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2007年4月 5日 (木)

エル・カザド 第1話

 ナディの腕は確かなようですけど、だとしたら
既に賞金を稼ぎまくっていてもいいような気が
しますね。でもそうではないという所に、何か
深い理由があったりするのかな。

 放送が始まったテレビアニメ「エル・カザド」の
第1話「逃げる女」を見てみました。
 賞金をかけられ追われる身のエリス。その前に
現れた女賞金稼ぎのナディも彼女を狙う1人だった
が、いつの間にか2人で連れ立って逃げることに
なってしまっていた。

 この番組のサイトなどでナディの姿を見た時は、
この人って、もしかして運び屋稼業の女ガンマンの
ようなキャラなのかなと思っていました。でも実際は
違ったようです。割と年相応の女の子という感じですね。
(髪型は宮国巫女1人に似ているかも。)
でもたぶんこれまでにたくさんのつらい経験を
積んできたのでしょうね。今回の彼女は、単に
賞金首を取ろうとしているわけではなく、誰かと
つながっているようにも見えます。それが誰
なのかはこれからわかってくるのでしょうけれど、
こういうしがらみも、もしかしたら彼女の過去と
関係があるのかもしれませんね。
 ナディの銃さばきの鋭さからすると、彼女は
これまで、命を張った撃ち合いの中で厳しい
現実に直面しながら生き抜いてきたのでしょう。
一瞬たりとも目測を誤ることなく銃を撃ってきた
のではないでしょうか。

 そんな彼女にとっては、エリスの持っている
らしい不思議な力は、これまで磨いてきた彼女の
勘を狂わせる元になってしまいそうな気がします。
ナディが渡り歩いてきた現実では起きたことがない
現象でしょうから、場合によっては困惑して銃の
扱いに支障をきたしてしまうのでは、なんて
思ったりもします、、、。後でそういう場面は
出てきたりするのかな、、、?

 そのエリスは、天然キャラなのかと思ったら、
とぼけた表情で実はけっこうなやり手なんじゃ
ないかという気がします。ナディが目の前に
現れて、「エリス」の名前を出したとたん、
しれっとした顔でしらばっくれて、自分の写真を
出されてさえ知らんぷりを通そうとしたり。ポーカー
フェイスは伊達じゃないのかもしれません。
 彼女は、自分が何者なのかについてはあまり
きちんと把握していないみたいですが、今のところ
迷ったりせずに行動を起こしているようですね。
今この瞬間、自分が何をすべきか、という事は
直感的にわかってるようです。彼女をそういう
行動に駆り立てる原動力がどこかにあるのでしょう。

 さて、この後はどうなるのでしょうね。、、、特に
百合的に。2人のふれあいはまだ少ないですけど、
お互いの胸の奥にあるもの、過去や痛みを
分かち合うようになった時、相手に対する感じ方も
変わってくるのかもしれません。
 毎回のサブタイトルが「~する女」みたいな
形式になっているのも興味深い所ですけれど、、、
女の子同士の何か、とかもたくさん描いて
もらいたいです。

 「3部作」と言われている前2作「ノワール」、
MADLAX」とは、2人の少女の旅、ガン・アクション
辺りが共通になりそうですが(それと久川綾さんが
声の出演をされていることも!)、今作ではどういう
仕掛けを見せてくれるのでしょうか。
 音楽は、梶浦由記さんが担当されてますね。
ED曲は同じくFictionJunction YUUKA、それから
OP曲はsavage geniusだそうです(ビクター
エンタテインメントにあるそれぞれのページで
一部試聴ができるようです)。梶浦さんはOP曲の
編曲も担当されているみたいですね。
 「ノワール」のALI PROJECT新居昭乃さんの
ような曲想の広がりはもしかしたら少ないのかも
しれませんが、梶浦さん的な「聞かせる」音楽が
楽しめるのでは。

 ちなみに、作品名の「エル・カザド」は、
スペイン語で「ハンター」とか「狩りをする人」、
という意味らしいです。タイトル・ロゴの下には
「EL CAZADOR DE LA BRUJA」とあって、これは
「魔女を狩る者」という意味になるみたいです。
第1話の中にも「魔女」の言葉が出てますし、
これがキーワードになりそうですね。

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