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2008年6月16日 (月)

電脳コイル 第26話

 幼い頃見知らぬ空間に迷い込んだヤサコ。
そこに来た理由は、デンスケがリンクを
たどったから、それともおじじや天沢兄が
引き寄せたから、、、? 実はそれよりももっと
強い運命に、彼女は導かれていたのかも
しれません。

 NHK教育TVで再放送されていたアニメ
電脳コイル」第26話、「ヤサコとイサコ
です。
 「4423」とは、イサコの患者ナンバー
だった。おばばは、天沢兄妹が巻き込まれた
交通事故の真相と、電脳空間に隠された
秘密を語り始める。一方、電脳体を分離させ
「アッチ」へと入り込んだヤサコは、目の前に
再現される自分の過去の記憶をたどっていた。

 私は個人的に途中(第7話)から見始めた
ので、最初の頃ヤサコやイサコ達がどういう
関係にあったのかよくわからなかったりします
、、、。前回第25話に登場したマユミも、
ヤサコがちょっと言っていたのを知っている
ぐらいで、2人の関係がどういうものだったのか
わかりません。大黒市にヤサコが引っ越してきた
時も、フミエやイサコとの出会いもあったのですよね。
 特に、初めてヤサコとイサコが出会った時に、
何か重要な出来事があったらしいのですけど
第22話でヤサコが少し話していました)。
どうもそれが今回へとつながっているようです。
(最初の方のエピソードもチェックした方が良いの
かな、、、。)

 さて、やっと再会できたヤサコとイサコ。2人は、
夢に出てくる鳥居の階段の真ん中で、言葉を
交わします。きちんと正面から向き合って、
逃げる事なく。周りには穏やかに光る風が
流れ、闇の気配は見えません。
 そんな場所で、イサコは自分の思いを相手に
語ります。彼女の言葉はとても素直なもので、
これまで他人に対して取ってきた冷たい態度は
少しも感じられません。そうなれたのは、彼女に
とって今目の前にいる相手が特別な存在で、
自分の弱さや幼稚さなどを隠す必要がないと
悟ったからなのではないでしょうか。
 ヤサコもたぶん、同じように考えているの
でしょう。とても静かに、にこやかに、相手の
言葉をうなずきながら聞いています。彼女は、
相手と自分が同じ気持ちを持っていたのだと
はっきり感じる事ができていたのかもしれませんね。
過去の記憶を共有する2人は名前も一緒、
そしてあの電脳空間でそれぞれの胸の中に
芽生えた気持ちも一緒だったようです。

 ここまで来たらもう結ばれればいいじゃない、
と、ついせかしたくなってしまうのですが、
そうすぐには片が付くわけではないみたいです。
ていうかイサコを助けようとする途中でヤサコが
「キス」を連呼し始めた時は、これは、ラブシーンが
来る?! なんて思ってしまったのですけど、そんなに
簡単なものではなかった、と。
 でも彼女達の気持ちとしては、お互いを
すぐ近くに感じていたいと思うほど、親密な
関係になれていたのでは、と思います。病院の
ベッドで2人が話し合う姿がそれを表している
ように感じます。(ちなみにこの場面は、
先月発売されたDVD第9巻のジャケットにも
使われてます、、、。つまりそれぐらい大事な
場面だという事なのですよね。)

 後半の方で、ヤサコがハラケンと話している
場面が出てきます。このシチュエーションは、
第17話の図書館前と同じ、、、? こういう部分
だけを見ると、こっちの2人ができてるとでも
言いたげな雰囲気もありますが(第20話
告白とかしてましたし)、話している内容を
聞くと、この2人の間に何かあるわけでも
なさそうですね。ハラケンはいなくなって
しまった人(=カンナ)の事を言っていて、
ヤサコも、自分とイサコの間に生まれた感情に
ついて話しているので。「初恋」は、ヤサコと
イサコ、2人の関係を言い表しているのでしょう。

 イサコは、ヤサコとの間柄をどう表現したら
いいのか悩んでいるようです。「友達」、、、は
よくわからない。「仲間」、、、でもない。
それなら、、、? もう少しはっきり言って
欲しい気もしますけれど、この作品ではこれ以上
描くのが難しいのかもしれませんね。

 ヤサコとイサコはこれから、それぞれの考え方で
行動していくようです。今一緒にいられないと
寂しいのではないかとも考えてしまいますが、
けれど彼女達の顔は晴れ晴れとしていて悲しみに
暮れたりはしていません。
 この2人には確信があるのではないかな、と
思います。相手には、必ずまた会える、それも
すぐにでも、、、。なぜなら、彼女達がいるのは
痛みや苦しみのある世界で、そこには必ず「迷い」が
生まれるはずですから。

 、、、といった感じで、ヤサコやイサコ達の
成長や、SFな物語設定、またキャラクターの動きの
細かさなど、楽しめるポイントがたくさんある作品では
ないでしょうか。その中で、ちょっと想像を膨らませる
必要はあるかもしれませんが、ヤサコとイサコの
惹かれ合う姿が百合的にも良かったように
思います。
 第22話で、イサコと「友達」になりたいと
願うヤサコの一生懸命なせりふとか、今回2人が
会話する場面などは特に見所かもしれません。

 DVDは、今回のエピソードを収録した第9巻が
先月発売、また小説の方はまだ続いていて、
第6巻が来月発売になるそうです。

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コメント

ギンガムさんがどのような感想を持たれるか、
興味があったので再放送終了してから注目していました。
やはりストレートに百合を描くと言うより、何か
そうした想像を働かせる要素があるという感じでしょう
けど、これはこれで良かったと思っています。

投稿: nobu | 2008年6月18日 (水) 19時51分

>ギンガムさんがどのような感想を持たれるか、
>興味があったので再放送終了してから注目していました。

お恥ずかしいですがこんな感想になりました、、、。
純粋に2人の気持ちの動きが描かれていけば、もっと
百合な物語になっていたのかなという気もしますね。
何か理由があって少し抑え気味にしてるのかな、なんて
思ったり、、、。
DVD第9巻のジャケットイラストを見ると、作品全体的にも
百合な感情を意識していたに違いない、と信じたくなります
、、、。

投稿: ギンガム | 2008年6月22日 (日) 23時55分

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