック百合姫S」Vol.6を
見てみました。後半の内容をご紹介したいと
思います、、、。なお、前半部分の記事も
ありますのでよろしければ見てみてください。
(・作品名(作者名(敬称略)))
・The Nightmare after school(直江まりも)
あきらはこのところ恐ろしい夢ばかり見てしまう。
友達のあみは、この頃近所で起きている、女の子を
標的にした凄惨な事件の噂に影響されているからだと
慰めてくれるが、あきらの気持ちは晴れなかった。
鈴(ベル)先輩は皆の憧れの的になっているみたい
ですが、女の子達のアタックの仕方は屈託がなくて
何だか明るいですね。こういう雰囲気と、闇の中で
うごめく異形のもの達との戦いの対比が面白いかも
しれません。それと、あみがあきらをどう思って
いるのか気になります。そして、「ベル」という呼び方、
鈴先輩の本当の名前と関係ありそう、、、?
・ゆるゆり(なもり)
3.「シゲキ的なまいにち」
4.「ミラクるん♪参上…!?」
5.「決戦!!罰金バッキンガム宮殿」
幼なじみのあかり、京子、結衣は今日も学校で
娯楽部の活動を堪能中。しかし何もしないでごろごろ
するのに少し飽きたのか、京子は刺激がほしいと
こぼし始めた。
少し百合テイストを強化しようとしてる? と
思ったのは、なぜかボディタッチが増えている感じが
したもので、、、。もっと心情的な部分で百合っぽさが
出ると良さそうですけど、さすがにこの仲良し3人組
の間だけでは難しいかもですね。新キャラの活躍に
期待したいです。京子が徹底的にちなつの名前を
呼び間違えそうになっているのが笑えました。
・カシオペア・ドルチェ 第5話(髙木信孝)
今日はドールの祭典、ドールズセレブレーション
の日。全国のドールハウスが自慢の品を出展する
イベントに初参加するとあって、アンナは緊張気味。
そこへオルガがバニースーツを着て現れた。
新キャラが次々に登場して、イベントの雰囲気と
ともに盛り上がっている感じですね。アンナは
初参加だそうですけど、別の意味でも緊張の連続
だったかも。初対面の人達に貞操の危機を感じる
のは、エルザとオルガに囲まれて暮らしてきた
せい? まあそれはそれとしても、エルザがこれまで
弟子をとらなかった理由とか気になりますね。
・彼女と死神(黒柾志西)
咲の前にチヨという名の不思議な女の子が現れた。
10分後に咲が命を落とすというのだ。そして彼女は
咲に提案した。もしそうなったら一緒に死神の
仕事をしてくれないか、と。
チヨが今まで、人間の魂が奪われていくのをどれだけ
見てきたのかはわかりません。でも咲に対してだけは、
特別な何かを感じたのでしょうね。それは見た目だけ
などでは決してない何か、、、。それがどういうもの
だったのかを、ちょっと知りたい気もしますね。チヨの
発想では、咲を死神にする事しか思いつかなかった
ようですが、一緒にいる方法は意外に多いようです。
・HONEY CRUSH 第6話(椿あす)
霊感が全くないまどかに、幽霊である自分が思いを
伝える方法を、みつは思いついた。自分と普通に話せる
恭子に代弁してもらうのだ。恭子はみつの恋敵なのだが、
頼んでみるとなぜかあっさりと協力してくれた。
ここに来てまどかがもう一度恋愛関係の輪の中に
、、、? 可能性はありそうですけれど、彼女の返事の
仕方を見ていると、まだあまり本気で考えている風
ではないようにも感じられます。天然キャラらしいので
なかなかその気にはなってくれないみたいですね。
みつや恭子は彼女をときめかせられるのか、、、でも
最後のボケ方とかは、わざとっぽい雰囲気もありそう?
・南波と海鈴 Vol.20(南方純)
学校の体育倉庫で片づけをしている間に、海鈴と南波
は中に閉じこめられてしまった。助けを呼ぼうにも
校舎は遠く、夜の見回りまで待たなければならない
かもしれない。海鈴は気分が沈み始めていた。
南波達のいない場所で他のキャラがどういう生活を
送っているのか、少しかいま見えるようなエピソード
でしたね。読者にとってはわかっている事かもですが、
海鈴達には新鮮な部分もあったのでは、という気が
します。南波も海鈴の意外な部分を見られたみたい
です。そんな中ちょっと気になるのは、やはりりな。
彼女は2人(特に海鈴)をどう思っているのでしょう。
・カノジョはイモウト(珠月まや)
美晴は下級生のゆゆと交際する事になった。
ところがそれぞれの両親が再婚し、2人は姉妹に。
複雑な気持ちのまま美晴がゆゆの家を訪れると、
ゆゆはにこやかに彼女を迎えてくれた。
女の子同士なのに、というのは全然おいておいて、
美晴は姉妹と恋人のどちらをとるべきなのか真剣に
悩んでいます。テーマとしてはかなりベタな感じも
しますが、こういうどきどきもとても良いのでは
と思います。また、Vol.4やVol.5に登場した
月子、ひめ、ユキが登場していて、また月子や
ひめとはストーリー上も関係していて楽しいです。
百合姫では、「百合姫」、「~S」、「~Wildrose」
と、いろいろな形のコミック誌が発行されています。
取り扱われている作品も、ギャグテイストのものから
ちょっと大人なものまで豊富になっていますね。
これからもたくさんのタイプの百合作品を見せて
もらえたらと思います。
けれど、オーソドックスな雰囲気のエピソードも
見たい気がしますね。ベタな流れでオチさえわかって
しまいそうなものだったとしても、女の子同士の
恋のどきどきみたいなものを楽しみたいとも思って
しまいますし、、、。
それに、百合作品が増えていってこれから新しく
このジャンルを経験する人も多く出てくるのでは、
とも考えられます。その時には、ひねりにひねった
作品だけではなくて、直球ストレートな百合があると、
見ている人もわかりやすいのではないかと。まあ
ともかくいろいろな百合をこれからも楽しめると
良いですね。
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