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2008年2月15日 (金)

京四郎と永遠の空 「逢瀬」

 この作品ではいろいろな人達の愛が描かれて
いますが、特にこの2人の間にある恋愛感情は、
作品の枠を軽く超えているようにも思えますね。
たとえどんな世界に落とされても、2人の絆は
変わらないのではないでしょうか。

 アニメ「京四郎と永遠の空」は、DVD
映像特典として5分ほどの新作アニメが
各巻に収録されています。その内第2巻
入っている「逢瀬」は百合テイスト、、、という
事で(かなり今更なのですが、、、)見る機会が
ありましたので、レビューしてみたいと
思います。

 ストーリーは、、、より強力な剣となる
ために、ミカによって再調整を受ける事と
なったかおん。その日を目前に控えて、
彼女はアトリエへ赴き、ひみことの逢瀬を
重ねるのだった。

 白く美しい彫像と、キャンバスと、絵の具の
香りに満ちたアトリエは、かおんとひみこが
2人きりになれる空間みたいですね。ここに
来れば、誰にも邪魔される事なく、2人は
好きなだけ近づけるようです。
 でもその平穏は、ミカから与えられている
もの、、、。ミカの一声があれば簡単にこの
世界は消え去ってしまいます。2人にはいつも
その不安があり、どんなに楽しい話題について
話していても、最後には厳しい現実と向き
合わなければならないようです。
 キスをする事さえ、「絶対天使」と「人間」
との間では、エターナルマナの補給という
機械的な行為の意味にしかならない。キスを
ねだったりお預けにしたりするのは恋人同士
らしい振る舞いと言えそうですが、その直後に
2人がしていたのはやはり「マナの補給」
でした、、、。
 それでも彼女達は、悲しんだりあきらめたりは
しないようです。2人の間にある強い絆が、
くじけない力を2人に与えているのでしょう。
またそれほどまでに自分達が結ばれている事に、
2人はちゃんと気づいているみたいですね。

 彼女達の登場する元作品「神無月の巫女」では、
この絆や互いに惹かれ合うものに、2人
千歌音と姫子)はなかなか気づけなかったの
ですよね、、、。彼女達が自分の「本当」に
気づいて向き合う事ができたのは、クライマックスの
エピソードの最後の数分、それこそこの「逢瀬」の
収録時間よりも短い程だったのではないでしょうか。
それを考えると、今作で第1話からずっと一緒に
いてお互いの気持ちを分かり合っている
かおんとひみこは、とても恵まれているのかも
しれませんね。今作の最終話が終わった後にも、
2人が穏やかに愛を紡いでくれていると良いなと
思います。

 今回のエピソードでは、本編や前作を連想
させるような演出がちりばめられていたような
気がします。例えば、去ろうとするかおんの
手をつかんで引き留めるひみこ。これは本編の
中で、記憶を失いベッドに横たわっていた
かおんが、憶えていないはずのひみこの
手を引いて口づけを交わす場面と対になって
いるように思えます。
 また、再調整を受けるかおんに、ひみこが
言う、「例え何回引き裂かれたって、、、」
に続くのは、前作で千歌音と姫子が声を重ねて
いたせりふと同じですね。この言葉を簡単に
使われてしまうのはちょっと寂しいというか
もったいない気もしますが、かおん、ひみこと
千歌音、姫子、この2組の深い関わりを
表しているのかもしれません。

 この2人が出てくる作品をまた見てみたい
ですね、、、。

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