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2007年8月24日 (金)

BLUE DROP ラジオドラマ第7話

 昔、戦争に勝った異星人と、負けた地球人。
異星人は様々な価値観を地球人に、子供達に
押しつけてきます。
 愛情についても、それは同じだと言える
のでしょうか。

 秋からテレビアニメの放送が予定されている、
吉富昭仁さん作「BLUE DROP」のラジオドラマ、
fm osakaFMサウンドシネマにてネット配信中の
第7話「天使の約束 後編」です。
 ストーリーについては前編のレビューの方に
少し書いておきましたのでよろしければそちらも
見てみてください。

 「BLUE DROP」のサイトにあるラジオドラマ
キャストの順番がYUI、美里、称子となって
いたのですが、やはり称子よりはYUIと美里の
関係の方が強いようですね。ちょっと称子の
立場がなさそうですが、彼女はこれからも
YUI達に関わってくることになるのでしょうか。
でも関わるとしても、どういう気持ちを抱くのかが
ちょっとわからなかったりします。称子は
女性同士の恋愛についてはあまり深入り
したくないと考えているようですし、そうなると
メインになってストーリーを進めていくのは
難しいような。あるいはここで気持ちが
移り変わって女の子同士に目覚める、みたいな
展開も面白いかもですが、彼女の場合は
そこまではなさそうでしょうか。

 一方美里は、YUIにも称子にも好意を持って
いるようですね。しかもそれは、戦争に勝ったから
とか負けたからとかではなく、純粋に愛情を抱いて
いるように見えます。
 でもYUIは、彼女の思いを素直に受け入れる
ことができなかったようです。でもその理由は、
美里が嫌いだったから、ではないのでしょう。
2人の間には、戦いに勝った者と負けた者の意識が
壁を作っているように見えます。戦争に負けた
側に立つYUI。教師である美里に比べれば子供
でしかない彼女は、美里の生き方を許すことが
できなかったのかもしれません。
 本当の所、YUIも美里も、相手への愛情は
確かにあったのでしょう。だから2年前に、
嫌になるほど何度も話し合ったのだと思います。
けれど2人は、愛に任せて自分達の立場を超える
ことが、ついにできなかったようです。2人の
愛情は、彼女達の間にある壁を崩すことが
できなかった、、、事実はそういう事なのでしょう。

 今の美里は、称子に対して交際を申し込んで
います、称子が異星人達の都合で物のように
消費されようとしているのにもかかわらず、、、。
これは美里のわがまま、自己満足なのでしょうか。
消えていく地球人の女の子に向けて、せめてもの
哀れみをかけようとしているだけ、とか。
 もし本当にそれだけなら、無理矢理にでも
抱きしめて自分の思いを果たせば良いでしょう。
けれど美里はそういう事は一切していません。
称子に丁寧に交際を申し込み、相手が尻込み
するようなら追いつめるほどの事はせず、
きちんと返事を待っているみたいです。これは
かなり誠実な対応と言えるような気がします。
YUIと美里との間に昔こういうやり取りがあった
のかはわかりませんが、YUIに美里の思いが
伝わらなかったのだとしたら、それぞれが
大事だと思っていたものが違った、という事
なのかもしれません。それが、異星人と地球人
との根本的な違い、分かり合えない部分を
表しているのかもですね。

 さてこの後は、「天使の選択」、「壊れた天使」
と、YUIを主人公にしたストーリーが続くようです。
彼女達それぞれの思いが満たされる日は来る
のでしょうか。

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