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2008年10月 1日 (水)

神無月の巫女 第1話「常世の国」

 ポイントはやはり最後の場面、でしょうか。
後は、ドレス選びに悩む千歌音の内心など想像の
余地があるような気がします。

 テレビアニメ「神無月の巫女」第1話「常世の国」
です。
 穏やかに時の流れる村に建つ伝統の学舎、私立
乙橘学園。来栖川姫子はここで学園生活を送っている。
いつもドジを踏んでばかりだが、優しい友達に
助けられ、毎日は楽しい。
 そしてもう一人。文武両道、眉目秀麗、完璧で
非の打ち所のない令嬢、「宮様」こと姫宮千歌音が
この学園にいた。

 この作品は一度全話見ていてストーリーも結末も
知っているのですが、改めて見返しても何だか感動が
あります。特に、最初の姫子のナレーションとか。
「月には、朽ち果てた誰も知らない社があるの」と
聞いただけで、何か胸に迫るものがあります、、、。
 でもまだこの段階では、姫子達は自分の運命を
知らないのですよね。

 前半は、姫子、千歌音、ソウマそれぞれの日常が
描かれていきます。姫子は乙橘学園の寮で真琴と
一緒に暮らしています。ソウマは大神神社で、兄の
カズキや助手(?)のユキヒトとの男所帯。この2人に
ついてはほのぼのした雰囲気が漂ってますね。
千歌音は、自分達の誕生日を前にときめいている
ようです。これって、姫子と一緒に誕生日を過ごせる
から、なのですよね。そう考えると、千歌音のドレスの
チョイスとかけっこう勝負をかけてるような気がします。

 千歌音は、良家のお嬢様ですし、頭も良く、運動も
できて、誰もが見とれてしまうぐらいの美貌の持ち主。
持ってないものなんて何もない、と皆信じて疑わない
でしょう。
 けれど彼女は薔薇の園で、空を見上げながら言います、
「そんな事ない」と。彼女には、どれだけ欲しがっても
何をしても絶対に手に入らないものがあるようです。
それが彼女を、孤高な存在にさせているのでしょうね。

 そして最後の場面、、、。ここは百合的にも印象に
残る絵になっていますが、どうしてもちょっと笑って
しまいます。ソウマが叫んでいる目の前で、、、
というのが理由だと思うのですが、本人達に悪気は
ないのでしょう。ちなみに公式サイトに以前載っていた
座談会か何かの記事で、監督はあの場面をまじめに
作っていたと話されていました。

・神無月の巫女 短期集中レビューリスト

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