Yes!プリキュア５ 第２５話

　「プリキュア合宿！」、、、って、とても
ストレートなネーミングですね、、、。というか
この合宿の名前が他の誰かに知られたら
大変な事になってしまうのでは？

　テレビアニメ「Yes!プリキュア５」、第２５話
「プリキュア合宿大作戦！」です。
　夏休み初日、のぞみがナッツハウスを訪れると、
他の４人は誰も来ていなかった。それぞれの
用事があって忙しいのだという。
　それではのぞみは暇なのかというと、そう
ではない。彼女には一つの計画があった。

　のぞみは、皆の事を考えて彼女なりに一生懸命に
計画を立てています。他の４人にはそれぞれ
やる事があって、すぐにはナッツハウスには
集まれませんでしたが、のぞみはうきうきしながら
皆を待っていたことでしょう。
　りんもうららも、かれんもこまちも、皆本当は
忙しい人なんですよね。一人一人がやりたい事を
見つけてせいいっぱい力を出しているようです。
　プリキュアになる前ののぞみには、そこまで
打ち込める「夢」がありませんでした。もし
あのままだったら、彼女は夏休みになっても、
りんにつっこみを入れられながら、ごろごろと
過ごしていたことでしょう。
　でも、今の彼女にはプリキュアがあります。
他の４人のプリキュア達と一緒に、かなえたい
夢を彼女は持っています。、、、けれど、この
最初の場面を見ると何か他の４人とは違う雰囲気を
個人的に感じてしまいます。プリキュアが、
期限付きの夢だから、なのかな？　前にも
少し書きましたが、この夢がかなってしまったら、
のぞみがどうするのかが気になります。、、、
今ののぞみには「プリキュアがある」ようですが、
見方を変えれば、「プリキュアしかない」とも
言えそうです。いつか彼女が、使命感としてだけの
プリキュアではなく、その先へ進めるように、
周りの人達には支えていってもらいたいですね。

　さて、「プリキュア合宿」です。やはり
これだけの人数なので合宿の形式になった
のでしょうね。例えばこれが２人だったりしたら、
合宿よりは小旅行、みたいになるでしょうか。
そういう親密なおつきあいみたいなものも
見てみたい所ですけれど、今シリーズでそれを
求めるのは難しいのでしょうか、、、。５人の
中では、かれんとこまち辺りでしっとりした
エピソードを見せてくれる、とか。でも何か
次回のエピソードでは、のぞみとココの接近に
続いてこまちとナッツが？　やはりアイキャッチ
の取り合わせはなかなかひっくり返せないの
でしょうか。かれんには、彼女とこまちとの
間に誰も入ってこられないぐらいにくっついて
いてもらいたいですね。
　そのこまちの今回の口ぶりからすると、彼女は
かれんの家のすごさは前から知っているみたい
です。でも別荘には行ったことがない？
かれんとこまちの家では、こまちの姉まどかを
はじめとして家族ぐるみのおつきあいがある
と思いますが、別荘にお泊まり、みたいな交流
まではなかったという事なのかな。両家の間の
距離感がちょっとありそうですね。２人が
お互いをどこまで知っていてどこから知らないか、
みたいな所をもうちょっと詳しく見たい気が
します。そしてできれば「知らない」部分を
乗り越えて相手を理解できるようになって
もらえれば、、、。
　かれんとこまち、この２人は、趣味も興味の
対象も違っているのでしょう。それでも相手の
言う事や考えをすぐにつっぱねるみたいな真似は
しません。今回で言えば、合宿に持っていく
ジュースの種類を選ぶ時に、こまちがかれんの
味方をさりげなくしていたのが、さすがの
コンビネーションという感じでした。目立たない
所でこういう小さなエピソードを重ねていって、
２人の関係を確かなものにしてもらいたい気が
します。
　ところでかれんがグレープでりんがオレンジ、
というのはやはり髪の色から来ている？　だと
するとうららは、、、カレー？　これは、、、
もしかして、別作品のCDドラマでも話題になって
いた、伝説の「黄色はカレー」だったりするの
でしょうか。

　買い物をするだけでも好みのバラバラさ加減が
まるわかりになっちゃう５人ですが、それでも
離れていったりはしないんですよね。それは
皆の輪の中心にいつものぞみがいるから、らしい
です。でも何というか残り４人がのぞみの前で
本人をべた褒めする場面は、、、ある意味リアルさが
感じられました、、、。まあこの場面では、のぞみは
皆の事をいつも一生懸命に考えているから、
周りからきちんと評価されるんだよ、という事を
言いたいのかなとも思えます。けれど友達
グループの中でこういう持ち上げ合戦みたいな
事をしているのは、ここまで描くべきものなのか
というと、、、どうなのでしょうね。彼女達には、
「学年も性格もばらばら」であってもいつも対等な
関係でいてもらいたいかもです。合宿の中で
それを再確認できるようになると良いですね。