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2007年7月11日 (水)

魔法少女リリカルなのはStrikerS 第14話

 冒頭、中盤、後半と、なのはとフェイトと
ヴィヴィオがふれあいまくってましたね。
でもヴィヴィオの面倒をちゃんと見るなら、
どちらかが育児休暇(?)でも取るぐらい
でないといけない?

 テレビアニメ「魔法少女リリカルなのはStrikerS」、
第14話「Mothers & children」です。
 聖王教会の予言を信用しない地上部隊は、
はやての率いる機動6課へ強行な査察を行うなど
時空管理局本局との溝を広げていく。はやて達は
予言の内容とも相まって、危機感を募らせていた。
 そんな折、保護されたヴィヴィオの身の上を
心配するなのはフェイトは、ある決意を固める。

 ルーテシアから始まって次々と登場した相手の勢力、
それだけではなく、時空管理局の内部にも怪しい影が
見え隠れしているようです。1種類の敵に向かって
どんどん突き進んでいけばいい、みたいな単純さは
この作品にはあまりないのかも。でもその分、
複雑になった設定を説明するのに苦労している
ような気がします。こういう物語の背景を、言葉を
使うよりは登場人物1人1人の行動から意識させる
ような構成になっていると良いなとも思うのですけど、
そんな風にするのはやはり難しいのかな、仕方ない
所なのでしょうか。

 とまあ本題の物語の動きはいろいろありますが、
別な意味の見所でもある、なのは、フェイト、
ヴィヴィオ3人のふれあいが、何かことあるごとに
描かれてましたね。
 2人の母親に1人の娘、こういう家族の形態も
百合的にはありなのではないかと。、、、女の子同士が
愛し合って結ばれても、自分達の娘を授かるのは
難しかったりするので、こういう場面を見ると、
良かったねと祝福してあげたくなったりしてしまい
ます。、、、って別になのはとフェイトは娘が欲しくて
ヴィヴィオを引き取ったわけではないんでした、、、。
 そういうわけで、この「家族ごっこ」の位置づけも、
当人達がちゃんと意識していないともしかしたら
後でおかしな事になってしまうかも、という
気がしています。なのは、フェイト、ヴィヴィオ、
それぞれがこの家族関係の中で欲しかったものが
少しずつ食い違っていて、後で悲しい結末を
迎えたり、なんて事がないようにしてもらいたいです。
 娘になったヴィヴィオは、最初それを聞かされた
時、戸惑ったような顔をしていました。その後急に
泣き崩れて、、、。あれは、やっと落ち着ける場所が
見つかって、これまでの不安が一気にあふれ出した、
とも考えられるでしょう。でももうちょっと違う
見方ができそうにも思います。なのはを優しい人だと
認めたとしても、やはり自分の「ママ」はどこか
別にいるのでしょうから、その人をなのはで置き換える
ことにはけっこう抵抗があったのかな、と。例えば、
朝ご飯を食べに行こうとしてフェイトとヴィヴィオが
歩いていたのを、なのはが後ろから呼び止める場面が
あります。あの時のヴィヴィオの反応は、一瞬
呆気にとられたように立ちすくんで、その後なのはの
方へ走り出していました。あの「間」が、ヴィヴィオの
持っているなのはへの距離感なのかなという気も
したり。
 まあ今回について言えばヴィヴィオはなのはと
フェイトが母親になってくれると聞かされたばかりで、
その意味を実感するのはもう少し後になるのでしょう。
なのはやフェイトにしても、小さい女の子の面倒を見る
経験はある程度あったかもしれませんけれど、今度は
母親として彼女につきあっていくことの重大さと
責任を少しずつ経験していくのではないでしょうか。
もちろん重さばかりではなく喜びや愛情もたくさん
与え合えるようになるのでしょうね。ヴィヴィオには
本当の保護者がいる、という事を忘れないように
しながら、でも円満で明るい家庭(?)を築いていって
もらいたいです。
 、、、でもそうなると、なのはとフェイト2人だけの
甘い世界が描かれることは少なくなる? いえ、
ミッドチルダも夜は長いでしょうから、子供を
寝かしつけた後に大人の時間(?)は始まるのかも
しれません。

 その他、今回はちょっと2人とは離れていた
はやてが、ティアナを連れて行動してますね。
ティアナのキャリアアップにつなげようという
考えみたいです。
 ティアナの方は緊張してしまったのか会う人達
ひとりひとりにきびきびとした応対を。でもある時
はやての事について言葉をかけられます。
「部隊長と前線隊員というだけではなく、女の子同士
として接してあげて」と。
 これまではやてについては、つらい過去を背負い
ながらもいつも周りの人達を気遣ってくれる、
頼りがいのある優しい上司、みたいにティアナは
思っていたのかもしれませんね。でも自分とは
違う見方もあるのだという事を教えられて、彼女は
目が覚めるような思いになったのではないでしょうか。
はやては、歳は少し上だけれど、自分と同じ女の子
なんだと。
 ティアナはさっそくはやてを食事に誘っていた
ようです。はやて達を女の子として意識するように
なったティアナが、これから隊長陣に次々とアピール&
アタックしていくのかはわかりませんけれど、
そういう交流というのも面白いかもしれませんね。

 次回は、スバルの母親の死に関わる謎が
明らかに、、、? タイトルは今回のに近い
「Sisters & daughters」だそうですが、今度は
「ナンバーズ」絡みの百合模様、なのでしょうか。

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品質評価 14 / 萌え評価 31 / 燃え評価 4 / ギャグ評価 10 / シリアス評価 26 / お色気評価 30 / 総合評価 19レビュー数 162 件 なのはとフェイトの部屋で静かに過ごすヴィヴィオ。 フォワード陣も来るべき戦いに備え、各自のデバイスのセカンドモードに順調になじんでゆく。 はやてはティアナを伴い、事件捜査の進捗報告と今後の相談のためにクロノの艦・クラウディアへと向かう。 現場検証へ向かいフェイトは、現在の管理世界で使用が禁止されている質量... [続きを読む]

受信: 2007年7月17日 (火) 18時06分

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