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2008年10月17日 (金)

地獄少女 三鼎 第2話

 望まない映像を見せられ続けるゆずき。
彼女は、このまま怖がる事しかできないの
でしょうか。それともそこに隠されている
何かに気づいたりするのでしょうか。、、、
そして百合は、ある?

 アニメ「地獄少女 三鼎(みつがなえ)」、
第2話「籠ノ鳥」です。
 一人河原にたたずむゆずき。思い出すのは
あいの姿と、「私はあなたの中にいる」という
謎の言葉。しかし彼女は自分の身に何が起きて
いるのかわからず、悩む事しかできなかった。
そんな彼女の肩に、突然手を載せる者があった。

 今回のオープニングアニメ、第1話のとは
違ってましたね。これからはこちらがメインで
使われていくのかな。っていうか内容が、、、。
第1話の場面を思わせるあいとゆずきのキスシーン、
しかも360度ぐるぐる回っていろいろな視点で
描かれています。また、あいがゆずきに膝枕
したりしてます。そして最後の場面であいの
隣に添えられている百合の花、、、。これは
つまり、百合な展開あり、というサインなの
でしょうか? 期待してしまいますね。
 途中の場面でも、ゆずきの過去らしい風景を
写した写真が何枚か出てきます。(「写真」という
モチーフを見ると、どうも「~二籠」第20話の
乙女のアルバム」を思い出してしまいます、、、。)
小さい頃から、今の歳になるまでを記録した
写真。その中でゆずきはいろいろな姿と、表情を
見せていますが、全体に漂うのはどこかうつろな
空気、、、。顔は笑ってはいても、胸の中では何かが
足りない、そんな気持ちを想像してしまいます。
 今回の本編で描かれていた中では、ゆずきは
どうも親から離れて一人暮らしをしている
みたいですね。だから寂しい、というのとは
ちょっと違うかもしれません。が、彼女が
そんな風に生活する事で、自分の内面を
見つめる機会が増えたりしているのなら、
彼女自身がずっと抱えてきたらしい孤独を
意識する可能性はありそうです。

 その孤独を埋めるのは、、、あい? そこは
どうなんでしょうね。あいがゆずきを選んだ
理由は、藁人形達にもまだわからないみたい
ですし、すぐに答えは出ないのでしょう。あいが
狙ってゆずきに取り憑いたとかではなく、2人が
知らず知らずのうちにお互いを呼び合っていた、
という感じだったりすると良いかもですね。

 ゆずきは、人が人に暗い感情を持つ、恐ろしい
場面ばかりを見せられ続けています。「どうして」と
嘆いても、何も変わらないようです。
 けれど、彼女は他の事についても考えさせられて
いるみたいですね。今回は人の恋愛相談に乗る、
といったシチュエーションになってました。
 そこでゆずきが経験したのは、女性が誰かを
愛するってどういう感じなのか、自分の口から
答える事。ゆずきは、自分の頭で考え、たぶん
自分自身の感じているものをふまえて答えたの
ではないでしょうか。
 もしかしたら彼女はこうやって、少しずつ
自分や周りの人達の思いや願いを意識していくの
かもしれませんね。その道の果てには、あいが
立っているのかも。あいが地獄から戻ってきた
理由を知る事ができたなら、ゆずきとあいは
同じ場所に立って、お互いを理解し合えるように
なりそうな気もします。

 物語の途中、骨女が、「またのろわしい事が
起こるのかねえ」と言っていました。まああいが
現れた以上、たぶんそれは起きるのでしょう。
でもどんな形で実現するのかはわかりません。
必ずしも前と同じ出来事があるとは限らないの
でしょう。、、、百合だって、場合によっては
恐ろしい物語の引き金になるはずです。

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