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2007年10月15日 (月)

BLUE DROP~天使達の戯曲~ 第2話

 自分がマリにした仕打ちなどはじめから
なかったかのように振る舞う萩乃。マリは
彼女に対してますます反発していきますが、
同時に違う思いにも目覚め始めているようです。

 テレビアニメ「BLUE DROP~天使達の戯曲~
第2話「Lavandula」です。
 マリは海鳳学園へと初登校するが、萩乃と
同じクラス、しかも隣の席になってしまい
閉口する。しかしそれ以上に、マリは学校での
集団生活など初めてで、大勢の人間との
つきあい方がわからない。そんな彼女を、
萩乃は優しく取りなすのだった。

 第1話の最後の場面は、あの後どうなった
んでしょう? 少なくとも今回の話題には
出てきていないみたいですね。マリの中では夢
として片づけられてしまったとかなのかな。
彼女がみち子に言ったのは寮の部屋で萩乃に
乱暴された事なのでしょうし。でもみち子は、
マリの話す事がちょっと信じられなかった
ようです。
 学園の生徒達が見てきた萩乃はたぶん、
美しくて、きちんとした考え方を持っていて、
他の生徒達に優しい、「完璧すぎる」ほどの
人だったのでしょう。そんな女性が人の首を
絞めるなんて、あるはずがない。萩乃の親衛隊
でなくともそう考えてしまうでしょうね。
 マリは、自分以外の皆が萩乃を信用しきって
いるのが気にくわない、というよりも、自分の
話した内容を信じてもらえなかった事の方が
面白くなかったみたいです。とはいえそりゃあ
昨日今日学園にやって来た人間よりも、人望の
ある人間の方を基準にしたくなってしまう
わけで。人はそういう風に考えがちになる
場合もある、と意識しない所が、マリが集団生活に
慣れていない一つの表れなのかもしれません。
 学園でのマリは、あまり周囲になじめずに
いるようです。クラスメイトとの会話や、
みち子を呼び止めるのにも何かぎこちなさが
ありますね。こういうのを見ていると、前の日の
青海寮での振る舞いとはかなり違っている
ような気がします。、、、けど考えてみれば、
暴れたりしたのはすべて萩乃の事が引き金に
なっていましたし、何よりマリが尻込みしないで
明るく話しかけられたのは萩乃だけだったとも
言えそうです。愛するにしても憎むにしても、
マリにとっての相手は萩乃が一番なのだと、
彼女は(意識はしないにしても)感じている
のかもしれませんね。(、、、でもそうなると
みち子の立場が微妙になるかな、、、。)
 では萩乃はマリをどう思っているので
しょう。彼女はマリが自分と因縁のある
関係だと気づいたようです。マリに近づこうと
するのもそのせい? クラス委員として、または
コマンダーとして理性的に判断した結果の
行動とも言えそうですが、果たして彼女の
中にあるのはそれだけなのでしょうか。
5年前の事件への思い入れが深いからマリを
哀れに思った、なんていうのではなく、マリが
持っている純粋さ、平和に暮らしたいという
願いの強さに惹かれて、、、みたいな感じに
なると良さそうかも。
 この後マリが萩乃との結びつきを強めて
いくとして、その形はどんなものになるの
でしょう。萩乃の魅力に惚れる、というだけ
なら親衛隊と同じ位置づけでしょうし、憧れや
敬意であればみち子達一般の生徒達とあまり
変わりがないように思えます。彼女達ならではの
深い愛情を見せつけてもらいたいですね。

 ところで萩乃って幾つなんでしょうか?
5年前に既にコマンダーだったっぽいですし、
それでマリと同い年だというのはなさそうな
気が、、、。アルメは歳の取り方が違うのか、
エミルフォースを使って何かしているのか、
それとも単にさばを読んでいるのか、、、?
と心配しても、こういう設定は意外と何も
言わずに流されてしまうのかもしれません。
 設定といえば彼女達の生活している背景が
なかなか味があって良いような気がします。
100年の歴史を持つ、中高一貫教育の
名門女子校の寮ともなると落ち着いた雰囲気の
洋館などを思い浮かべてしまいますが、こちらは
和室なんですよね。でもこれはこれでいい感じです。
 学校の制服とは別に寮で着る服も決められて
いるんですね。原作の吉富昭仁さんの描く
BLUE DROPの世界だと爽やかに晴れ渡った海と
セーラー服、というイメージですが、今作
ではそれだけではない演出も入っている
という事?

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