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2007年9月 8日 (土)

BLUE DROP ラジオドラマ第9話

 以前に何度も話し合って、それでも
離ればなれになる道を選んだ2人。
お互いの主張が真っ向からぶつかり合う
YUIと美里は、最終的には結ばれないの
でしょうか、それとも、、、。

 秋からテレビアニメの放送が予定されている、
吉富昭仁さん作「BLUE DROP」のラジオドラマ、
fm osakaFMサウンドシネマにてネット配信中の
「天使の選択 後編」です。
 勝者が敗者に押しつける「自己犠牲」の
美徳、1000年前から変化を止めて
しまった「懐古世界」、、、。周囲にある
何もかもが、YUIには受け入れられなかった。
そしてその世界を維持する側についている
美里とも、YUIはどうしても対立してしまう。

 美里が変わることを望んでいないのか
というと、、、どうなんでしょう。愛する人が
言うのだったら、どんな変化でも受け入れて
しまいそうな感じではありますよね。
 ストーリー上では、異星人の側は別に
変化したくないと言ってるわけでもない
ように思えます。異星人達の行動基準は、
どちらかというと、地球人を保護することを
優先しているようで(とはいえこれは美里の
言い分なわけですが)。
 けれど、変化を求めるYUIは、なぜか
異星人達に抵抗しているんですよね。確かに
「懐古世界」を作り出したのは異星人ですが、
変化(この場合は異星人のテクノロジーに
合わせて変化する、という意味になりますが)
を怖れたのは彼女達ではなかったようです。
 そうなのであれば、本当の意味で変化を
起こすには、レジスタンスに加わって戦う
ことが一番とも言えなさそうな。懐古世界を
壊したとしても、皆が変わろうと思わなければ
結局は何も変化しなかったりしそうです。
YUIがそんな風に思っているかどうかは、
この話数までではまだわからないですね。
 それと、YUIとレジスタンス達がしている
事は、どちらかというと、価値観の押しつけで
犠牲になりそうな子供達の命を救う、と
言った方が似合っているように思えます。
なので、世界を変えることよりもそちらを
強調した方が周りに理解してもらいやすい
かも? まあたぶん、この後のエピソードで、
世界を変えることの意味が語られるのかも
しれませんね。

 ともかく子供達を救う活動をしている
YUI。仕事の依頼はひっきりなしみたいで、
あまりゆっくりしている間もないようです。
しかもYUIが担当するのは、全員彼女好みの
女の子だったりする? 自分の命の危険を
颯爽と救ってくれる女の子が現れたら、
誰でも気持ちが揺れ動いてしまいそう?
そうやって彼女は、いたいけな女の子達の
ハートをゲットしまくってるとか、、、。
だとしたら、彼女的には趣味と実益をかねた
仕事だったりするのでしょうね。美里も
その辺りは知っているみたいですけれど、
女の子が女の子に手を出す(?)のは
勝者、敗者みたいな考え方とはまた別の
ようで、YUIの行動にはあまり口出ししない
っぽいです。YUIにとってはありがたい事?

 さてけっこうおいしい仕事をしている
ようにも見えるYUIですが、、、次の
エピソードのタイトルは「壊れた天使」
だそうで。彼女にとって何か不都合な事が
起きたりするのでしょうか。百合的に
どうなるかも気になります。

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