BLUE DROP~舞い降りた天使~ #2
仲良くなれそう、と思ったサチの直感は、
たぶん間違ってはいないのでしょうね。
でも何が起きてもその気持ちを貫けるか
どうかは、実際にそんな場面を経験しないと
わからないのかも、、、。
アニメ「BLUE DROP~天使達の戯曲~」、
セルDVDの封入特典となっているコミック
「BLUE DROP~舞い降りた天使~」#2
です。
サチは、施設の同じ部屋でアイと一緒に
寝起きする事になった。一風変わった行動を
するアイだったが、サチは彼女とうまく
やっていけそうだと、何となく感じる。
サチの周りは一見平和そうに見えますけど、
実際には異星人との戦争が何年にもわたって
続いているのですよね。彼女にとって異星人
とは、理解不能な攻撃方法で地球人に戦争を
仕掛け、自分の両親の命を奪い、地球を
侵略しようとしている存在、といった感じ
でしょうか。あまり激しい憎しみみたいな
ものは(今のところ)見せていませんけれど、
自分の人生を大きく変えてしまった、あまり
関わりたくない奴ら、みたいな意識はあるの
ではないでしょうか。
萩乃やツバエルを知っている人間なら、
異星人の中にも戦いを嫌う者、地球を愛する
者がいる事には何の疑いも持たないでしょう。
でもそんな人は、海鳳学園という学校に
在籍していた中のほんの何人かだけで、他の
すべての地球人にとっては、異星人とは
得体の知れない恐ろしい存在なのでしょう。
さてアイは、時々何かをひどく怖がって
いるようです。記憶がないという彼女の過去に、
とても嫌な経験があったのかもしれませんね。
それが何なのか、はっきりしてくるのは次回
以降、なのでしょうか。そう言えば#1では、
サチのモノローグで、アイの感じている恐ろしい
事が自分の身にも降りかかってくるとは、
みたいな言葉がありました。彼女達が一緒に
いる事で、危険な目に遭ったりする、という
意味、、、なのかな? その前に、2人が
一緒に居続けられるのかも大きな課題に
なるのかもですね。
今回の冒頭で、寝相が悪いためにアイの
ボディにタッチしてしまっていたサチが
つい「気持ちよくて」と言うと、アイも
「私も気持ちよかった」と返事していました。
こういう部分って、百合的なものを感じさせ
ますね。(度合いは人によりますが)柔らかい、
という特徴を共有する2人は、やはり同じ
女の子同士なのだという事を、改めて
示してくれているのではないでしょうか。
こういう演出もなかなか良さそう。
それと、今回も色の使い方がポイントに
なってますね。赤も少し使われていました
けど、やっぱり青が効いているようで。
笑わせるような場面とシリアスな場面が
際立っていたような気がします。
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