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2008年6月13日 (金)

ささめきこと 第1巻

 友達としてでもそばにいられる事を
喜ぶべきなのでしょうか、、、。個人的に
第2巻を先に見たためなのか、純夏の
思いの伝わらなさや切なさが胸に残り
ました。

 発行メディアファクトリー、月刊コミック
アライブ
に連載中の、いけだたかしさん作
ささめきこと」、第2巻が百合的にも
なかなか面白かったので急いで第1巻
ゲットしました。
 ストーリーとしては、中学からの同級生で
同じ共学校に入学した村雨純夏と風間汐の
日常、そしてそこに秘められた女の子同士の
「ささめきこと」(声をひそめて話す事)が
つづられる、といった感じでしょうか。
 なお、最初は読み切りとして制作された
そうで、その作品が第1話「ささめきこと」に
なっています。いけださんのあとがきに
よると「作風の違い」があるそうで、確かに
他のエピソードとはちょっと雰囲気が違う
かもですね。

 その第1話は、純夏と汐、そして鳥追きより
(キョリちゃん)の学校生活が描かれて
いきます。が、冒頭で誰かのモノローグが
流れてきて、、、。それが誰の言葉なのか、
何を意味しているのかが物語のポイントに
なりそうです。
 純夏も汐も女の子が好き、この点では
一致しているようです。それなら願ってもない
チャンスなのかというと、なかなかそうでも
ないのですよね。女の子を愛しているのと、
愛している人が女の子なのは、似ている
ようで違う、という事なのでしょう。
 純夏が選んでいるのは、友達としての
ポジションのようです。最初は汐の事が
放っておけなくてつい助言したり(つっこみを
入れたり)している内に、いつの間にか
「友達」として仲を深めていった、みたいな
流れがあったのかもしれません。純夏本人も、
当たって砕けてしまうよりは、いつでも
そばにいられる立場の方が良い、と判断した
とも思えます。
 けれど、そばにいればいたでやはり思いは
相手へ向かってしまうようで、純夏の葛藤は
なかなか解消しないみたいです。彼女の
気持ちに気づいていない(らしい)汐が
向けてくる「友達」としての言葉が、彼女の
胸に強く響いているようですね。

 第2話以降は、ちょっとギャグっぽい
テイストが入ってきている感じでしょうか。
料理が爆発とか骨格標本とかが描かれて
います。第2巻の火事発生とか車が爆発に
比べればまだおとなしめな方? 、、、でも
そうなると、話数が進むに連れて派手な
事件が起きている、とも言えそうですね。
第3巻はもっとすごい事になったり、、、。
 それと、第2話以降は、汐の性格付けが
少し変わってきているようにも見えます。
恋に恋しているというか、「かわいい」ものに
憧れているといった雰囲気で。第1話にあった
先輩との間の出来事で、女の子同士の恋愛
から一歩引いてしまった、とも言えるのかも
しれません。
 これが純夏にとってどういう意味を持つか
というと、あまり変わっていない、というか
よりいっそう振り回される結果にもなって
いるかもですね。しかも割といい雰囲気に
なってきた(と純夏が感じた)瞬間に
「タイプとは違う」なんて言われてしまっては
、、、。
 汐が普段純夏の事をどう考えているのかは
気になる所です。第3話「ファーストキス」の
最後の場面って、汐にとっても何か感じる
部分はあったと思うので、その時の気持ち
とか語られると良いなと思います。

 汐は、純夏と恋愛関係になるなんて
思いつきもしなかったためにこういう
発言をしてしまうのでしょうか、それとも
相手の思いに気づいた上で言っている、とか。
、、、どちらの場合だったにしても、もし
この後純夏と汐のカップルが成立する事に
なるなら、汐は純夏にかなり謝らなきゃ
ならないのでは、という気もします。
 それほどまでに汐から胸の痛むような
言葉を受け続けている純夏。それでも相手
から離れないのは、やはり惚れているから、
なのでしょうね。
 純夏に対して思いを寄せているらしい
朱宮正樹も、立場的には似ているようです。
純夏もそれには気づいているみたいですけど、
正樹への態度はけっこう冷たかったりする
ような、、、(正樹に「かわいい」と言われたのに
どうしても汐に結びつけて考えてしまう
辺りとか)。そういう風にされたらどんな
気持ちになるのか純夏はわかってはいるの
でしょう。けれど、だからといって優しく
する事もできない、のかな。難しい所ですね
、、、。

 その他見ていてちょっと寂しくなって
しまったのが、汐好みのかわいい女の子が
「女子部」に入ってくれるかどうか「反応を
試す」場面。、、、もちろん、女の子と恋愛
OKな女の子なんてそんなにたくさん
いるわけではないですけれど、ここまで
立て続けに拒否反応を見せられると少し
心細くなってしまいますね。まあ、ここは
ギャグとして捉えておかなきゃなのかも
しれません。

 後は、朋絵とみやこのカップルがなかなか
いい雰囲気を出していたように思います。
第5話「friends」で朋絵が、「私達2人は
いつでもこんなふうだったから」と言う
場面とか。彼女達の結びつきの強さと、
それが理由で苦労してきたらしい事情が
見えてくる感じです。どんなに苦しくても、
お互いがいつもそばにいる事が2人の気持ちの
支えになってきたのでしょう。
 純夏と汐が彼女達のような関係になれるのかは
わかりませんけれど、2人の将来が明るい
ものになると良いですね。

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