BLUE DROP~天使達の戯曲~ 第4話
小さい頃から、自分だけの物語を紡いできた
みち子。その中では、お姫様は守られるだけの
存在ではなく、ともに戦う道を選ぼうとしています。
そんな彼女の目には、マリと萩乃の姿はどう映るの
でしょうか。、、、百合妄想(じゃない?)。
テレビアニメ「BLUE DROP~天使達の戯曲~」、
第4話「Dahliapinnat」です。
萩乃は上官に招喚され戦艦ブルーとともに
1番艦へと赴く。事情を知らないマリは、
空になった隣のベッドを見つめるたびに、複雑な
思いに駆られるのだった。
見始めた時、間違えて第3話を頭出ししちゃった
のかと思ったのですが、そういうわけではなかった
ようで、、、。所々微妙にコマ数が節約されてる
感じもしますけれど、できるだけ品質を保って
もらえたら良いですね。
朱音の料理の腕前は既に披露されてますし、
そうなるとみち子が書いている小説の中身が
紹介される事があるのかどうかが気になって
きます。内容によっては、みち子がこの作品の
語り手になる、というオプションも出てくる
かもしれません。まあでもそんな風にまでは
描かれないような感じもしますね。
マリは、自分自身はみち子の小説にそれほど
興味がないみたいですが、「皆に見てもらえば」
なんて軽く言っています。5年以上前の記憶を
持っていなくて、また5年前から今まで学校に
通わず共同生活も送っていなかったマリにしては
割と社交的な考え方のような気がします。、、、
でももしかしたら彼女は、他人の思惑が入らない
環境で育ってきた分、ストレートに物事を
考える事ができているのかもしれませんね。
みち子の本心をナチュラルに見抜いたのかも。
みち子は、一人で好きなように書きためてきた
文章を他の人に見られて、笑われでもしたら
どうしようという不安があって、他の女生徒達
には小説の事を隠していたのではないでしょうか。
けれど文章を書くきっかけになったのは、忙しい
親にかまってもらえなかった事が大きいようです。
なのでみち子は、本当は小説を通じて他の
人達とも関わりを持ちたい、と思っているのかな
という気がします。
それで、彼女が関わりを持つ最初の人は、マリ
らしいですね。これまで誰に対しても隠してきたのに、
みち子はマリにだけ、自分が小説を書いている
事を打ち明けています。編入してきたばかりでも
自分に親しくしてくれる(普通だったら編入生の
マリの方が心細くなるポジションなのかもですけど)
マリに、みち子は何かを感じているのでは。
それが愛情なのかというと、、、ちょっと違う
気もしたり。今回最後の場面でマリを見つけたみち子の
表情は、あまり恋愛的な雰囲気を出していなかった
ような気がするんですよね。そういうわけで、
マリや萩乃への関わり方は友達として、になって
しまうのかな、なんて。
マリと萩乃の関係は、今回進展があったみたい
ですね。2人が会わなかった時間が思いを募らせた
のか、それとも再会した瞬間が劇的だったためか
、、、。まあいずれにしても彼女達は、これで
もう少し相手を素直な目で見ることができるの
でしょう。でもそれぞれの胸に宿る気持ちが
何なのか、気づくのはまだ先のストーリー?
それにしても萩乃、あんなにぴったりした
スーツの下にセーラー服って、、、無理なのでは?
(、、、いえ、もしかしたらこんな事ができて
しまうのがアルメのテクノロジーなのかも。)
あの場面の彼女はやたら颯爽としていて「漢」
って感じですね。これは艦長の風格というもの
なのでしょうか。あそこで彼女に対してマリが
何かツッコミを入れるかと思ったのですが、
彼女の方も気が高ぶっていてそれどころでは
なかったようです。
マリを落ち着かせるためなのか、萩乃は
彼女に向き合います。そしてふれあいが、、、。
前回まではこんな風にする事ができずに
悩んでいた2人ですが、今は大丈夫みたい
ですね。これまでの扱いとはずいぶん変わって
しまった気がします。どういう理由でこうなった
かは説明されない、のかな? まあ理屈は別に
かまわないのですけれど、2人の心境の変化が
都合で引っ張り回されすぎないようになって
もらいたいかもです。
この先はどうなっていくのでしょうね。普通の
高校生だったらだんだん感情を深めていって、
やがては、なんてつきあい方もあるのでしょう。
けれど2人ともそれぞれ普通とは違うものを
持っています。マリもとうとうアルメの本隊に
目をつけられてしまったようですし、萩乃
にしても危ない橋を渡ろうとしている感じですし。
彼女達は、アルメからもフォリメからも迫害
され追いつめられるようになってしまったり
するのでしょうか、、、?
そこを占うような構図が、ブルーや青海寮の
中に既に存在している気がします。お互いを
意識し始めたマリと萩乃を、周りはどう
見るのか、、、。ツバエルには女性同士の
関係が普通ですけれど、さすがに異星人と地球人
という間柄には抵抗があるのではないで
しょうか。そしてみち子や朱音達にとっては
女の子同士である事自体が反発を生んで
しまうかも、、、。
でも朱音やひろ子の反応を見ていると、
百合を絶対受け付けない、とまではいってない
感じもあります。これは、マリ達が実際に
自分達の思いをみち子達に打ち明けてみないと
わからないのかもしれません。もし打ち明けたら
彼女達はどういう反応を示すのか、気に
なります。
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