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2007年2月14日 (水)

京四郎と永遠の空 第6話

 カズヤの事を「愚か者」と言ったソウジロウ。
彼はたるろってのわがままと破壊を止めず、愚か
としか見えない振る舞いをしています。
 カズヤを「残酷」と表現したミカ。彼女はかおんを
自分の剣として磨くため、残酷な仕打ちを繰り返します。
 このエピソードでは、ミカの思いがどこへ向け
られているのかが少し見えてきます。

 テレビアニメ「京四郎と永遠の空」、第6話
ゆめはて十字路」です。
 は、ひみことの口づけで真実を知らされる。
彼女もまた絶対天使だったのだ。
 受け入れがたい事実に気が遠くなった空は、ふと
目覚める。彼女は、破壊されたはずの教室に自分が
いて、怪我を負っていたこずえが元気な姿で目の前に
いるのに気づいた。

 京四郎やせつなと出会うまでは、自分を空っぽな
人間だと思っていた空。でも2人と一緒に行動する
ようになって、空虚ではない「何か」が自分の中に
流れ込んでくるのを感じるようになりました。
 前に別の記事でも書きましたけれど、彼女は自分の
それまでのうつろな生活が嫌で、何をされてもかまわ
ないから京四郎達について行こうと決心したのかなと
思っていました。だとすればたとえ自分が人間で
なかったとしても、少なくとも空虚ではないから
それで良いと考えるのでは、と思いました。
 が、実際はそうでもなかったようです。自分が
絶対天使であると知らされた後の彼女の取り乱し方
といったら、、、。彼女が言っていた「空っぽな私」
というのは、ボーイフレンドがいない私、という
意味だった、、、?
 空が泣き叫ぶのを見ているせつなは、不思議な気分
だったのかもしれません。絶対天使って、そんなに
なりたくないものなのかな、と。京四郎の剣となって、
京四郎の言う事なら何でも受け入れて、時にはマナを
補給するために唇を重ねて、、、。それがいいとか
悪いとか考えることもなく、ただマナに満たされて
京四郎とともに行動していたせつな。空の様子を見た
彼女はこの後どういう気持ちになるのでしょう。
まあ空の考えに賛成しないのであれば、別に影響を
受けることはなさそうです。でもそれでは物語に
ならない(?)でしょうし、何かあるのでしょうね。
それにしても空、自分の身に起きた事でせいいっぱい
だったとはいえ、せつなの前でその言い方は、、、。

 さて主人公達はそんな感じでしたが、、、今回は
ミカ達にも動きがあります。
 剣、ムラクモ、月の螺旋。かおんはずっと自分の
絶対天使として仕えてきたのに、ミカはさらに彼女を
忠誠で縛り上げ、きつく抱き寄せようとします。
ミカをそんな行動に走らせるのは、ひみこの存在。
かおんの意志を奪って人形のように仕立て上げても
なお、ひみこの影がちらついてくるミカには、気持ちの
休まることはないようです。
 彼女も最初は、純粋にかおんの魅力に惹かれていた
のかもしれません。でもかおんを見る時、視界には
必ずひみこもいました。かおんにエターナル・マナを
供給できるただ一人の人間(らしい)ひみこ。
かおんを動かし続けるにはどうしてもひみこの存在が
必要でしたが、ただそこにいるだけではなく、2人の
キスまでも、認めなければならなかったのでしょう。
 (表面上は)恋人同士の行為ではなく、単なる
マナの補給でしかないはずだった。しかしかおんと
ひみこの行為のあまりの美しさに目を奪われ、また
かおんの相手が自分ではないということを、ミカは
深く悔やんだのかもしれません。
 強大な力を手にして、全アカデミアを支配する、、、。
そんな野望さえ、ミカにとっては後付けの理由でしか
なかったのでしょう。学園の支配者として振る舞う
陰では、何とかしてかおんを振り向かせたい、
かおんと思いを通じ合いたいと思っていたの
でしょう。
 けれどどれだけ手を尽くしても、かおんは応えて
くれません。そうしている内に、ミカの思いは
だんだんと形を変えていきます。
 今回のエピソードの中で、一人になったミカが
口走っていた言葉。それは「愛している」といった
素直な感情の表現ではなく、自分自身の持つ強い
意志の現れだったようです。もう相手の気持ちなど
くみ取ることもなく、ひたすらに自分の思いを
遂げようとするミカ。そこに一筋でも出口は
あるのでしょうか。また彼女に対してかおんは、
ひみこはどう向き合うのでしょうか。

 ちょっと気になっているのは、ひみこはミカの
「愛人」の一人なんですよね。ひみこはミカを
愛しているのでしょうか、それともかおんにマナを
補給させるために名義だけ(?)愛人になっている
とか? その辺りを知りたい気もしますが、
物語の長さの都合上、説明されないかも
しれませんね、、、。
 それと、絶対天使に詳しいらしい白衣の眼鏡っ娘、
エンディングのクレジットを見ると、「博士愛人」
って書いてあるみたいですね。面白いネーミング
かも。

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受信: 2007年2月15日 (木) 11時33分

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