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2008年5月22日 (木)

電脳コイル 第22話

 「天沢さんと友達になりたい、、、」、
ヤサコはずっとそう願ってきたようです。
そういう気持ちは誰もが持つありふれたもの
なのでしょうけれど、イサコはなかなか
応えてくれません。それでもヤサコが
あきらめないのは、彼女の中に、イサコに
対する何かの思いがあるからなのかも、、、。

 現在NHK教育TVで再放送中のアニメ
電脳コイル」第22話、「最後のコイル
です。
 新型のサッチーに追われていたイサコ
とともに、ヤサコは自宅へ逃げ込んだ。傷を
負ったイサコの手当をしようとした時、
彼女の泣きはらした顔にヤサコは気づく。

 ヤサコは、名前の通り優しい子らしい
ですね。私は第7話「出動!! コイル探偵局
辺りから見始めたのですけど、その頃から
何となくそういうイメージがあります。
同級生達を支配し、人の言う事には耳も貸さず
威圧的な振る舞いをするイサコに向かって、
「イサコと仲良くなりたい」みたいに言ったり、
「イサコって呼ぶな!」と言われれば素直に
「天沢さん」と呼び方を変えたり、、、。
自分から怒ったりとか、呆れて離れていったり
なんて事は全然しないようです。

 でもヤサコのこういう接し方は、他の人に
対してもあるみたいで。例えばハラケンにも
優しさのようなものを見せている感じがします。
第17話「最後の夏休み」の図書館の場面
では、かなりいい雰囲気になって、ハラケンも
カンナの事はあきらめるみたいな事を言って
いました。なのに第18話「異界への扉」では
ヤサコとの約束を破ってカンナの所へ、、、。
ここまでされたらヤサコも怒ったっていい
のでは、と思ったりもするのですが、彼女は
一つもハラケンをとがめたりしないで、
それどころか危険を冒してまで助けようと
するのですよね。そして第20話「カンナと
ヤサコ
」でハラケンに告白を、、、。
 あのエピソードで、ヤサコとカンナは
直接対決(?)をしてます。あの時カンナの
声はヤサコにしか聞こえていなかった
ようですけど、もしそうなら、ヤサコが
自分の都合のいいようにメッセージを
変える事もできちゃうかな、なんて考えたり
しました。が、まあやはりヤサコはそういう
嘘をつくような女の子じゃないのでしょうね。
ハラケンに告白したのも、カンナはもう
この世にいないのだから生きてる自分の方が
絶対勝てると思った、、、わけではないの
でしょう。
 今はハラケンがまだ復帰していないので
何とも言えませんけれど、ヤサコとカンナと
ハラケンの関係については、その内結果が
出てくるのでしょう。

 さて今回のイサコとヤサコの関係です、、、。
前回イサコは少しずつ罠にはめられていった
感じですね。デマを流され学校で邪魔者
扱いされるぐらいだったら、イサコは特に
ダメージを受けたりはしないと思われます。
でも兄の事となると、、、。
 イサコにとっては、ある時から兄が
総てになっていた、とも言えそうです。
兄を助けるためならどんな汚い事にも
手を染め、自分自身の体を作り替える事
だって進んでできた。そんな彼女の前から
突然何事もなかったように兄の存在が
取り除かれて、、、。たった一つだけ
信じていたものを失ったイサコは、急に
弱くなってしまったようです。
 そしてついには涙まで、、、。彼女の
泣き方はとても幼い感じがします。
たぶん兄を救おうと思った時からずっと
涙を我慢していたために、小さい子供の
ような泣き方しかできなくなってしまった
のかもですね。(この辺りは、イサコ役の
桑島法子さんの演出がうまいかも、、、。)
 そんな彼女を見たヤサコは、イサコを
笑ったりはしませんでした。きちんと傷の
手当てをしてあげて、相談に乗ってあげよう
として。また自分の気持ちも打ち明けて
います。、、、初めて出会った時の事、
悔しかったけれどずっとイサコの事が
気になっていて。「友達になりたい」と
言うヤサコの言葉はとても真剣だった
ようです。
 ヤサコの本気を聞いたイサコは、、、。
これまで誰の言葉も聞き入れず自分の
目的のためだけに行動してきた彼女も、
さすがにヤサコの思いには気づいた
みたいですね。電脳ペットの事で強く
言いすぎたのを、「あ、いや、違うんだ」
と訂正するというのは、今までの彼女の
行動にはなかった事なのではないかな
と思います。
 ていうかいったん自分の情けない姿を
さらしたなら、後は相手にでれでれと
甘えるのがこういうキャラの王道、、、
とも思ったのですが彼女の場合そうでは
なかったみたいです。何となくヤサコの
手伝いをしたりはしていましたが、ヤサコの
昔の記憶について聞いたとたん急に
復活して、しまいには「いいから私の
言う通りに動け!」とか「私が守ってやる」
なんて言い方まで、、、。イサコが今までの
ような高飛車な態度でこのせりふを
言っているのか、それともヤサコを
救いたい気持ちがうまく言葉に表せない
のかはわかりません。けれどヤサコには
ちょっとショックだったみたいです。
彼女達の間のわだかまりが消えて絆を
深めていく事がうまくできるのか、
この後が気になります。

 ところで、ヤサコの本音みたいなものが
見られる場面が、今回ではないのですけれど
少しあったように思います。
 一つは第7話辺りで、ヤサコが自分の
部屋で寝ようとしている場面。ハラケンの
事を思い出して、「これってやっぱり
『運命の出会い』?」とはしゃいだすぐ後に、
「、、、そんなわけないよね」と冷静に
なったりしてました。
 もう一つは前回だったと思うのですが、
同じように自分の部屋で、イサコの事を
思い出した彼女が、「力になってあげたい」
みたいにつぶやいていました。
 自分の部屋で物思いにふけっていれば、
つい本当の気持ちが出てきてしまいそう
ですよね。だとすると、やはりヤサコは、
イサコ寄り、、、? と、考えてしまうのは
ひいき目すぎるでしょうか、、、。

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