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2007年12月30日 (日)

アオイシロ -花影抄- 第6話

 投げ入れられた「6つの小石」が、一つの
場所に集まろうとしています。そこに意志が
あろうとなかろうと、彼女達は出会い何かに
決着をつけなければならない定めなのでしょうね。
その行き着く先は、、、特別ルート?

 発行JIVE、月刊コミックラッシュで連載中の
アオイシロ-花影抄-」、第6話です。
 夕食後の咲森寺、百子らの提案で、部員達は
肝試しをする事になった。ショックを与えれば
記憶も戻るかもしれないと、ナミも一緒である。
メンバーは本堂へ移動し、気分を盛り上げる
ために怪談話を始めるのだが、その中で花子は、
この界隈に伝わる物語を語り出した。

 ちなみに「特別ルート」については「ほんまPの
一言コーナー
」に書かれていたのですが、
本作ではゲームにはないルートが用意されている
ようです。途中のエピソードだけでなくゲーム
とはまた違った結末があったりするのでしょうか。
それならば梢子と他のメインヒロインとの
エンディングではなく、サブキャラも絡んでくる
ようなのを見てみたい気がしますね。別メディア
なのでそういう自由度があっても良いかも、
なんて思ったりします。

 今回は卯奈咲にまつわる因縁が説かれた上に、
ナミの「声」が、、、そしてカヤの姿も見えてきて
いますね。この前は未遂みたいな感じでしたけど、
次回辺りは本格的なバトルに突入したりするの
でしょうか。見てみると梢子もいつの間にか
(ちゃっかり?)木刀を持ってきてましたし、何も
起きない、なんて事はないのではと思われます。
(そう言えばコミックラッシュの12月号
載っていたゲームの紹介記事では、梢子がカヤと
背中合わせに立って、鬼達に木刀を向けている
イラストがありました。ゲームの中ではそういう
場面が出てくるのでしょう。)
 それにしてもあの鬼達は、毎晩のようにぞろぞろ
出てきますね。あれだけ目立つ存在なのに、
それでも梢子や一部の人達にしか知られていない
というのは不思議ですが、あの時期は地元の人達が
海に近づこうとしないから今まで人目に触れる
事がなかったのかもしれません。それと、
シリーズ的に考えれば、特別な「血」のにおいに
引かれて現れている可能性も、、、。もしそうだと
したら誰の血なのかとか、もっと語られる部分は
ありそうです。
 語られる、といえば、摩多牟や鬼王など、
鬼の側の詳しい姿などもまだはっきりわかって
いないですよね。かなり強い力を持っている
みたいですが(何しろ江戸時代に死者2万人
なんていう、空恐ろしい大災害を起こしている
ほどですし)、梢子達には対抗できる力はあるの
でしょうか。ここは大昔の皇子のように、3人の
お供とともに乗り込んでいって一騎打ち、とか?
だとするとその3人って誰になるでしょうか。

 その他今回ちょっと気になったのは、汀の
怪談話の内容、だったりします。彼女は一人で
咲森寺に旅してくるぐらいですし、いろいろな
土地で奇妙な噂話を仕入れたりしていそう
ですよね。でも何だか怖がっていたのは百子だけ
だったみたいなので、実はけっこうマニア受け
するエピソードだった?
 それから、先代部長の姿が1コマだけ出て
いましたね。コミック百合姫に連載中の、
江戸屋ぽちさん作画による「-青い城の円舞曲-
第2話の方では出番が多かったので、そちらを
見ると彼女の人となりが少しわかるのでは
ないでしょうか。
 その先代部長が送ってよこした缶コーヒーって、
もしかして「甘さMAX」が名前の由来とも噂される
あのコーヒーがモデルになっているのでは、、、?
花子が「地獄のように甘い」(面白い表現ですね)と
言っています。私も飲んだことがあるのですが、
現物は確かにかなり甘いですね(でも個人的には
あまり嫌いではなかったり、、、)。もし作中の
コーヒーがこれと同じ種類のものだとしたら、
販売地域が限定されているようですし、入手は
かなり面倒なのかも。それを日頃から好んで
飲んでいた先代部長って、なかなかの趣味
なのかも。

 さて百合的には、、、肝試しのペアを決めるのに、
ナミをどうしても梢子か保美と組ませようとする
のは、この3人が特別な関係だという事を、
周りも文句なしに認めている、って意味なのでは
ないでしょうか。彼女達には、剣道部公認の
パートナーとして日頃からいちゃついて
もらいたい気がします。
 またその他の部員達についても、せっかく
肝試しをペアでやってるぐらいなので、いわゆる
「吊り橋効果」でくっついちゃう女の子達とか
出てきてくれたりすると楽しいかもです。
まあそこまで描かれる事はないのでしょうけれど。

 常咲きの椿に触れた直後のナミ、急に雰囲気が
変わったのが1ページ1コマで描かれていますが、
ここは特に深みのある絵になっている気が
します。これから読み解かれていく物語、
そして百合なテイストを、片瀬優さんのこういう
絵柄で描いていってもらえるとありがたいかもです。

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