百合姫S Vol.5 後半
今号では、百合姫で活躍していらっしゃる
作家の方が登場されてます。こういう形の
交流も面白いかもしれませんね。違う紙面で
見ると雰囲気も変わるかも、、、。
発行一迅社、「コミック百合姫S」Vol.5を
見てみました。後半の内容をご紹介したいと
思います、、、。なお、前半部分の記事も
ありますのでよろしければ見てみてください。
(・作品名(作者名(敬称略)))
・マイナスりてらしー
マイナス5 その女、メイドにつき(宮下未紀)
置き手紙を残して松平の家を出た美晴(みはる)
を探す康光(やすみ)達。情報によると、美晴は
男と連れだって怪しげなビルに出入りしている
という。康光はすぐさま現場へ向かった。
お互いを思いやっているから、美晴は離れ、康光は
追う、というのが真実なのでしょう。でもそれが
2人にとって本当に良い事なのか、、、考えさせられて
しまいますね。美晴がどういう気持ちでいるのか
聞いてみたい所です。ところで委員長が、食べるのに
不自由しているらしい康光のためにさりげなく
差し入れしているのが、ポイント高いかも。
・カシオペア・ドルチェ 第4話(髙木信孝)
目の前に、瞳を潤ませたエルザが立っている。
彼女はアンナに、愛の言葉を告げる。やっと自分の
気持ちが通じたのだと喜ぶアンナに、エルザは
顔を寄せ唇を求めるのだが、、、。
アンナの周りにはキスが渦巻いていますが、
本人はまだまだ慣れていないみたいです。他の
人が簡単にしている事でも、彼女にはとても大切に
したい行為なのでしょう。とはいえ新キャラも
登場して彼女の夢はますます遠くなっている
ような、、、? しかも今度の相手はけっこう本気に
なっているようですし。
・センパイはとくべつです(珠月まや)
ユキは憧れの春香先輩に思い切って告白。しかも
オーケーの返事をもらえた。大喜びでおつきあいを
始めるのだが、春香先輩にはあまり良くない噂が
あった。
「知りたい」も行き過ぎると危ない感じになる
ようですが、春香は別に思い直したりする事もない
みたいです。彼女はずっとそうやって生きてきたの
でしょう、本当に気が合う女の子を求めて、、、。
ユキがその人になれるのかどうかは気になる所です
けれど、本編中で先輩を思いすぎて妄想が見える
ようになったと勘違いしてる辺り、脈はありそうかも。
百合姫SのVol.4に掲載された「ひめちゃんは
てれやさん」と同じ舞台のようで、あちらの登場
人物の月子やひめがこの作品にも出てきています。
こういう風につながっているのも世界観をいろいろな
角度から見る事ができて面白いですね。しかも今回は
月子がけっこう重要な役割を持っていたような。
・南波と海鈴 Vol.18(南方純)
貧血のため保健室で寝ていた海鈴だったが、
気がつくと、彼女の腕を枕にした南波が横で
眠っていた。なぜこんな事になったのかと辺りを
見回すと、枕元に何かがかけてあるのが目に入った。
南波と添い寝、なんて、海鈴にとっては
願ってもないチャンスでしょうけれど、場所は
学校の保健室。落ち着いて喜んでもいられない
みたいです。かわるがわるやって来る各キャラの
反応がいかにも彼女達らしくて笑えました。
これで南波と海鈴全員公認の仲になるのか
というと、、、養護医の先生に理解されただけ?
・プレゼント(倉田嘘)
かわいいものを好む中身と違いすぎる自分の
外見に悩む啓子は、いつからか自分でかわいい
ものと距離を置くようになっていた。満たされぬ
生活を送る彼女は、ある日遙香に出会う。
啓子が自分のギャップのせいで嫌な目に遭った
みたいなエピソードがないため、周りとの距離が
どれぐらいだったのかはちょっとわかりません。
もしかしたら、かわいい女の子達と普通に友達に
なれていたかも、、、。けれどここで出会えた遙香は、
他のどんな友達よりも強く、目には見えない深い
場所でつながっているのでしょうね。
・オトメキカン グレーテル Sweets 5(すどおかおる)
甘いものの中でも特にプリンが大好きなマリヤは、
コンビニのプリンには大いに不満足。人工甘味料が
使われているからだ。文句を言いまくる彼女を前に、
ユウはふと、自分はプリンを作れると告げる。
料理でアピールする、というのはありますが、
ユウはそこまで考えていたわけではなさそうですね。
でもマリヤの中ではユウのポジションがかなり
上がっているのではないでしょうか。このまま
結ばれてしまうのかというとそうでもなさそう
ですけれど、ナギも含めて「シンボク」を深める事は
できているようです。
・会長と副会長~雨の日 晴れの日~(袴田めら)
晴れの日は、誰もいない場所で気兼ねなく
昼食をとれる。だから雨の日は嫌い。そんな
副会長の所へ、最近は昼時になるごとに会長が
やって来るようになっていた。
エピソード的には、前回からの続きという感じ
でしょうか。お昼の弁当をきっかけに、生徒会以外
でも一緒にいる時間が増えた2人が、より近づく
きっかけが語られています。でも会長は他の生徒達
にも人気がありますし、何より会長ですから2人
きりでいちゃつくわけにもいかない? ところで
他の生徒会メンバーはどうしているのでしょう?
・BLUE LINE(夏猫)
ユイはいつも、青い海の見える砂浜にたたずんで
いた。記憶はなく、自分がなぜここにいるのかも
わからない。しかし、彼女の所へ毎日のように
遊びに来る女性は、何かを知っているようだった。
女同士、しかも姉妹、、、2人はこんな高い壁にも
立ち向かう覚悟を決めていたのかもしれません。が、
気持ちだけではどうにもならない事もあるようです。
でも絆を保ち続ける事ができるのも、お互いを求める
気持ちがあるから、なのですよね。、、、爽やかな
海のイメージとか、旅行に出る前のユイとユリアの
初々しさとかが良かった気がします。
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