ひだまりスケッチ×３６５ 第２話

　さすがに姉妹だけあって、いろいろ言っては
いてもお互い相手の事を強く思いやっている
ようです。とはいっても周りだって姉妹２人
だけ世界になるのを黙って見てはいないみたい
ですね。

　テレビアニメ「ひだまりスケッチ×３６５」、
第２話「２月２日 サクラサクラ」です。
　２月でもとりわけ冷え込みの厳しい朝、
ゆのと宮子が学校へ行こうとすると、沙英が
アパートの前でヒロを待っていた。出てきた
彼女はおいしそうな香りの漂う大きな荷物を
手にしていたが、中身を知りたがる宮子達に、
彼女はまだ秘密だと答える。

　前回第１話の動きまくっていた絵柄からは
少し落ち着きを取り戻した(?)ような感じに
なってますね。これぐらいで描かれていくのなら
良さそうな気もします。このまま品質のキープを
期待したいです、、、。
　沙英と智花って、前シリーズとかを見ていると、
お互い相手が自分の事を嫌っているのではないか、
と考えているようにも感じられました。２人とも、
相手と話す時にちょっとつっかかるような
言い方になっていたりしましたし。素直に
話しても、どうせ相手はまともに取り合って
くれない、と思い込んでいるように見えます。
　でもそういうのは、姉妹の仲ではありがちな
事とも言えそうですね（もちろん姉妹によって
間柄はいろいろありますけれど）。沙英と智花は
たぶん小さい頃いつも近くにいて、言い合いを
するのが日常になっていたのかもしれません。
　けどだからといって仲が悪いわけではないの
ですよね。今回も、沙英は智花の受験結果を
とても心配してましたし、智花も結果が発表
されたら真っ先に沙英に知らせていたようです。
いろいろあっても一番気にしているのは、
姉の事、妹の事なのでしょうね。

　それじゃあ周りはそれを見ているだけなのか
というと、そうでもないみたいです。智花が
ひだまり荘に遊びに来てから仲良しになっていた
ゆのと宮子は、メールで智花を応援してました。
特にゆのは、結果の発表があると聞いたら、
自分の事みたいに緊張してましたね。
　ヒロは、、、彼女らしいやり方で応援していた
ようです。というかこれは、受験生の智花本人
よりも、姉の沙英の方にかなりアピールしている
感じもしますね。料理を作るのがヒロの定番に
なっているとしても、今回のは沙英にとって
特別嬉しかったのでは。彼女の中でヒロの
位置づけがまた一段と高くなったのではないか
という気がしました。
（今回のエピソードのはじめの方で、ヒロを
待っていた所をゆの達に見つかって、沙英が
赤面する場面がありました。実はあの辺りから
既に、この日の事でヒロを意識してしまって
いたのかも？）

　それから、ちょっとだけ夏目も関わってきて
いますが、この人も沙英に対して何か思いが
あるみたいですね（ストーリーのページでゆのに
「ツンドラ」とか言われてますけれど、、、）。
夏目は、沙英とどういう風になりたいと思って
いるのでしょうね。この感じだと、彼女にもっと
近づきたい、みたいに考えているようにも見えます。
が、２年生の２月の時点でまだこういう状況
という事は、それまであまり進展がなかったの
かもしれません。だとすると今シリーズ中では
沙英と夏目の深いエピソードみたいなものは
描かれない、、、？　でも、ゆのと宮子、沙英と
ヒロの確実なカップル(?)以外の組み合わせの
ストーリーとかも見てみたいかもですね。

・「ひだまりスケッチ」レビューリスト、レビューセンター