エル・カザド 第１２話

　知らないふりを装って、自分の気が向かない
事をパスしてきた（と思われる）エリス。
宗旨替えをして(?)自分の大事なものを
見知らぬ男に与えようとしたのは、すべて
ナディのため？

　テレビアニメ「エル・カザド」第１２話、
「撃つ男」です。
　謎の敵の襲撃を受け逃走するナディとエリス。
容赦ない攻撃を避けながらブルーアイズと連絡を
取るために飛び込んだ車は、被害妄想に
駆られた武器マニア、オルテガの武装バン
だった。

　襲ってくる敵から逃げて飛び込んだ先に
武器弾薬がどっさり、というのはちょっと
都合が良すぎる気もしますね、、、。でも
派手な(?)銃撃戦を見せるためには必要な
事なのかも？　敵との撃ち合いはちょっと
単調だったような感じもありますが、エリス
の道案内に振り回され、最後に発揮された
エリスの力も不発気味だった、という演出は
少し面白かったかもです。
　それと、アミーゴタコスは出倒してますね。
ついにブルーアイズもユニフォームに袖を
通すことに、、、。それより驚いたのは
その後の彼女の服装だったりします。OP
アニメで、荷物を抱えているブルーアイズの
次に謎の女性が出ていたのですが、実は
本人だったのですね。第２クールはこの
衣装でいくのでしょうか（というか第４話でも
このメイクだったらローゼンバーグにばれる
可能性を低くできたのでは、と思ってしまい
ます）。

　、、、ナディとエリスに話題を戻します。
前回から続いて、ナディと話す時のエリスが
やけににこにこしちゃってる気がしますね。
やっぱり彼女にとって誰かと仲良しになる事、
特に言えばナディと仲良しになるのはとても
意味がある事のようです。これからももっと
仲良しなエピソードを見せてもらいたい所です。
　今回の中ではエリスはオルテガにも微笑み
かけてますが、あれはナディのリクエストに
応えた、という事なのでしょうね。最近は、
多少難のありそうな要求でも、ナディに
言われたらけっこうすんなり聞くようになって
きている気がしますが、そうしているのには
やはり心境の変化があったという事なの
でしょうか。
　でも、相手の言う事を何でも聞くのは、
愛情の表現としてはある意味楽な方かも
と言えそうです。確かにそうしたくなる
気持ちもわかるのですが、ここは２人で
思っている事を言葉で話し合いながら、
最良の方法を一緒に探していく、そういう
やり方で愛情を育てていってもらいたい
ですね。途中には難関も待ち受けている
でしょうけれど、乗り越えた時に強まる絆
というのもあるのではないでしょうか。
　今回難関は、、、あるとすればオルテガの
要求？　ナディは軽く言っていましたが、
それに対するエリスの答えは、「ナディが
そう言うなら」、、、（別作品に出てくる
メイド服の絶対天使？　というのは
置いといて）。ナディに対して従順すぎる
気もしてきてしまいます、、、。が、裏を
返せば「ナディがそう言わないなら自分は
する気がない」という意味なのですよね。
ナディがらみ以外では、彼女の意志は
はっきりしているようです。
　それで結局あの場面では、エリスの身の
危険を感じたナディが手を下した格好に
なっていますが、ナディ自身は、この時
エリスに対してどういう気持ちになって
いたのでしょうね。ここでナディの表情が
描かれていなかったのは、想像をかきたて
られるのではないでしょうか。