神無月の巫女 第2話「重なる日月」
いくら決意が強くても、力がなければ人一人
守る事もできない、、、。戦いは始まったばかり
なのに、千歌音は自分の弱さを思い知らされて
いるようです。
テレビアニメ「神無月の巫女」第2話「重なる日月
(じつげつ)」です。
オロチ衆の操るロボットの姿をした巨神達が
繰り広げた戦いにより、村は大きな被害を受けた。
野山は切り崩され、人々は住む家を破壊され、
けが人が続出。その中には、姫子のルームメイト
である真琴もいた。
姫子が村を出ようとした理由は、「自分がここに
いると皆に迷惑がかかる」というものでした。確かに
村はめちゃくちゃにされて、道ばたでも病院でも、
苦しんでいる人はたくさんいます。けどそれが全部
自分一人のせいだと思い込むのは、何だか独りよがり
なのでは、と思えなくもないですね。でもたぶん、
彼女のこの言葉はそういう意味のものではないの
でしょう。
彼女にとって「皆」とは、ほとんど真琴と千歌音だけ
なのかなという気がします。姫子は人付き合いの
範囲が狭いみたいで(その理由は別の話数で出てくる
と思います)、周りも彼女には興味を持っていない
様子。優しくしてくれるのは真琴ぐらいで、ソウマは
幼なじみ、千歌音は尊敬する人。そんな中で真琴に
あんな態度をとられたら、もう目の前は真っ暗になって
しまうのではないでしょうか。
そして姫子は、真琴の言葉通りにしようと考えます。
今までずっと甘えてきた真琴の望みを叶えようと。
こんな風に思い立った裏には、苦しんでいる真琴がいる
村で、平然と生きていく事などできない、といった
気持ちもあるのでしょうね。
そこで千歌音の存在が重要になってきます。
千歌音は、姫子がしようとしていた事を止めません
でした。彼女は、姫子と一緒に行動する道を選びます。
その上で、自分達に宿る運命を振り払おうとします。
運命だから一緒に戦うのではなく、運命を打ち消す
ために戦う、、、。そうする事で姫子を悲しみから
救い出したい、それが彼女の決意なのでしょう。
けれど、、、。敵はあまりにも強くて、自分の持つ
最強の武器をもってしてもまるで歯が立たない(第1話
でも千歌音は武器を使っていますが、相手には傷一つ
負わせられませんでした)。そして追い打ちをかける
ように、ヒーローが登場。千歌音は自分が宣言した事を
自分の手では実現できなかったようです。彼女の
決意は、このまま無駄になってしまうのでしょうか、、、。
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