ひだまりスケッチ×３６５ 第１１話

　屋上へ行く階段で「Girl Meets Girl」、、、って
本当に出会っただけのような。そこまで言うのなら
何か百合なエピソードを見せてもらいたい所です
けれど、ゆのと吉野屋先生では難しいのかも。

　テレビアニメ「ひだまりスケッチ×３６５」、
第１１話「９月２８日 パンツの怪」です。
　朝、ゆのはお弁当作りに励む。自分の分と、
それから宮子の分のおにぎりも作った。体育祭の
実行委員になったため昼休みも会議をしなければ
ならない彼女が簡単に食事できるようにと考えての
ものだった。

　このアニメでは毎回、エピソードの始まりは
だいたい朝で、鳩が飛び立つ場面が描かれてる
みたいですね。鳥は第１期のエンディングアニメ
にも出ていましたし、オープニングアニメの中
にも鳩まみれになるゆのの姿があった気がします。
　その、鳩にもみくちゃにされるゆのの場面が、
今回描かれていましたね。前にもちょっとありました
けど、第１期のオープニングアニメが第２期の
エピソードにつながっているというのは他の作品では
あまりないかもです。
　それにしても屋上って確かに開放感がありますね。
ついのびのびとしてしまいますが、昼休みとか
特に注意してないとゆのみたいな事になっちゃい
ますよね、、、。
　特に今回の彼女は、１人だったからよけいに
歯止めがきかなかったのかもしれません。いつもの
ように宮子と一緒にいたら、ちゃんと彼女が
面倒を見てくれるか、あるいは逆に宮子が心配で
眠くならない、なんて場面が想像できます。２人で
いるのが当たり前になっている彼女達だから
そういうイメージを持つ事ができるのでしょう。

　他には、ヒロと沙英、、、。いつもはヒロが、沙英の
求めているものをすぐに理解して、あれこれ世話を
焼いてくれていますが、今回は沙英がヒロの気持ちを
わかってあげられたようです。２人の思いが依存や
一方通行ではないという事なのでしょう。
　この２人には宮子が強力なツッコミを入れて
いました。「ヒロさんのすべてを知っていると
思ったら大間違いだー！」という彼女の言葉の裏
には、思い上がるなと釘を刺す気持ちが込められて
いるような気がしました。宮子の目には、沙英が
自分では何の努力もせずに、ヒロにばかり大事に
されてると映ったのかも、、、というのは考えすぎ
でしょうか。
　でもその後の展開で宮子は沙英を思いっきり
見直しているようです。彼女は大げさな言い方に
なっていますが、それぐらい２人の間に、密接な、
他の誰も割って入れないほどの絆があると
意識してしまったからなのかもしれません。

　それから今回は、ストーリーの中ではメイン
じゃなかった割に、意外と吉野屋先生の出番が
多かったような。最初に書いた「Girl Meets Girl」
とか、保健室で女生徒にキスを迫ったりする
など、割と百合っぽい振る舞いをしてました。
でも彼女自身に女の子への恋愛感情があるのか
というと微妙そうです。女の子同士で親密に
なりたいとかいった気持ちよりも、本人の
天然さが周りをびっくりさせる行動につながって
いるみたいですね。この作品で真正面からの
百合を求めるのはやはり難しいのでしょうか
、、、。

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