アオイシロ －花影抄－ 番外編２

　「アカイイト」と「アオイシロ」の秘密の
接点がまた一つ、、、。これまでにもあちこちで
つながれていた細い「糸」が引かれると、大きな
図式が浮かんできそうですね。

　発行JIVE、月刊コミックラッシュで連載中の
「アオイシロ－花影抄－」、番外編の第２弾です。
ページ数は１０ページとちょっと少なめですね。
　現在の沖縄県で鬼を狩る役目を負う琉球守天党。
その一員である汀は、行楽シーズンで旅行者の
増え始めるこの時期にも鬼を切る仕事をしていた。
相手は目玉を好む小鬼、キジムン、、、のはず
だった。

　鬼切り頭の葛はもちろんなのでしょうけど、
烏月も同業者の間ではかなり名前が知れ渡って
いるのですね。汀と烏月はたぶん同年代だったと
思いますので、目の前でその腕前を見せつけ
られると汀としては余計に気になる存在になるの
かも。ライバル心という意味も含めて、彼女の
頭の中では烏月の存在は大きいのでしょう。
これでもし、本編でこの後２人が合流する事に
なったら、お互いどういう感想を持つでしょうね。
もしかしたら烏月はキジムンの一件を忘れよう
としているかもしれませんが、汀はそうはいかない、
と思っているのでは。
　守天党の鬼切り役は、汀達のような「ヒラ」の
方が役付きみたいなものと言ってました。この
言葉は、汀達に自覚と責任感を持たせるのと一緒に、
自信も与えていたような気がします。だから
今回のエピソードの後で、汀はかなり鍛練を積んだ
のでは、とも思えます。本編ではそういう部分も
見せていってもらえると良いかもですね。
そして烏月も一目置くようになる、とか。

　ところで汀って、確か前にカヤと手合わせとかも
した事があるんですよね（本編での回想シーンに
そういう絵があったように思います）。この人は、
意外と他の人との接点が多い？　たくさんの剣の
使い手達と交流する中で、彼女は同い年の梢子達
よりも大人びた感じになっていったのでしょうか。
あのさばけた雰囲気とか。そこに百合なエピソード
でもあれば良さそうですけど、少なくともコミック
の方には見えてこない、かな、、、？

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