一迅社文庫アイリス サイトが更新されています

　８月のラインナップも何冊か紹介されて
いますが、百合的には、、、。今出ているのが
予定されている小説の全部なのかはわかりません
けれど、百合作品の率も維持していってもらいたい
かもですね。

　発行一迅社による少女向けラノベレーベル
「一迅社文庫アイリス」は7/19よりリリース
開始となります。公式サイトでは、作品に
ついての情報更新と、８月刊行予定のラインナップ
紹介が行われています。
　７月リリース分については既に前回更新の時に
あらすじなどが掲載されていました。今回は、
紹介文の隣にあるイラストが一部更新されて
いるようです。志麻友紀さん作、水上カオリさん
イラストで、ジャンルは「マジカルファンタジー」
とされている「パステルと空飛ぶキャンディ」
では、以前より少し引いた視点のイラストに
差し替えられているみたいですね。この２人
って、主人公のパステルと、ルームメイトの
エリザベスとかだったりするのでしょうか。
この密着ぶりが百合な雰囲気を表すもの
なのかどうかは気になりますね。

　例えば少年向けレーベル「一迅社文庫」でも、
萩原麻里さん作、美弥月いつかさんイラスト
による「月明のクロースター～虚飾の福音～」
辺りは女の子２人が密着していたりします。
が、あらすじを見ると、内容的にはたぶん
そこがメインというわけでもないのですよね。
イラストだけから百合度を判断するのは
なかなか難しそうです、、、。
　そうなると、ジャンル「百合」とされている
作品なら間違えずに済みそうです、、、けど
百合にもいろいろあると思いますので（前にも
少し書きましたけれど）もう少し細かく
分類してもらえるとありがたいかもですね。

　さて７月の百合作品の方もイラストが更新
されています。これまではラフ調でしたが、
今度はカラーイラストになっていますね。
　瑠璃歩月さん作、玄鉄絢さんイラストによる
「.（period）」では、銃を持った金髪の女の子と
黒髪の女の子が背中合わせに座っている
イメージです。こういうシチュエーションや
「ガンアクション」という言葉を見ると、
あの作品やあの作品を思い出してしまいますが、
そういうものとはまた違う世界が描かれていくの
でしょうね。
　このイラストではどちらがビアンカでどちらが
ニコラなのでしょうね。２人は見た目のクールさと
幼さの違いだけでなく、銃の持ち方（銃の種類も）、
床への手のつき方までいろいろな部分で違って
いるようです。（こういうのって、性格や生い立ちの
違いから来るものなのかも。）しかも今の彼女達は
敵同士、、、。お互いを認め合うなんて絶対に
できそうにないとも思われます。が、そこには
何かのドラマがあるのでしょう。
　もう１冊の、駒尾真子さん作、甘塩コメコさん
イラストによる「ワイルドブーケ 花の咲かない
この世界で」では、メイドのジョーゼットの
胸に身を寄せる王女デェリアナという絵柄。
この２人は別々の国の出身らしいので慣習の違い
などで戸惑う事が多いのではないかと思います。
デェリアナは異国にやって来た事もあって心細い
部分もありそうですし、ジョーゼットがメイド
として以上に彼女の支えになってあげられるか
みたいな所が注目点になるのかもですね。この
イラストでのデェリアナの思い詰めたような
まなざし、それとジョーゼットのときめいている
っぽい表情が何を意味するのか、物語の中で
解き明かされていくのかもしれません。

　といった感じで今のところ７月、８月分で
百合作品とはっきり言えそうなのは２冊、みたい
ですね。これからもっと充実していってもらえると
ありがたいかもです。