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2007年8月 7日 (火)

GIRL FRIENDS 第6話

 季節が変わって、周りの環境も変わる。それでも
友達との仲は、いつまでも変わらない、、、。まりは
そう信じる気持ちを強く持っていたようです。
理由は、彼女達ほど仲良くなれた「友達」はこれまで
いなかったから、、、? 特にあっこへの思いは大きい
のでしょう。

 発行双葉社月刊コミック・ハイ!」で隔月連載中の、
森永みるくさん作「GIRL FRIENDS」第6話です。
(なお、今は3号連続掲載が行われていて、先月、今月、
来月と連続で載せられる予定です。)
 新学期になり、進級した4人のクラス分けがわかった。
すぎさんとたまみんは別になってしまったが、まりと
あっこは同じクラスになることができた。
 新しいクラスで、あっこは早速新しい友達を作る。
まりは、他の生徒の輪の中に簡単に入っていける
あっこをうらやましく思うのと同時に、また違った
感情を彼女に対して抱いていくのだった。

 前回からの流れで、今号は2月のイベントについての
エピソードになるのかなと予想してたのですが、、、
いきなり4月になってました。もったいない(?)と
思いつつ読んでいると、途中でちゃんと回想場面が
入ってましたね。
 まり達ならばこういうシチュエーションもありそうで
納得なのですけど、この状況であればそれなりに、
まりは何かを感じ取ったのではないかという気も
します。彼女もバレンタインデーの意味はわかって
いるでしょうし、その日にあっこ達とああいう
事をして、少しはどきどきでもしたのではないかと。
 それとまりやあっこが誰のチョコレートをゲット
したのかも気になります、、、。そういうネタを
集めても1話分ぐらいにはなりそうですよね。

 あっこ達に出会う前のまりにどういう友達が
いたのかについて以前から気になっていたのですが、
今回少し語られていました。そういう状況であれば、
あっこ達3人に対しては余計に友達としての愛着が
ありそうですね。
 まりは、新学年になってから、あっこ達への
自分の気持ちがどんなものなのか、深く考える
ようになっていったみたいです。結果として彼女は
自分なりの答えを割り出したみたい。でもそれは、
果たして正解だったのでしょうか、それとも誤り
だったのでしょうか、、、。
 この辺りの感情は微妙ですね、、、。本当に
それだけの気持ちしかなくて、普通に友達
としてやっていける人達も多いでしょうし、もっと
踏み込んだ百合な関係になる人達もいるでしょう。
問題なのは、自分の思いに正直でいられるかどうか、
なのだと思います。自分の本当の気持ちに嘘を
ついて友達のふりをしたり、または自分の胸の
中の感情に気づかなくて道を間違ってしまう、
なんて事もあったりしますので。
 まりには、まだ自分の感じているものの正体が
何なのかわかっていないようです。1年生の
2学期から本当にいろいろな事が起きすぎて、
何をどう捉えたら良いのか戸惑っているの
かも。ここは大変な悩みどころですけど、
どんなに回り道をたどったとしても、最後は
自分の気持ちに正直になれたら良いですね。
できれば百合で。
 ていうかまあ普通だと、これまでそっち
方面で何もなかった人が突然百合に目覚める
というのはあまり考えられなかったりするかも
ですが、、、。まりは、そしてあっこはどうなる
んでしょうね。実はまりは過去に百合経験が
あった、みたいな展開は、、、ないかな。
 いずれにしても物語のこの運び方は、百合的に
なかなか良さそうに思います。次が楽しみかも。

 ところでまり達の担任の「なるちゃん先生」って、
もしかして「くちびる ためいき さくらいろ」に
出てくる「阿倍なるみ」と何か関係が、、、?
髪のトーンや編み込んでる感じも含めて何となく
似ているような気がします。というのは考えすぎ
でしょうか、、、。

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