コミック百合姫S Vol.1 前半
まだ前半を読んだぐらいなのですけど、
ここまでの所ではやはり少しポップでライトな(?)
雰囲気を感じますね。そういうカラー、という事?
6/18に発売になった、一迅社発行の「コミック
百合姫S」のVol.1を早速見てみました。とはいえ
まだ全部見たわけではないので(もったいなくて
すぐに全部読み進められなかったり、、、)、一部
ご紹介してみたいと思います。
・百合テイストゲーム紹介
1作品2ページずつカラーページを使って、近頃
話題の百合テイストゲームが紹介されています。
-ソルフェージュ
-アオイシロ
-Simoun 異薔薇戦争~封印のリ・マージョン~
シムーンは表紙にタイトルが書かれていなかったので
掲載されないのかなとも思っていたのですがちゃんと
ありました。
アオイシロやシムーンについては、ネット上などでは
あまり見かけていないイベントイラストがあって
参考になりそうです。
(・作品名(作者名(敬称略)))
・マイナスりてらしー(宮下美紀)
クラスメイトの女生徒の家へ給食費の催促に来た
委員長の友加。しかしそこは銀座のど真ん中に
広大な敷地を持つ松平康光(やすみ)の屋敷だった。
百合的な愛情表現はあまりない感じですね。これから
なのかなと思ったら最後のページには「おわり」の
文字が。次号予告にも載っていないようなのでこれだけ
なのでしょうか?
美晴が自分の事を気づいていて康光のそばにいる
のかどうかが気になります。
・死神(デス)っ娘リリィ(高橋てつや)
友達のれんげを殺せば死神学校の課題を終わらせ
られるリリィ。果たして彼女の企ては成功するのか?
上の作品のカラーページの後に4コマ漫画が1本
載っています。相手の命をつけねらう、というのは
それだけ相手に対して深い感情を持つ、という事にも
つながるでしょうし、そこに百合な気持ちが炸裂する
こともあるのではと思います。そういう思いを根底に
持ったドタバタギャグみたいな感じに発展しそうです
けれど、、、これは連載になるのでしょうか?
・HONEY CRUSH(椿あす)
雨宮みつは、隣の高校の女生徒、美桜まどかに
恋してしまった女の子。女の子同士の恋愛に引け目を
感じて告白もできない内に、彼女は交通事故にあって
幽霊になってしまう。
最後から2ページ目の展開は百合的には一番避けたい
パターンなわけですが、、、何もひねらずに直球で
来ましたね(しかも何の予感もなく突然に)。これは
愛情を向ける先を変えるための演出なのでしょうけれど、
さて新しい恋はどんな形で生まれるのでしょうか。
最後のページには「おわり」の文字がありますが、
次号予告には載っているので連載となるのでしょう。
・フォーチュン・リング(柏原麻実)
腕に巻いていつも身に着け、ひもが自然に切れたら
恋が成就するというフォーチュン・リング。水泳部の
部活に明け暮れるマキは今ひとつぴんとこなかったの
だが、ある日友達にリングを押しつけられる。
見つめるだけでせいいっぱいだったマキ。彼女の
周りには幾つかヒントが示されていたようですが、
これまでは相手の気持ちを推し量るまでの余裕はなかった
のでしょうね。でもその迷いを乗り越えれば必ず
何かが、、、。2人を応援したくなります。
柏原麻実さんは「百合天国~Girls Heaven~」の
Vol.1、2にも別名義で作品を掲載されてますね。
・ポエムに恋して(あらきかなお)
「孤独なポエマー」上島まゆは、いつも奇妙な
行動と詩作をしていて周囲の生徒達から浮いた存在。
しかし、ある日出会った3年生の佐野あげはだけは、
彼女の言う事を笑わずに聞いてくれた。
まゆが初対面の人にも奇妙な事を言ってしまうのは、
自分を受け入れてくれる人かどうかすぐに知りたいから
なのでしょうね。少しずつお互いを知り合って、みたいな
プロセスは飛び越えて、ダイレクトに気持ちと気持ちを
つなぎたいと思っているのかも。彼女のやり方をまっすぐ
受け止めてくれるあげはという存在を、大事にしていって
もらいたいです。
・SUIKA(吉富昭仁)
スイカを丸ごと食べきったら願いが叶う、という
ルールを作って実践するさっちゃん。りんちゃんは
彼女の無謀さに呆れながらも、やめさせようとは
しないのであった。
自分の思いを口にしたりんちゃんに、せいいっぱいの
誠意で「友達として」接しようとするさっちゃんと、
その優しさに気づいてしまうりんちゃん。2人とも
切ないですね。それだけに、1年後に再会した瞬間の
さっちゃんの表情をもっと詳しく見たい気がしました。
それと、たぶん1年間メールのやり取りをしている間に
何か心境の変化があったはずなんですよね。そういう
のもちょっと見てみたかったかも?
・南波と海鈴(南方純)
学校の敷地内に怪しげな占い館が。でも興味を
抑えられない海鈴はつい中へ入ってしまう。彼女を
待っていた占い師は、どう見てもりなだったが、
占い師は相談もそこそこに相性占いを始める。
百合姫に連載中の作品が本誌登場、ですね。
前からちょっと気になっていたのですけど、りなって
やっぱり海鈴の事が気になっているのでしょうか。
南波との仲をおもしろがって邪魔しているようにも
見えますが、言葉の端々で海鈴への愛情をはっきり
口に出しているようにも見えたり。けれど海鈴は
それを意識する段階までいっていない?
・interface(玄鉄絢)
誰もいない教室で突然出会った女の子。彼女に
もらった七宝焼きのペンダントはとても綺麗で、
どうしてそれを自分にくれるのかがわからなかった。
その娘を捜して、北本先生に話を聞くことにする。
主人公の名前が出てこない作品というのも、何か
味わいがあって良いですね。冒頭の主人公との会話、
恵奈がどんな気持ちであの場に臨んだのか、など
いろいろと考えさせられてしまいます。自分の存在を
知らせることが相手をどんな気持ちにさせるか、なんて
事は恵奈はあまり考えていなかったのでしょうね、というか
考える余裕さえないほど追いつめられていたのかも。
、、、という感じで前半を見てみました。百合度的に
あまり高くない感じだった「マイナスりてらしー」や
「HONEY CRUSH」が巻頭の方に持ってきてあるのは、
百合初心者(?)でも取り組みやすいように、という
狙いだったりするのでしょうか。これで百合ファンが
安定的に増えてくれると、百合作品も発展していく
のかもしれませんけれど、ライトなものばかりに
ならないようにお願いしたい所です。
それと、百合姫Sにはコミック以外の作品、記事が
まだ少ないようですね。今号はゲーム紹介ぐらい?
百合姫にはイラストストーリーや「いちじん新聞」
などのようなものがありますが、そういうのがこの後
用意されるようになったりする? 少なくとも
読者コーナーは次号辺りから作られたりするので
しょうね。
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