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2007年9月 4日 (火)

なのはStrikerS 第22話

 ついにザフィーラとヴァイスが復活、、、!
このまま戦場へ突入して、少女達の戦いに
颯爽と参戦したりするのでしょうか。でも
まだ回復は十分ではないみたいですし、
活躍のために残された時間も少ないかも?

 テレビアニメ「魔法少女リリカルなのはStrikerS」、
第22話「Pain to Pain」です。
 「聖王のゆりかご」内、玉座の間。ディエチ
クアットロは船の管制と戦況の把握を行っていた。
だがディエチには、「聖王の器」にされ、すぐそばで
苦しんでいるヴィヴィオの姿がつい気になってしまう
のだった。
 一方、ルーテシアと対峙するエリオキャロは、
破壊行為をやめるよう彼女に必死の説得を試みていた。

 ルーテシアを思いとどまらせるためにキャロが
言っていた事については、前回のレビューにも
少し書きました。キャロはやはりすぐにでも
ルーテシアとうち解けられると希望を持っている
ようですが、周りは許してくれないのでは
という気もします。ルーテシアはここまでに既に
ミッドチルダや管理局に迷惑をかけてきた
みたいですから、それを償うまでは、たとえ
キャロ達の仲間になっても、彼女の母親を解放
することは難しそうです。もちろんキャロは
本当にルーテシアの手助けをしたいと思って
いるのでしょうけれど、ルーテシアは彼女の
事をよく知りませんし、彼女とその仲間が
どこまでルーテシアにつきあってくれるか、
物捜しの能力をどれだけ持っているかもわからない
んですよね。ルーテシアはキャロの目に
真剣さを感じ取っているようですが、ここで
へたに動けば自分自身の立場が危うくなりそう
ですし(本当に危うくなってしまいました、、、)
ここは考え所なのでしょう。相手の立場を
考えて説得するスキルを、キャロが身に着けて
いなかった事が、この悲劇を生んでしまった
のかもしれません。

 その他、ザフィーラヴァイスの怪我を押しての
復帰、スバルギンガの対決、シグナムリイン
苦戦、フェイトのピンチなど少しずつ事態が進んで
いるようです。そしてこの先重要になってくるのは、
ヴィヴィオを求めるなのはの心境、だったりする
でしょうか。
 というかその前に、ヴィヴィオの母親の事が
既にわかっているという設定になってますね、
いつの間に、、、。しかも今はもういないという
事になっているらしく、ちょっと都合が良すぎ
のような気も、、、。シグナムのような騎士は
古代ベルカの時代から生き残れても、聖王の器を
生み出した人間は現代に存在することはできない
ようですね、少し寂しいかもです。これって
ヴィヴィオは本当の母親(遺伝上の母親?)には
会えないと宣言しているみたいなものなんですよね
、、、でもまあなのは達が知らないだけで実は、
という可能性も、まだありそうです。
 なのはの考えでは、自分がずっとヴィヴィオの
面倒を見ていくことはできないという事のよう
ですね。そのための里親捜しも以前から続けて
いるみたいですけど、その割にはヴィヴィオが
なのはの事を「ママ」と呼ぶのをやめさせなかったり
する所が、、、。まだそんな風に親子のように
言い合えている間は良いかもしれませんけれど、
これで里親が見つかったら、悲しみはヴィヴィオの
方が強いような気がします。というのも2人が
離ればなれになる事についてヴィヴィオときちんと
話し合っていないようなので。それに、優しく
接してくれる人がいさえすればヴィヴィオが満足
するというわけでもないでしょう。なのははヴィヴィオを
「幸せにしてあげる自信がありません」とも
言っていますが、それに気づいたらすぐに、
ヴィヴィオがうまく「親(なのは)離れ」できるように
するべきだったのかな、とも思います。なのは
自身もつらいのでしょうけれど、(人を引き取る
というのは(一時的であったとしても)責任のある事
でしょうから)「自分の事ばっかり」ではなく、
ヴィヴィオがどう感じるのかを考えてあげると
良いのかもしれません。

 まあこの辺りについては演出的なものもある
のでしょうね。だとしたらこういうのはどう
でしょう。「自分に特別優しくしてくれる人」
であるなのはを「ママ」と呼ぼうとするヴィヴィオ。
その事に喜びを感じるなのはですが、これ以上
愛情を与えると里親の所へ行きたがらなくなると
考えた彼女は、自分の気持ちに反して必死に
自分を名前で呼ばせようとします。やがて
捕らえられたヴィヴィオを追って玉座の間に
やってきたなのは。意識がもうろうとしている
ヴィヴィオを見て、なのはは自分が彼女を守り
育てると決意。なのはは遠くから声を振り絞って
呼びかけます、「ママはここよ!」と。その一言が
ヴィヴィオの胸に届き、「聖王の器」ではなく
「母親を求める寂しがり屋な女の子」として彼女は
再び目覚める、とか? 、、、なんて事には、
たぶんならないのでしょうね。物語がどんな感じに
進むのか、ヴィヴィオやルーテシアへの救いも
含めて気になります。

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