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2008年8月10日 (日)

アオイシロ -花影抄- 第13話

 卯良島の、青いお城に住まうのは、、、美しく
舞い踊るお姫様などではなかったようです。
解き放たれた強大な力に、梢子達は打ち勝つ
事ができるのでしょうか。
 そして百合テイストは、、、今ひとつになって
しまったみたいです。

 発行JIVE、月刊コミックラッシュに連載の
アオイシロ-花影抄-」、第13話です。
この作品の連載は今回までとなります。
 コハクらの働きによって瓏琉は混沌に
突き落とされたものの、残された力が「龍神」
クロウクルウを解き放った。カヤ達は瑠璃宮を
離れようとするが、このままではクロウクルウ
までが世界に飛び出してしまう。止める事が
できるのは、梢子の持つ「剣」のみだ。

 コハクやカヤに細工を加え、何百年もかけて
準備をしてきた瓏琉ですが、「剣」を自分の
手に入れられなかった事、そして汀や烏月など
鬼切達の活躍でだんだん追いつめられていった
ようです。でもいろいろな力が高まっている
この時がチャンスだと思ったのか、多少不利に
なっても無理に計画を進めようとしたみたい
ですね。それがかえって、これまで用意した
ものの意味を失わせてしまったような、、、。
 今回や前回辺りの瓏琉は、世界を牛耳って
やろうというよりは、その場にいる全員を
道連れに世界を終わらせようと考えていた風
にも見えます。こんな感じで自分の野望を
実現する姿勢を貫き通せない部分は、この人の
弱さというか詰めの甘さみたいなものなの
かもしれません。梢子やナミをはじめとする
女子軍団を圧倒するにはまだ何かが足りなかった
とも言えるのかも。(これでこの人に対する
「判官贔屓」(作中で「クロウ」についての
モチーフがあちこちで出てきているだけに)とかが
あまり強まったりしない方が良いような気もします
、、、。)

 このコミックでは、やはり男の子向けの
雑誌に連載されていたためなのか、戦いに
ついての描写がクローズアップされてた感じ
ですね。今回も強い混沌の力に対抗するため
梢子達は「剣」を使っています。
 ここでちょっと面白かったのは、梢子達が
呼び出した力、でしょうか。普通だったら、
押し寄せてくる「波」に対抗するためには、
それを鎮める「凪」の力を使いたくなる所ですが、
彼女達は自分でも波を呼び出してましたね。
「ナギ」(男神)ではなく「ナミ」(女神)を
使う所が、女性としての自分達なりの選択
だったと言えそうに思います。
 とはいえ百合な描写についてはもう少し
見たかったですね、、、。今回だと、
「贄の血」を使う辺りがちょっとそれっぽかった
でしょうか。(ちなみに、桂は、前回とは違って
きちんと「けい」って呼ばれていました。)
 姉妹作の主人公の間で、つながりが見られた
気がして良かったように思います。また
梢子のポーズが、何だか2人の間の雰囲気を
妙に盛り上げてる感じです。
 、、、この場面を見ていて少し想像してしまい
ました。梢子が「剣」を使ったために弱りすぎて、
自分の手では力を補給できない、なんて設定
だと、また違った場面が見られるかな、と。
例えば、起き上がる事もできなくなった彼女を
桂が自分の胸に抱える。ものを吸い込む力さえ
なくした梢子のために、桂は傷口から自分の
血を口に含み、梢子にそっと唇を寄せて、、、。
「力」を授けた後、離れた2人の唇の間には
一瞬、血に塗られた「アカイイト」が、とか。
 そういう描写はちょっと難しいでしょうか
、、、。考えてみると、「アオイシロ」のゲームの
方では、どうも梢子と他のキャラとのキスの
場面があるらしいのですが、「アカイイト」では
そこまで直接的な描き方はしてなかったみたい
ですよね。まあ作品を制作する時の都合とかも
あるのでしょう。でもそうだとすれば、桂の
キスシーンって公式には描かれてない事になる?
これは、彼女にキスをさせるにしても、状況を
きちんと考えなければならないのかもですね。

 その他、事件の後のナミがどういう状態なのかも
気になります。勉強をしている場面が描かれて
いましたけれど、彼女の記憶や人格ってどうなったの
でしょうね。梢子達に発見された時の、記憶も
なく言葉も喋れない「ナミ」なのか、大昔に
混沌を封じた「ヤスヒメ」なのか、保美の双子の
姉「ツナミ」なのか、、、。全部の人格を持って
いるというのも大変でしょうし、かといって
どれか一つだけだと、他の人がどうなって
しまうのか心配ですし、、、。この辺りはあまり
明確にはならない、のかな?

 今作では、ゲームの発売前からの連載だった
ためなのか、物語の細かい部分が省略されて
いるような印象がありました。カヤが根方の
祭司に戦いを挑んだというエピソードとか。
戦いの場面ももうちょっと詳しく描かれると
より迫力が出たような気もしたり、、、。
 見たかったという点では、やはり百合な場面
ですね。こうして全話を振り返ってみると、
結局一番百合っぽかったのは、本編連載前に
前後編が掲載された「アカイイト-花影抄-
前編の冒頭、桂の学校の先輩、貞子が桂に
迫っている場面ぐらいだったかも。あれも実は
「冗談」だったらしいですし、このコミック作品
としては、百合度は低めだったという事なの
かもしれません(って最後にわかるなんて、、、)。

・「アオイシロ」レビューリストレビューセンター

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