ペンギン娘 はぁと 第６話

　シャー・チーはやたらペンギンに対抗意識を
燃やしているようです。それはペンギンが鯨と
仲良くしているように見えるから、なのでしょう
けれど、ペンギン自身はそこの所をどう思って
いるのでしょうか。まだ自分の中の百合な感情
には目覚めていない？

　無料ネット配信中のアニメ「ペンギン娘♡はぁと」、
第６話「これがワタチーのご主人様！」です。
　鯨と恋仲になりたいシャー・チーにとって、
いつも鯨のそばにいるペンギンはこの上なく
邪魔な存在。彼女を葬り去るべくシャー・チーは
次々と策を弄する。が、どういうわけかいつも
失敗に終わってしまう。

　原作コミック第１巻の謎がまた取り上げられる
事になる、、、と思ったのですが設定が変わって
ました。ペンギンのあの髪の毛の正体は何なのか、
気にはなっているのですけれど、この場合
謎は謎のままにしておいた方が良いのかも
しれません、、、。
　代わりに活躍していたのはセバスチャンですね。
ペンギンの身辺警護役といった感じで能力をフルに
発揮していたような。あそこまでやるために、
日頃からペンギンや周囲の人達の行動に気を配って
いるのでしょうね。
　原作でもセバスチャンは、（アニメ版みたいに
趣味はややアレですが）執事としてもボディガード
としてもかなりの腕前を持っているようです。
でも原作では常に一歩引いた行動をしていて、
ペンギン達の会話に入ってくる事はほとんど
ないのですよね。この人が控えめにしている事も
あって、コミックではペンギン達女の子同士の
やり取り（というかボケ、ツッコミ？）が際立って
いるように思えます。
　また、コミックでは、ペンギンの着替えを
手伝ったり、ペンギンや鯨が温泉に入っている
その場にいて世話したりもしています。それでも
誰も変に思わないのは、この人が仕事に徹していて、
おかしな気を起こしたりせずに淡々と自分の役割を
こなしているから、とも言えそうな気がします。
　なので、今回のエピソードのようにペンギン
達に対して仕事以上に干渉するようになると、
彼女達がのびのびとネタを繰り広げづらくなって
しまうのでは、なんて余計な心配をしてしまったり
、、、。まあそういう状況があったとしても、アニメは
原作と同じハイテンションなストーリーとほんのり
百合を見せてくれるのでしょうね。

　さてセバスチャンは、ペンギンが南極財閥の
次期当主としての力を身に着ける事を望んで
いるようです（かえでもこの点では同じ思い
なのでしょうね）。それで今回は、セバスチャンも
納得するようなパワーを、ペンギンが発揮した
みたいです。けれどここで思うのですけれど、
南極財閥が求める強さとは、ああいう攻撃的な
種類のもの、なのでしょうか、、、。やはり
世界一の経済力を保ち続けるには、時に
腕力にものを言わせなければならない
事もある？
　ペンギン自身は「メイドの心」を一瞬で
踏みにじられた事に怒りを抱いたようです
けれど、普段は人に手を挙げる事はほとんど
ないですよね。鯨に思いっきり殴られて
流血しても腕力で反撃する事はないような
、、、。彼女のそういう、力だけに頼らない
所が、やがては南極財閥のあり方さえ変えて
いけるのでは、とも思えますが、実際には
どうなるでしょうね。ペンギンママとの
エピソードが描かれるとしたら、その辺りが
語られたり、とかいう事はないかな、、、。

　その他気になるのは、シャー・チーが
ペンギンに対して対抗心を燃やしている所
とか。鯨のそばにはねねだっているのです
けれど、彼女はペンギンだけを目の敵にしてる
みたいですね。原作ではねねの「おばあちゃん
キャラ」にシャー・チーがめろめろになる
エピソードがありました。なので、シャー・チー
としては、ねねに対して一目置いている、とも
言えるのかもしれませんね。
　または、ペンギンと鯨の間にラブな感情が
生まれそうなのを敏感に感じ取っている、
とも考えられそうでしょうか。ペンギン
本人は、アニメではまだそういう気持ちに
まではなっていないみたいですけれど、
そこに気づき始めた時にペンギンが何を
感じるのか、といった辺りが気になります。
オリジナルでそんな物語が描かれたり
すると、百合的には面白そうかもですね。

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