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2007年8月19日 (日)

エル・カザド 第20話

 無邪気に「夫婦」していた彼女達。でも周囲の
思惑は2人を放っておいてはくれません。彼女達の
決意が語られるのとともに、物語は大きなうねりを
迎えていくようです。

 テレビアニメ「エル・カザド第20話
「囚われた女」です。
 エリスナディを「ウィニャイマルカ」へ導く
案内をしていたLA。しかし2人が仲むつまじく
寄り添い合う姿を見て以来、胸にわき起こる衝動を
もてあましていた。
 通りがかった町で、LAはついに行動に出る。

 牢屋に入れられても、「切れる頭」で脱出方法を
見つけ出そうとするナディ。これまでも、1人で
賞金稼ぎをしていた頃にはこういう経験とかあったかも
しれませんね。1人だったらどうにでもなる、誰かの
助けを期待することもなく、どこへなりとも逃げれば
いい。もし傷つくとしても、それは自分だけ。、、、
彼女にとってそれはとても身軽な生活だったでしょう。
それと同時に、どこかむなしい生き方だったかも
しれません。もっとも、仮にブルーアイズと契約を
せずにずっと単独で賞金稼ぎをしていたら、この
むなしさに気づくことはなかったとも考えられそう
です。
 でも今、彼女は1人ではありません。今の彼女には
エリスがいます。一緒に旅をする女の子。幾つもの
昼と夜をともに過ごし、たとえ引き離されても強く
互いを求め合う相手が。この状況で、以前の自分を
思い返したら、ナディは自分の事をどう思う
でしょうね。あの頃の方が身軽で良かった、などと
考えることは、たぶんないのではないかと思います。
2人でいられる事、その相手が他の誰でもない
エリスである事が、とても大切で、他の何にも
代え難いのだと感じているのではないでしょうか。
 だからエリスが、LAだけでなくリカルドリリオ
前で言った一言は、ナディの胸にも深く伝わった
のでは、という気がします。あの言葉は、ナディが
何者で、どういう役目を与えられていたのかといった
表面的なものなど関係なく、エリスという
女の子はナディという女の子を求めている、それを
はっきり宣言したものだったのでは。今回ナディ
からはエリスに対して直接の返事はありません
でしたが、最後の場面ではナディの心情が表れて
いた感じがします。エリスが、面と向かって
オーケーの返事をもらいたがる人なのかどうかは
わかりませんが、前回のエリスからの「夫婦」
発言も含めて、ナディがちゃんと受け止めて
受け入れるような場面を見てみたいですね。

 今回LAはさんざんな目にあったようですが、
相手の気持ちを考えない行動をしてきたことと、
エリスが何があっても最後は自分の所に来る
ものだと思い込んでいたこと(ローゼンバーグ
そんな暗示をかけていた、とか?)が、こうなって
しまった原因だったのでしょうね。でもこれまでと
これからのいろいろな経験を通じて、この人も
少しずつ変わっていくのでしょうか。それにしても
LA、どこが燃えていたんでしょう? エリスは
もしかして無意識に、LAの嫌いな部分を
燃やそうとしていたとか?
 炎で言えば、しばらく気になっているのですが、
エンディング曲「romanesque」が流れている
映像の最後の方で、はりつけにされた女性が
炎に包まれる、みたいなカットがありますよね。
あれはナディなのでしょうか。だとしたら
どうしてそういうシチュエーションに、という
のがわからなかったりします。炎の感じとかは
第11話でエリスがナターリアを守るために
使ったものと似ている気がします。とすると、
エリスがナディを助けるために同じ炎を使う
場面がある、という事? 、、、女性がはりつけ、
火あぶりとかいうと、どうも「魔女」のイメージを
思い出してしまいます。このエンディング映像
には、そういう種類の災いがナディにも
降りかかってくる、という意味が込められて
いるのでしょうか。それとももっと別の何か
かな、、、。その辺りはこの先何話かの内に
明らかになっていくのでしょうね。
 それともう一つ気になっているのは、この
作品って「美少女ガンアクション」という
分類をしているようですけど、(特に最近)
ガンアクションと呼べるような場面が少ない
ように思えます、、、。今回とかナディは
捕まっちゃって撃とうにも銃が、、、。まあ
百合的に盛り上がってもらえる方がとても
重要ですが、ナディの(ただ撃つだけでは
ない)華麗な銃さばきとか、戦いの駆け引き
みたいなものも見てみたいですね。

 冒頭、近寄ってきた警官から逃げる場面では、
ナディとエリスの息が合ってました。もう
身のこなしとかコンビネーションとかは
ばっちりみたいです。気持ちも重なりつつ
あるようで。その中で今回はナディがエリスの
「監視」役だったことが取り上げられたわけ
ですが、この事ってこの後ナディからきっちり
言葉で説明されるのでしょうか、それとももう
言いっこなしになる? 、、、今の2人は
この先どれぐらい旅が続くのかはわからない
でしょうし、長いつきあいを続けるつもりなら
こうしたちょっとした事もある程度はっきり
させておいた方が良いような気もします。
ってかナディがもう少し早めに腹をくくって
エリスに打ち明けておけば良かった?
今回のサブタイトルにある「囚われた」の
意味は、これまでの考え方にナディが
縛られていた、という事も示してるのかも
(考えすぎ?)。ナディもエリスも、周りの
偏見や、自分達自身の過去にとらわれる
ことなく、2人の自由をつかみ取って
もらいたいですね。(LAではなく)エリスが
ナディのそばで飛ばしていたシャボン玉
ように、どこへでも行ける自由を。

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品質評価 4 / 萌え評価 9 / 燃え評価 11 / ギャグ評価 4 / シリアス評価 45 / お色気評価 47 / 総合評価 21レビュー数 42 件 警官に言いがかりをつけられ、留置場に放り込まれてしまったナディ。エリスはナディを助けに警察署に乗り込もうとするが、リカルドは冷静になれとエリスを説得する。しかし、警察官の背後ではL・Aが糸を引いており…。... [続きを読む]

受信: 2007年8月20日 (月) 20時11分

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