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2007年12月 4日 (火)

BLUE DROP~天使達の戯曲~ 第9話

 2人だけになれば、他の誰も邪魔してこない。
2人でいる限りは、誰も間を取りなしてくれない。
そんな状況にいると、どちらにとっても自然に
本音が出てくるようになるのでしょう。でも
お互いが本当の気持ちにたどり着くには、まだ
越えなければならない壁があるような気がします。

 テレビアニメ「BLUE DROP~天使達の戯曲~」、
第9話「Lagenaria siceraria」です。
 青海寮の朝、なかなか起きてこないみち子を
心配したマリが部屋に入ると、彼女は資料と
原稿用紙に埋もれて寝ていた。学園祭で発表する
戯曲の脚本は進んでいるらしい。興味を持った
マリは、少しだけでいいから内容を聞かせてくれと
みち子にせがむ。

 前半は、前回に続いて★ちりゅうぞんび★さんの
イラストが出てきていましたね。、、、これは
別にコマ数を節約したわけではない、ですよね?
まあそれはともかく、ここで描かれている何か
きらきらした雰囲気は、たぶんみち子ビジョン
なんでしょうね。彼女の中ではもう配役まで
決まっているみたい。ていうかストーリーの
モデルは元々彼女達だったのでしょう。物語の
内容は、マリの過去や萩乃の秘密にとても近い
感じですけれど、みち子自身はそこまでの事実は
知らないはず。となると彼女の想像力が現実を
予期させた、という事なのかな。みち子が後で
2人の真実を知ったら、どう思うでしょうね。
 脚本が仕上がるまでは、まだ時間がかかる
ようです。が、みち子がどういう結末を考えて
くるのかは興味のある所です。(第1話の冒頭の
せりふも出てくるのではないかと。)またこの
脚本全体を見た時、マリ達がどういう風に
感じるか、どんな行動に出るか、その辺りも
見せ場になるのでしょうね。
 予感があるのは、、、オープニングアニメの
萩乃とマリの表情、とか。つらそうに微笑む
萩乃、涙を流しながら走るマリ、、、何かもう
引き離されてしまう感じがありありと、、、。
それから、オープニング曲の「BLUE」も、
2番の歌詞とか聞いていると、悲しい事が
起きてしまいそうな気がしてきてしまいます
(作詞が監督なだけに、確実性が高そう)。
彼女達の背中には、ここから先1000年の
物語がのしかかっているので、つらい定め
からは逃れるのは難しそうですね、、、。
2人の出会いが悲しみだけを生んだわけでは
ないのだと、彼女達自身だけには少なくとも
確信してもらいたいです。

 2人だけで買い出しに行くマリと萩乃。
寮の親衛隊はその事を聞かされただけで、
ヒステリックになるほどうらやましがります
が、果たして彼女達が想像(妄想?)しそうな
シチュエーションにはなったようです。
買い物をろくにしないで萩乃にじゃれつく
マリは、やはり無邪気そのもの。こんな感じの
子供っぽさは百合な感情の目覚めにはマイナス
のような気もするのですが、そのポジション
から急激に恋愛感情が高まっていく、といった
場面も見てみたいような。少なくとも今の
マリは、安心してちょっかいを出せるほど
萩乃を信頼し、何でも話せる相手だと認めて
いるのでしょう。
 この辺りの場面は、穏やかな雰囲気があります。
百合的に良かったのは、ベール(のような布きれ)
をかぶる2人。向き合う2人の花嫁、といった
感じで、、、。マリの方は幼い少女の夢みたいに、
「お嫁さんになりたい」なんて考えていたのかも
しれません。一方異星人である萩乃にとっては、
女性同士の結婚は普通なはずで、、、。本気と
無邪気が交錯する瞬間だったのでは。

 萩乃は、少しずつではありますが自分達の
星の事を話し始めます。マリには事情を
知っていてもらいたいと思ったからそうした
ようにも見えます。でもこの時の萩乃は
思い詰めたような様子でもあり、彼女が
後ろめたくなるような経験を以前にしていた
事がうかがわれます。それが何なのかは
だんだん明らかになってくるのでしょうけれど、
マリがどんな反応を示すのかはその時に
なってみなければわからないですね。
 萩乃の胸の奥にある闇、それはすべて
5年前の事件につながっているようです。
その時の記憶は今回も少しだけ描かれて
いましたが、全体はまだわかっていない
感じです。この後の話数で、悲惨な事件の
むごい現場が描かれるのかはわかりません。
けれど、少なくとも萩乃の判断とその結果は
明らかにされるのでしょう。
 萩乃は、どうしてマリ救出を優先させた
のでしょうか。この頃から既に、萩乃は
地球人に親しみを感じ始めていたから?
(あるいは単純に(純粋に)マリに一目惚れ
した、のかも、、、。)ブルーの危機を
さしおいてもやらなければならない事がそこに
あったのでしょうか。またこの時オノミルの
命の危険がクローズアップされてきますが、
ここで萩乃が彼女を犠牲にしたとは考えたく
ないですね。何か理由があったのでは
ないかと。でもアザナエルにはそんな
理屈が通用するはずもなく、、、。今また
苦しい事件が起きそうな予感です。

 ところでこの場面、5年前なので
マリは12歳であるわけですが、萩乃の
方は今と同じ姿ですね。アルメは年の
取り方が違う?
 実は第8話を見ていて、ツバエルが地球人
の愚かさに溜め息をつく場面から、アルメは
地球人に比べて早熟なのかなとか想像してた
んです。なので、5年前のブルーは萩乃が
12歳の姿で指揮していた、なんていう
設定を勝手に想像していたのですが、どうも
違ったようです、、、。
 もう一つ、戯曲のテーマとして描かれて
いるのがジャンヌ・ダルクなのは、、、
「少女の戦い」や、「自由を求める姿勢」
などを表しているのでしょうか。これは
みち子の密かな願望なのかもしれませんし、
マリと萩乃が醸し出していた雰囲気なの
かもしれませんね。

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品質評価 35 / 萌え評価 14 / 燃え評価 11 / ギャグ評価 3 / シリアス評価 31 / お色気評価 55 / 総合評価 25レビュー数 54 件 学園祭での資材購入の為に、隣町まで出かけたマリと萩乃。雨宿りに立ち寄った廃屋の中で、マリは萩乃の過去の一端を知る。一方、同じその記憶が、アザナエルの憎しみの炎を再び燃え上がらせる。激しく、深く。... [続きを読む]

受信: 2007年12月10日 (月) 01時52分

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