BLUE DROP~天使達の戯曲~ 第6話
「若竹さん」と「マリちゃん」、、、裕子は
マリに対して違う呼び方をしています。その時々で、
マリへの思いが変化しているのでしょうね。
最後にはどういう気持ちを抱くようになるの
でしょうか。
だけどあの髪型は、、、?
テレビアニメ「BLUE DROP~天使達の戯曲~」、
第6話「Campanula」です。
平均成績の低下を嘆く舞山主任の号令により、
期末考査で赤点を取った者は夏休み中の外出禁止
という厳しい罰則が設定された。不満の声を
上げる生徒達の中、しかしマリだけはなぜか
余裕の表情。万年学年トップの萩乃に対してさえ
挑戦的な態度を見せる。
マリが、何か急に萩乃に反発するような
素振りを見せてますね。萩乃が「絆」に理解を
示そうとしないのが気に入らない? あるいは
学年トップな彼女の足元にも及ばなかったのが
面白くなかった、とか。萩乃が青海寮の寮生達に、
勉強の事でもてはやされているのが気にくわない
のもあるのでしょうね。その奥にある気持ちは
、、、自分がちやほやされたかった、というわけ
ではなく、皆の相手ばかりして自分を振り向いて
くれない萩乃が恋しかった、なんて理由だと
百合的には発展しそうですけど、今回の流れから
だとちょっと違うのでしょうか。
そうこうしている間にマリの思いは、、、別の
女性へ? 何だかいきなりな感じですが、これって
彼女にとっては自然な気持ちの動きだったのでしょうか。
マリは大人のお姉さんの魅力に弱い、みたいな。
記憶喪失の状態で保護されてから、マリは祖母と
2人で暮らしていた、という事らしいです。とはいえ
その間、他の人達と全く接触がなかったのではなく、
家庭教師もついていたみたいですね。家庭教師なら
年は上でしょうから、そうするとマリは年上の
人達とのつきあいには多少慣れているのかも
しれません。また集団生活をしてこなかった彼女は、
その「つきあい」への距離感が他の人達とは違って
いるとも考えられます。1対1で勉強を教えてもらう
のが普通だった彼女にとって、相手はいつでも
自分の事を見ていて、何でもすぐに対応してくれる、
そういう存在だと認識していたのでしょう。
マリは裕子に追試の勉強を見てもらいます、
1対1で。すると裕子は、誰もいない理科室で、
いつもと違う表情を見せます。「若竹さん」ではなく
「マリちゃん」と名前を呼び、マリの髪に触れてくれて、
「かわいい」と言ってくれる(髪型はあからさまに
微妙でしたけど、、、)。それまで同級生達の
中でもがいていたマリにとっては、この上ない
安らぎだったのでしょう。
だからなのか、マリは素直に頬を染め、裕子と
一緒にいる時間を少しでも長引かせようとします。
小学生のようなたどたどしい言葉で2人の約束を
、、、。
女教師と女生徒2人きりの準備室、ビーカーに
注がれた紅茶、2人だけの「お祝い」。この辺りの
演出は学園百合ものっぽくて良いですね。ここから
後も、浴衣、乱れた髪(裕子の場合なぜか胸が
強調されてましたけど)、息を切らせて追いかける、
など、さらに色っぽくなってますね。(こういうのが、
公式サイトに書いてある「心憎いまで繊細」な演出、
というものなのかな。)
ついには、、、という感じですが、この先は
どうなっていくのでしょうね。マリの気持ちは
もう決まってしまった? 萩乃は、みち子は
どうするの、など気になる事が多いです。
でもこの作品の舞台は学園の中だけではない
のですよね。アルメ達の戦いの行方なども、マリの
運命にこれからもっと関わってくるでしょうし。
そういったものも含めて物語の展開を楽しみたい
所です。
今回ビジュアル的には、戦闘の場面が印象的
でしたね。他のイベントの場面と重ねる辺りは
なかなか見応えがあります。こんな背景の中で
結ばれる2人、というのも見たみたいですね。
でもその2人って誰と誰、、、。
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