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2008年10月27日 (月)

ペンギン娘 はぁと 第19話

 戦いは激しくなり、相手も自分達も総力を
挙げてぶつかり合っています。こうなってくると、
ギャグテイストを振りまいてくれるのはペンギン
ぐらいしかいない?

 無料ネット配信中のアニメ「ペンギン娘♡はぁと」、
第19話「舞え、乙女」です。
 シャーチーの拳法も、アクアの名刺手裏剣を
はじめとする忍術の前には手も足も出ない。
ペンギンを介抱するねねを下がらせ危険な奥義を
繰り出そうとするシャーチー。しかしねねが、
彼女を静かに押しとどめた。

 このところオリジナルなバトルの展開になって
います。たくさん登場しているキャラも次々に
倒れ、被害は大きくなっていますね。
 原作でも戦いの場面はありました。四天王は
アクアのアロマに倒され、ねねもペンギンから
引き離されて助けに行く事ができない、といった
流れになっていました。けれど、今回のアニメの
ような、戦う事をメインに置いたストーリー
とはちょっと違う気もするのですよね、、、。
 「名刺手裏剣」や「待ち伏せゾンビ作戦」などは
アニメにもコミックスにも登場しています。
コミックスの方では、こういう攻撃を仕掛け
られても、何となくギャグで流して終わりにする、
みたいな描かれ方になっていて、敵味方に
分かれた戦闘の重苦しさのようなものはそれほど
感じなかったりします。もちろんアクアや
リーフ達は真剣に戦っていますし、ペンギン達を
倒す事が、社長から彼女達に与えられた命令
のようです。とはいえコミックスとしては、
そこを深く描いていくよりも、別のテーマが
あるのかもという気がします。
 例えばどんな苦難にも負けない友情を育てた
ペンギン達の絆の強さや、普通なら恥ずかしくて
言えないような正義感や友愛にあふれた言葉を
真正面から言い切れるまっすぐさなど、、、。
そんな彼女達がお互いを求め合う姿に、百合な
テイストも見えたりするように思います。

 アニメではこの後どんな風に物語が描かれて
いくのでしょうね。黒薔薇コミュニケーションズ
社長との決着をつける場面はあるのでしょうけれど、
それまでペンギン達には、あまり戦いにとらわれ
すぎず、無茶しないようにしてもらえたらと思います。

 さて今回のエピソードでちょっと笑えたのは、、、
せりふをかみまくるペンギンとか。がいないので、
ねねが力を振り絞ってつっこんでますね。
 他では、ねねの早変わり、、、? いつの間に
どこにあんな服装を用意できたのか、鯨がいたら
間違いなくつっこんでいたでしょうね。でもたとえ
何か言われても、ねねは微笑みながら「巫女の
たしなみですから」なんて返事でもしそうです。
 それにしてもあの場面で巫女服に着替える
という事は、彼女にとってあれは戦闘服みたいな
意味合いがあるのかも。平和を愛する栗尾神社の
「くりおねのみこと」様でも、理不尽に仕掛けられた
戦闘には刃向かう事を許しているのでしょうか。
 ここで原作では、ねねは目にもとまらない速さで
相手の攻撃を封じ込めていました。使っていた
武器はかんざし。第2部のエンディングアニメでも、
彼女はかんざしを使っているみたいなので、これは
アニメ本編にも出てくるのでは、と期待してました。
が、今回まででは登場していないですね。この後
披露されるようなエピソードとかあったりする、、、?
シャーチーの出番が増えている関係なのか
ねねが活躍できる場が少なくなっている気が
しますので、ねねにももっとスポットを当てて
もらいたいようにも思います。

 後は、百合な場面が一番気になるのですけど、
今回はほとんどありませんでしたね。ペンギンを
とても心配している鯨が、かえでに指摘されて
赤くなる、ぐらいだったかな? でも本当に心配
なら、武闘家の勘よりもペンギンの言葉を信じて
あげるのが先決だったような気もしますけれど、
そうしてあげるのは、今からでも遅くはないですよね。

・「ペンギン娘」レビューリストレビューセンター

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