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2008年1月17日 (木)

ウエルベールの物語 第16話

 ティナがリタに隠す「秘密」とは、、、。この
2人の間柄であっても、ティナには譲れない
ものがあるようですね。リタが彼女の気持ちを
わかってあげられたとしても、それだけでは
問題は解決しないような。2人で悩みながら
道を見つけていく事になるのでしょうか。

 テレビアニメ「ウエルベールの物語 第二幕」、
第16話「秘密の章」です。
 早朝、街の武器屋が客にたたき起こされた。
銃の実弾を、1発でかまわないから用意して欲しい
というのだ。見れば手にしているのは珍しい型の
三連銃。持ち主の客は、ティナだった。

 これまで長い間願ってきた仇討ちの瞬間が、
ティナの目の前に迫ってきました。ここで何を
すべきか、彼女はこれまでに何度となく考えてきた
のでしょう。両親の命を奪った仇に、報いを与える
方法はただ一つ、、、。けれど、実際にそうしようと
すると、とたんに体が言う事を聞かなくなって
しまいます。やはりいくら盗賊だったとしても、
ティナにはやっていい事と悪い事の区別はついて
いるのでしょう。またそういう人だったからこそ、
リタと一緒に旅をし、苦難の道を乗り切ることが
できたのだとも言えそうです。
 それでも、ティナには捨てきれない思いが
あるらしく、、、。またリタの忠告もわかるし、彼女が
自分の事を本当に心配してくれているのだって
ひしひしと感じているのでしょう。自分が本当は
どうしたいのか、この時のティナはかなり苦しんで
いたのではないかと思います。
 それでつい、リタを遠ざけるような言い方を
したのかも。リタは、ティナから彼女の悩みを
相談して欲しかったようですけれど、今回は
そこまでにはなりませんでした。ティナにはまだ、
リタを自分の胸の中にある闇に招き入れて、
悩みや苦しみをさらけ出すまでの、気持ちの
準備ができていなかったのかもしれません。
 リタもそれがわかっていたのか、自分の考えを
無理強いする所まではしなかったようです。
しかも、ティナを一人で行かせようとさえしたり。
今のティナなら間違いを起こしたりしない、リタは
そう信じてあげる事にしたのでしょうね。
今回のリタは、ティナの無事を祈りながら待つ、
その役に徹していたようです。

 では他の人達はどうだったでしょうか。ジンは、
ティナの手助けをするのが正しいと、素直に考えた
みたいです。でも最終的にはリタの意見に従った
のですね。それは相手がお姫様だから、ではなく、
彼女がティナの事を一番うまく導いてくれる、と
信用したからなのではないでしょうか。現に
ジンは、リタの生き様みたいなものを自分の目で
見ているのですよね。例えば彼女が他の人達を
助けるために、自分からサンガトラスの兵士に
捕まるようにしたり、ゲルニア島からティナと
一緒にガラハドを連れて脱出してきたり、、、。
ここでジンは、「お姫様」というものに対する
イメージを変えたようなので、リタについても
信頼できる気持ちだったのでしょう。
 後はガラハド、でしょうか。この人は今の
ところ、純粋に(元)軍人として物事を考えて
いるみたいです。手が震えているティナに
言った忠告の言葉とか。考えてみれば、
ガラハドとジャミルはお互いに愛し合っていました
が、仕事上では有能な軍人としてつとめを
果たしていました。この性格はそう簡単には
変わらないのでしょう。
 と、そのガラハドがリタと会話している前半の
場面、、、。リタはティナのそぶりが気になって
いて、相談に乗ってあげたいと考えています。
ガラハドはこの2人を冷静に見ていて、2人の
身分が違いすぎる事を指摘してますね。リタは
それでも、ティナの事を気にかけていて、、、。
みたいにリタとティナが身分を超えて深い部分で
つながっている、という美しいエピソード、、、。
だったのですが、なぜか途中からガラハドが
リタに思わせぶりな発言を。この人は、狙って
こんな事を言っているのか(第15話でも
自分がフリーだとアピールしてる雰囲気があった
もので、、、)、それとも天然なのでしょうか。
リタとティナの事をそっとしておいて欲しい
気もするのですが、まあそこがドラマになる
のかもしれません。(リタが髪を切ったのは
それなりの理由と覚悟があったからですから、
彼女もあまり揺さぶられずにじっくり構えて
いられるようになると良いですね。)何しろ
次回はティナとガラハドが急接近、みたいな
エピソードらしいですし。

 リタとティナの周りには何かと障害がある
ようにも見えます。上に書いたものの他には
前にも少し書きましたけど、「親友」という
言葉とかも。これって第1部ではあまり出て
いなかったですよね。前回突然ティナが言い
出した雰囲気もあります。(彼女は自分の
両親のお墓の前で、リタの事をこの言葉で
呼んでました。だから今回リタは、多少
当てこすり気味に同じ言葉をティナに
ついて使っていたのかな?)
 でも同じ言葉を使っていても、リタとティナ
それぞれでは、意味づけが少し違って
いる可能性も考えられます。これから先の
エピソードで、2人が一緒にその言葉の
本当の意味を考える場面などあったりすると
面白いかもしれませんね。そして、親しい友達
なんて表現では伝えきれないぐらいの、お互いの
百合な間柄を確認してもらえれば。

・「ウエルベールの物語」レビューリストレビューセンター

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